真空管式オーディオ発信器です。 昭和45年ころ使われていました。
整流管を入れて5球式です。
6AV6で発信、アウトプットは6AR5で高出力の発信出力が取り出せます。
発振周波数はエアバリによる可変式で完全アナログ式なので、デジタル式に比べて
正確な周波数は出ませんが、非常に扱いやすいです。
947.5Hz、9.88Vを出力させた波形です。ここまでの高出力でも歪みません。
外観は年代の割に綺麗です。
一通り使いましたが、真空管式とあってやはり重く大きいこと。
周波数特性はアバウトで±1~0.5dBほど周波数によって偏差があります。
純粋のオーディオジェネレーターですが、ファンクションジェネレーター並みに歪率が良くない。確か0.1~0.2%位です。
昭和40年代のテープレコーダー調整用などでは使えますが、管球式アンプでは厳しそうです。昭和40年代当時はスタンダードな低周波発信器でした。