友人から頼まれてSONYカセットデッキTC-RX715の修理をしました。

上蓋ケースを外したところです。

不良内容は動作しないとの事で、お決まりのベルト類の不具合とみています。

 

 

 

RX-715のメカ部です。メカ部分の取り外しのためDRコネクター類を抜いて行きます。

 

メカを外しました。前面パネルは外さないで行けました。

 

 

RX-715のメカ部です。オートリバースなので回転ヘッドの機構が見えて、ヘッドが回転しても動作に影響のない細めで柔らかいヘッドリードが使われています。

 

フライホイルのベルトを外しました。

テレテレに溶けて切れています。

溶けたベルトです。ベタついて簡単に切れます。40年は経過しているようです。

 

 

 

フライホイールをクリーニングして、キャプスタン注油の為フライホイールを抜きます。

 

エジェクト機構が見えます。摺動部にグリスを塗っておきたい所ですが、そのままとします。

 

 

プーリーベルトが切れていたのでボンドで繋げて見ました。

ダメもとです。

一見ボンドが付いたようです。一昼夜放置しました。

 

カウンタープーリーベルトが切れています。これは持ち合わせがないので

輪ゴムで代用しました。半年か1年は持つと思います。

 

肝心なフライホイールベルトは秋葉原の千石電商で入手できました。

切れたベルトの現物を持って行って確認しましたが、長さ広さ厚さがぴったりの物を探すのは大変です。

ボンドで付けたベルトは回してみたら2~3秒で切れてしまったので、これも千石電商で買いました。

輪ゴムで代用したベルトは、同じ寸法の物がなかったので輪ゴムのままです。

回れば良いレベルなので何とかなるでしょう。

一応メカを組みつけて元に戻しました。

動作は問題ありません。