1869年
第一回近代オリンピック
フランスの教育学者・クーベルタン男爵が提唱してアテネで開催されました。
競技種目は
陸上、水泳、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニスの
8種 43種目
参加国14
この時優勝者には銀メダル、2位には銅メダル、3位には賞状が授与されました。
えっ 金メダルがないの?!
はい、当時はそこまで予算がありませんでした。
それが2020年
(実際は2021年)
第32回東京オリンピックになると
競技種目は
33種 339種目
参加国205
コロナの影響で大会の開催が危ぶまれましたが
翌年、なんとか無事に開催されました
この大会で、私が一番驚いたのが
スケボーです
この時の東京大会で初めて正式種目になりました
それでなんと日本には金3銀1銅1
しかも当時13歳の少女、西谷椛が金!
このオリンピックのスケボー競技を見た後で
スケボーのことをブログに書きました。
もう3年も前になるんですね
そして今年2024年には
第33回パリ五輪
競技種目は
32競技 329種目
参加国は207(予定)
7月16日から8月11日まで
開催されるのは
17日間
古代オリンピック
紀元前776年から後393年まで1169年間開催されました
ギリシャの最高神ゼウスに捧げる行事です
これほど長い歴史を誇る競技会が終焉したのは
後392年にローマ皇帝テオドシウスがキリスト教を
ローマの国教と定めたため、
その結果キリスト教以外の宗教行事が禁止されたのです。
しかも
競技日程、初期は
1日だけでした
え〜っ、たった1日だけ?!
はい、競技種目は『短距離競走』の一種だけだったからです。
この時の距離は1スタディオンです。
1スタディオンはだいたい180メートルから190メートルくらいで
歩幅の600倍にあたります。
スタディオンと言う距離単位は、観客席を備えた運動競技場
という意味での現代のスタジアムの語源になりました。
この距離を英雄ヘラクレスは一息で駆け抜けた
と言われています。
近代オリンピックは4年ごとに開催国が変わりますが
古代オリンピックはいつもギリシャのオリンピュアで行われます。
そして女性は出場はもちろんのこと観戦さえも許されませんでした。
会場で発見された女性は罰として険しい山から突き落とされました。
え〜っ ひど〜い!
平和の祭典オリンピック
近代大会の主眼である世界平和を尊重する精神も、
4年ごとの開催という慣例も古代オリンピックにならったものです。
オリンピックと平和の結合は古代以来の伝統なのです。
古代オリンピックの期間中には
たとえ戦争中でも一時的に停戦すると言う取り決めが守られ
休戦期間は初めは1ヶ月でしたが、やがて遠方から
大会に足を運ぶ観客(巡礼者)のために3ヶ月に延長されました。
しかも会開催中は訴訟も死刑も行われませんでした。
この平和の祭典を機に
世界が平和になりますように!
今日のお料理
タケノコの煮物
筍の季節になりました
菜の花を添えて
文、料理;しらさぎさちこ
イラスト;しらさぎさやか
写真;しらさぎ二郎