おはようございます
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
護摩焚きは
儀式として、
密教の中にあり、
本来は、
天部に属する
火天という神様を呼ぶものです
(天部の神は、
大黒天、弁財天、吉祥天、
摩利支天、毘沙門天・・・などです)
火天は、
火の神様なので
大切にすることで、
災いが起こらないとされ、
火災の多かった
平安末期から鎌倉期に
大変大切にされていました
風神と火天を
一緒に祀ると、
火災が起きるため
相性が悪いものとされ、
一緒に祀らないようにするしきたりも、
この頃生まれたのです。
火天は、
火の神様なので、
火は明るさをもたらすということで
電気がなく、
家の中が暗かった昔は、
家を建てるときなどに、
太陽の光が入って来るようにと
天井の裏に、
火天様のお札を張っていました。
(水回りの神様の水神様のお札は、
台所の下に張られていました)
それで、
密教では護摩を焚いて
火天を呼び寄せ、
他の神様と一緒にさせて、
その神様の力を強めるために
用いたために、
それぞれの神様と一緒になって、
護摩があるのです
不動明王と火天が一体になった
不動護摩は
よく知られていますし、
護摩供養をするお寺の本尊のほとんどが、
不動明王です。
さらに、
修験道の修行をする行者の守り神も
不動明王です。
それは、
実は、
空海が由来なのです
日本に初めて、
不動明王を招いたのは
弘法大師空海です。
遣唐使としての
修行を終え、
帰国にあたって、
不動明王にかかわる経典の数々や
さらには、
不動明王を本尊とする
護摩焚きの子細を記した
テキストの数々を持ち帰ったのです。
いわば、
不動明王の理論と実践を
まるごと輸入したのです
それで、
東寺の講堂には、
日本初の
不動明王像が祀られました。
真言密教では、
不動明王を
宇宙最高の仏である
大日如来の化身とみなしていますが、
空海は、
個人的な信仰対象としても、
他の仏菩薩にもまして、
不動明王をあつく崇めていたそうです
参考記事
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