こんばんは～
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
この記事は、
過去記事の上書きなのですが、
元の記事を書く前に、
ちょっとした不思議現象がありました
自宅の仏壇を拝みながら、
ロウソクの炎をボサーッと眺めていたら
バサッという音がして、
仏壇の近くに立てかけていた
お寺用の御朱印帳が、
ひとりでに床に落ちたのですよね
拾おうと思ったら、
鎌倉の東慶寺から拝受した
御朱印のページで広がっていて、
「そういえば・・・・」
と、思ったのです。
以前に江ノ島と鎌倉に行ったとき、
江ノ島神社と円応寺に参拝したのですが
その時、縁切寺で有名な東慶寺にも行ったのですが、
東慶寺のことを全く記事にしていませんでした
（実は私は参拝したのに記事にしていない
神社やお寺が幾つもあります）
それで、
御朱印帳が東慶寺のページで広がって落ちたのも、
意味があることなのかも・・・・
と思いましたので、
東慶寺のことを記事に致します
東慶寺は、縁切寺とか駆込（かけこみ）寺で知られる禅寺で、
北鎌倉駅から徒歩５分位です
東慶寺の開山は、北条時宗夫人の覚山尼です。
１２８５年（弘安８年）、夫の死後に出家し、
封建時代は、妻からの離婚は許されず、
不幸な結婚生活に苦しむ女性が多かったのですが、
こうした女性を救済するために
息子貞時の許可を得て
妻が尼寺に駆け込んで、
三年間修業をすれば離婚が成立するという
制度を設けたそうです
この制度を「縁切寺法」といい
江戸時代までは、尼寺であれば、どこでも縁切寺法が適用できたのですが、
やがて、東慶寺と上州満徳寺に限られるようになりました
東慶寺が縁切寺の存続を許されたのは、
２０世住職天秀尼（てんしゅうに）が、
豊臣秀頼の娘で、
徳川家康の孫、千姫の養女であったことから、
特別のはからいがあったといわれています
天秀尼に限らず、
東慶寺は、後醍醐天皇の皇女用堂尼（ようどうに）など、
歴代の格式の高い女性が住職として入っており
尼寺五山の一つとして、
寺格も高かったのです
しかし、明治６年に、
女性からの離婚が法的に認められるようになると
男僧が中興し、
東慶寺は、尼寺ではなくなりました
私が、東慶寺を訪れた目的は、
鑑定をしていると、人間関係に悩む方から、
本当によく、
「どこかに、良い縁切りスポットはないですか」
と、聞かれるので、
東慶寺に「縁切り波動」があるのかを検証しょうと
思ったからなのですが
私自身は、
人間の潜在意識のしくみを考えると、
神社やお寺で、強引に縁切りを願うのは良くない
と
確信しています
「○○さんと縁が切れますように
」と願うと、
意識的にか、無意識的にか分かりませんが、
「○○さんが自分の目の前から消えて欲しい」と
思うようになって、
死ねば良いとか
病気になって倒れろとか
事故にでも遭えとか、
念じるようになる可能性があるからです。
「○○さん、死ね」と
無意識的に心の中で数多く唱えるようになると、
潜在意識は自分と他人の人称の区別が付かないので、
「死ね」の言葉が潜在意識に溢れて、
自分に呪いをかけたことになってしまうからです
それなので、どうしても縁切りをしたいと願う方には,
氏神様などで、
「自分に新しい良縁が来ることを願った方が良い」
と、アドバイスしています。
新しい人間関係が出来ることで、
苦手な○○さんに、意識が向かなくなることを
願った方が良いと伝えているのです
それでも、
「縁切り波動」が強烈に出ている場所というものもあり、
十数年位前の
お岩さんの生家の田宮神社（新宿区四谷）には、
凄い「縁切り波動」がありました
（最近は、全くありません）
それでは、東慶寺に「縁切り波動」は、
あるのかと
山門をくぐり、
境内を歩いてみたのですが・・・・、
「縁切り波動」は、全くありませんでした
むしろ、
ここには、
離婚をしたり、
愛する者や好きな人と、
別れたくないのに別れることになってしまい、
心が傷ついた人を
癒してくれる「気」が満ち満ちていました
これは仏様の
「慈愛の気」だと感じます
それと、
開山の覚山尼や
歴代の住職の
結婚生活に疲れて、
ここで修行していた女性達を見守る
暖かい情念が、今もここに残っていて
それが境内に充満している「癒しの気」になっていると感じました
東慶寺は、
「別れ」を願って、訪れるには不向きで
「別れ」によって、傷ついた心を慰めて
新しいご縁に向かわせてくれる
むしろ縁結びの「波動」のある場所だと
私は、強く感受したのでした。
参考記事
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました
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