死の起源神・イザナミは本当は死んでいない? | 白川葵の開運秘伝 神社仏閣超不思議紀行

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教派神道の神職の資格を持つ占い師のブログです。
出雲大社の系列の巫女を経て、大学の神道学科へ。
算命学・気学・西洋占星術・タロットを習得し、占い館や催事出演で延べ2万人の方を鑑定。
テレビに地上波で50回以上出演。雑誌へも執筆・掲載多数。

こんばんは~星空

 

出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。

教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です絵馬 キラキラ

 

本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。

初めての方も、よろしくお願い致します。

 

 

「古事記」では、

イザナギと共に、

日本の国土や多くの神々を生み出したイザナミは、

地上で初めて死を迎えた存在となっています。

 

火の神・カグツチを生んだときにメラメラ

イザナミは大火傷をして、

死んでしまったのですチーン

 

地上を創った神であるイザナミが、

なぜ死の起源神として、

扱われているのか?えー?

なのですが、

 

古代は

幼児の死亡率が高く赤ちゃん

寿命も短かったので、

生きること自体が不思議なことでした。

 

それで、

古代人にとって、

「死」は身近なもので、

生と死は循環し、

誕生と死は等しいものとされていたので赤ちゃん

創造神イザナミに、

死後の穢れを組み合わせたのでは?キョロキョロ

と考えられるのです。

 

ではなぜ、

イザナギとイザナミの

イザナミだけが死後の神になったのか?うーんキョロキョロ

女性の出産が、

生と死のどちらにも、

密接な関係を持っていたからです。

 

古代の人々にとって、

出産とは赤ちゃん

母子共に命を落とす可能性がある、

危険なもので、

イザナミ自身、

出産で命を落としています。

 

「古事記」には、

「イザナミの亡骸は、

出雲国と伯耆(ほうき)の国の境の

比婆山(ひばやま)に葬った」とありますお願い

 

 

しかし、

日本の「正規の」歴史書とされる

「日本書紀」の本文では、

イザナミは死んでいないのですえー

 

「日本書紀」の本文では、

日本国土を生み終えたイザナギとイザナミは、

「私たちは、大八島洲(おおやしまのくに=日本)と日本

山川草木を生み終えた。

どうして、天下の主(あるじ)となるべき者を

生まずにいられようか」

と、相談し、

 

まず、

オオヒルメノムチ(=アマテラスのこと)を生みます晴れ キラキラ

その姿が余りに立派だったので、

天下を治めさせることにし、

続いてツクヨミを生みお月様

これも天上に送ります。

 

次に、

ヒルコを生むのですが、

不具の子だったので船に乗せて流してしまい波

その次に生まれたスサノオも、

泣いてばかりいたのでえーん

根(ね)の国に追放してしまいます。

 

「日本書紀」本文の

神生みは、これで終わりで、

石の神や

海の神や

風の神などが次々と生まれて来る

「古事記」と比べると、

非常に、あっさりしていますニヤリ

 

そして、

「日本書記」では、

イザナミは死なず、

黄泉の国に行くこともないのですもやもや

 

その一方で、

「日本書記」には、

イザナギの死のことは、

明確に記されていて、

幽宮(かくれみや=陵墓)を

淡路国に造られたとあり、

 

イザナギの幽宮の上に建てられたと

されるのが、

伊弉諾(いざなぎ)神宮(兵庫県淡路市多賀)です神社

 

 

それにしても、

「古事記」と「日本書紀」の違いを

どう考えるか?キョロキョロ

なのですが、

 

「古事記」と「日本書紀」では、

イザナギ、イザナミの記され方も違い、

 

「古事記」では、

未熟な夫婦が、

試練を乗り越えて、

国生み・神生みをしていくような話になっていますが

 

「日本書記」では、

最初から、

権威ある神として登場しているのです真顔

 

「国生み」も、

イザナギ、イザナミは、

「古事記」では、

天つ神に命令されて行っていますが、

「日本書紀」では、

自分達の意志で、国を生んでおり、

神を生み始めるときも

「天下を治める神を生み出す」との

明確な意図があります真顔

 

「日本書記」のアマテラスは、

「古事記」のように、イザナギが禊をしたときに波

たまたま生まれた神ではなく、

初めから最高神となることがキラキラ キラキラ

定められていた書き方をされています。

 

これは、

「権威ある」イザナギ、イザナミの

正当な後継者が、

アマテラスという晴れ キラキラ

構図ですが、

 

アマテラスの

子孫である

天皇の「権威付け」のために、

最初から

権威のある神として登場している

イザナミが、

火の神を生んでメラメラ

身体を焼かれて死ぬ記述は

必要なかったからではないか?キョロキョロ

と考えられます。

 

ただ、

日本書記には、

「一書(あるふみ」という別伝・異説があります。

 

そちらには、

イザナミが死ぬ別伝が収録されており、

「イザナミは火の神を生んだときにメラメラ

神退去(かむさ)り、

紀伊国有馬村に葬られた」お願い

とあります。

 

イザナ三を葬った場所は、

今の花窟(はなのいわや)神社(三重県熊野市)神社

と伝えられています。

 

 

参考記事

 

 

 

 

 

それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございましたニヤリ

 

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