こんばんは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
今回の記事は、別のことを書くつもりでしたが。
一昨日に、
亡くなった方に。
食べ物をお供えするときの注意点のことを書いたら
お読みいただいた方から。
「亡くなった人の好物をお供えすると、成仏の妨げになりませんか
私は、水とお茶以外はお供えしない方が良いと習ったのですが・・・」
とのご質問をいただきましたので。
今回は、
このお答えを記事に致します。
お答えというよりは。
私なりの見識と言った方が良いのかもしれませんが。
好物を供えると成仏の妨げになるという意味は
私も分かります。
成仏とは。
この世への執着を絶つことだからです。
生前に好きだった物に関しては。
人は、食べ物にかかわらず、執着しやすいですし。
自分と周囲との「差」のない。
「悟り」の世界へ行くことで。
肉体を持っていたときの。
好き・嫌いの感覚や。
自分と周囲の差を。
天へ還れなくなり。
それなので、
墓石の背が高いお墓とか。
形の変わったお墓は。
「差」を取ることの妨げになるので。
凶相とされています。
では、なぜ。
仏壇やお墓に供える。
食べ物に関しては。
故人の好物を供えるのが望ましいとされているのかは
どんなに悟った人でも。
亡くなった直後に。
肉体の感覚を完全に捨てるのは、
難しいからです
瞑想の達人で。
すぐに深いワンネスに入れる人でも。
何も食べないわけにはいきませんし。
(ごくたまにチャクラが異常に覚醒している行者さんで、
数十日位は物を食べなくても生きていられる人がいますが、
まれな話です)
悟った人でも。
丸一日何も食べなければ。
多少はイライラします。
生前の想いを反復する存在なので。
好きだった物を。
お墓や仏壇に供えてもらうと。
嬉しく感じますし。
霊が喜んでいるときは。
この世への執着を絶つことが大切といっても。
人間の感情は、機械のようにはいかないので。
肉体が無くなったから。
生前の想いを瞬時に返すということは。
通常は出来ないのです
死後、五十年は一故人として祀ります。
そして、五十回忌を過ぎたら。
一故人としてでなく。
先祖代々の霊として。
供養塔に祀るのが。
墓相のセオリーです。
死後、五十年は。
生きていたときの感覚が消えないということなのです。
生きている人が、誕生日などの行事日を。
周囲から祝ってもらうと嬉しいのと同様に。
死者も、子孫が自分のために法要を営んでくれると。
一人の人間の感覚として嬉しいのです
そして、お墓参りや法要などの供養を繰り返すことで。
死者は、成仏に近付いて行き、
先祖に不成仏霊が少ない家系は。
家運が上がっていくのです
死後、五十年は。
生前の感覚が消えないので。
好物を喜ぶのも。
仕方のないことなのです
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