おはようございます
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
ひとつ前の記事では。
密教呪術では。
宇宙に存在するエネルギー体を呼び
その力を借りるのですが。
このエネルギー体は。
密教における最高の存在である。
大日如来の力です
でも。
大日如来は、
「仏法の現れ」
「宇宙の法則そのもの」
なので。
パワーを具現しにくいです
それで。
眷属、部下を呼び出すのです。
空海以降の祈祷僧は。
お不動さまを呼び出すことが多いです
参考記事
それでは。
不動明王は、密教ではどういう位置にいるのかというと
上から順に。
如来・菩薩・明王・天となっています。
如来には。
大日如来、釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来などがあり。
大日如来は。
曼荼羅の中軸を成す宇宙最高の仏で
全ての仏は。
大日如来の化身で。
この世を教化するために現れた。
大日如来の姿のひとつとされています。
薬師如来や阿弥陀如来も。
大日如来の宇宙エネルギーの。
「救い」の働きが強調された存在なのです
菩薩は。
観音菩薩、勢至菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、虚空蔵菩薩、地蔵菩薩など。
数多くの種類がありますが。
「仏の知恵を求める人」という意味で
仏になる以前の状態です。
悟りを開く以前は、菩薩だったのです。
大乗仏教の菩薩は。
「仏になる資格を持ちながら、他を救うために、
仏にならずに菩薩の地位にとどまり、努力を続ける人」とし
仏の位に達した存在である如来と人間との間にあって。
人間に救いの手助けをする介添え役を果たしています
明王は。
五大明王(不動明王、大威徳明王、降三世明王、軍荼利明王、金剛夜叉明王)の他
烏枢沙摩明王、大元帥明王、孔雀明王、愛染明王などがあります。
菩薩は。
苦しんでいる人をあたたかく見守り、抱きしめてくれる存在なのですが。
明王は。
人間の無知や傲慢な部分を教え導く必要から。
怒りを発して、力ずくで救う存在なのです
これは、如来が。
人間全てを救う慈悲心から。
あえて、姿を変えて現れたのです。
明王という語は。
如来の教えを守り。
仏教に敵対する神々や人々を罰し、
王者が国を守るために。
法令を守らない者に処罰を与えるのと同じことから来ています
又。
明王は、「明呪(みょうじゅ)を保持する者」という意味で。
明呪とは、真言のことです。
具体的に示す存在なのです。
不動明王は
当たり前の説法では救えないような。
もの分かりの悪い衆生の前に。
忿怒の相で現れます
大乗仏教成立の末頃から。
不動明王を説き出す経典が多くなり
7世紀後半に。
仏教の守護神として最高の存在であると説く。
「大日経(だいにちきょう)」が成立することにより。
不動明王は、五大明王の。
主尊としての地位を確立しました
不動明王は。
悪を罰するだけでなく。
修行者を加護し。
修行の効を達生させる慈悲の存在ともされています
そして。
天部の仏には。
梵天、帝釈天、四天王、毘沙門天、吉祥天、弁財天、仁王、摩利支天、歓喜天、大黒天、韋駄天、十二神将などがあります。
天部の仏は
インドで生まれた仏教以前の神で。
仏教内に取り入れ。
如来や菩薩の守護神(ガード役)の地位を与えられたのです。
例えば、ヒンズー教では。
最高神のブラフマは、仏教では梵天となり。
インドラは帝釈天など。
天部の神の性格は千差万別です
密教呪術は。
不動明王を中心に
明王の力を借りるものが多いのですが。
菩薩や天の力を。
今日の記事は、ここまでです。
今年の6月以降に。
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