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【ラグビー・U20世界選手権第2日】 Category:日本のラグビー競技施設


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【ラグビー・U20世界選手権第2日】 Category:日本のラグビー競技施設
2009-06-10 Wed 11:06


【検索の達人 ■■■】■■■に文字を記入!
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日本のラグビー競技施設に関するカテゴリ


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青森県総合運動公園陸上競技場

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水戸市立サッカー・ラグビー場
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カテゴリ: 日本の競技場 | ラグビー競技施設 | 日本のラグビー


最終更新 2009年5月4日 (月)




【検索の達人   ラグビー】 約 4万3200 件  2009-6-10 10:40 NHK 野球(アメリカ)



検索の達人 google【調べもの新聞】【 ユーチューブ 明治大学ラグビー】 約 15万1000 件|検定の達人のブログ高大連携情報誌 調べもの新聞 【google reader 中村惇夫】 - 【検索 ... - 5 回閲覧 - 4月12日高校生新聞 『大学受験ニュース』(ブログ版) google【google reader 中村惇夫】の検索 ...
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【ラグビー・U20世界選手権第2日】
日本追撃及ばず

イングランド30-7スコットランド
サモア29-20日本

【2009-6-9 16:15-21:00 秩父宮ラグビー場(観戦記事:牧野文治・中村惇夫)】




【検索の達人 サモア 日本  ラグビー】 約 686 件  2009-6-10 11:00 NHK教育


サモア トンガ フィジー ポリネシア メラネシア 南太平洋 ニュース日本は設立当初からの原加盟国で、常任理事国であったが、38年に脱退、51年に復帰してふたたび常任理事国となっている。 ... ニューカレドニアは全部で135メダルを獲得、SPGにおける多数メダル獲得が可能なネットボールと、セブンスラグビーでもメダルを ...
d.hatena.ne.jp/a23173671283/ - キャッシュ - 類似ページ


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PLANET-SURF1973:JWCマッチスケジュール決定 ...... のU20日本代表戦は以下の通りとなりました。 ■6月5日(金) 19:00 イングランド×日本 秩父宮ラグビー場 ■6月9日(火) 19:00 日本×サモア 秩父宮ラグビー場 ... 「英語でサーチ」では、あなたが入力したキーワード「PLANET」に関する最新情報をインターネットから徹底検索しています。 ... 2009年3月(その1) (道楽達人・別館【来月は、どんな月?】) ラグビー・オールスターゲーム、3月開催。 ...
blog.livedoor.jp/planetsurf1973/archives/51457588.html - キャッシュ - 類似ページ


4
スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム:解説新名言:「ぶっちゃけ ...前回大会の際にはNumber誌が「神様、日本ラグビーに奇跡を。」という表題を特集号の表紙に掲げ、ラグビー協会と揉めたという事件 ... まぁラグビーはその国に3年住んでいれば代表に入れたりするので、極端な話全員サモア系とかにしてしまえば別ですが。 .... 記事検索. QRコード. QRコード .... Jリーグ、スケジュールがきついなんて言ってたら・・・ (神戸っ子の“目指せ!道楽の達人”) GWは卓球だ!日本の水谷・岸川ペアが ...
blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/51625563.html - キャッシュ - 類似ページ


ラグマガ ドットコム | スポーツナビ+今秋のワールドカップにはサモア代表として出場する可能性も高い、実力十分の選手です。 スーパー14終了にあわせて .... 日本ラグビー協会の公認で、胸にはサクラのマークをあしらっています。 FW、BK、サポーターの3種類で、背番号1~8がFW、 背番号9~15がBK、背番号23がサポーターとなります。 ... U21代表当時には、現NZ代表マコウ主将を差しおいてスターターを務めていた、オープンサイドの達人です。 .... 記事を検索 ...
www.plus-blog.sportsnavi.com/rugby-m/page/19 - キャッシュ - 類似ページ



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【有名人の出身大学ランキング】

【有名人の出身大学ランキング】>ジャンル別ランキング>

【北京オリンピック代表選手出身大学ランキング】

北京オリンピック代表選手の出身大学ランキングです。JOCの公式サイトの情報や、各大学サイトが公表している情報を元に作成しています。

【北京オリンピック代表選手出身大学ランキング】

1位 日本体育大学 24人

2位 早稲田大学 ・ 日本大学 ・ 筑波大学 16人

5位 法政大学 15人

6位 天理大学 ・ 東海大学 9人

8位 同志社大学 ・ 順天堂大学 ・ 近畿大学 7人

11位 中央大学 ・ 中京大学 6人

13位 福島大学 ・ 明治大学 ・ 東京女子体育大学 ・ 山梨学院大学 5人

17位 鹿屋体育大学 ・ 国士舘大学 4人

19位 帝京大学 ・ 関東学院大学 ・ 大阪体育大学 ・ 中京女子大学 ・ 東海学院大学 ・ 岡山大学 3人

25位 立命館大学 ・ 武庫川女子大学 ・ 慶應義塾大学 ・ 駒澤大学 ・ 神奈川大学 ・ 東京学芸大学 ・日本女子体育大学 2人

32位 拓殖大学 ・ 愛媛大学 ・ 大東文化大学 ・ 徳島文理大学 ・ 青山学院大学 ・ 駿河台大学 ・ 東京富士大学・ 北海商科大学 ・ 専修大学 ・ 立教女学院短期大学 ・ 富士大学 ・ 桃山学院大学 ・ 東洋大学 ・ 愛知教育大学 ・ 東北福祉大学 ・ 明星大学 ・ 淑徳大学・ 松山大学 ・ 大阪商業大学 ・ びわこ成蹊スポーツ大学 ・ 甲子園大学 ・ 城西大学 ・ 玉川大学 ・ 大阪市立大学 ・ 阪南大学 ・ 愛知大学 ・ 金沢学院大学・ 流通経済大学 ・ 多摩大学 1人

1位は圧倒的に日本体育大学。種目も様々ですね。

見ていて目立つのは、天理大学のホッケー、福島大学の陸上(特に短距離)、中京女子大学のレスリングといったところでしょうか。これらの種目でオリンピックに行きたい方は、やはり強豪大学に進むべき?

調べる方の立場としては、オリンピック代表は名誉とあって、多くの高校・大学サイトで出身者であることを掲載しており、調べるのが楽でした。

調べたときに思ったのですが、決してこのランキングで上位にいる大学がいいというわけではなく、代表選出者が少ない大学の方がその少ない代表者を大学を挙げて応援している雰囲気があり、とても好感が持てました。どの選手も悔いのない結果が出せるよう、頑張って欲しいものです。

有名人の出身高校ランキングの方にも、「北京オリンピック代表選手出身高校ランキング」を作ったのですが、こちらは大学の方と比べて分散しすぎて、ランキングとしてはどうかと思うようなものになってしまいました。よろしければそちらもご覧ください。

【日本体育大学出身の北京オリンピック代表選手】

内村航平 体操 東洋高校→日本体育大学体育学部体育学科

沖口誠 体操 関西高校→日本体育大学体育学部体育学科

湯元健一 レスリング男子フリースタイル60kg級 和歌山県立和歌山工業高校→日本体育大学体育学部体育学科

外村哲也 トランポリン 東京農業大学第一高校→日本体育大学体育学部社会体育学科

早川浪 アーチェリー 日本体育大学体育学部体育学科

近賀ゆかり サッカー 湘南学院高校→日本体育大学体育学部体育学科

丸山桂里奈 サッカー 東京経営短大村田女子高校(現村田女子高校)→日本体育大学体育学部体育学科

中瀬卓也 体操 滋賀県立栗東高校→日本体育大学体育学部体育学科

北島康介 100m平泳ぎ・200m平泳ぎ 本郷高校→日本体育大学→日本体育大学大学院中退

中村礼子 100m背泳ぎ・200m背泳ぎ 湘南工科大学附属高校→日本体育大学体育学部体育学科

堀籠佳宏 短距離走 宮城県泉館山高校→日本体育大学体育専攻科→日本体育大学大学院

藤本索子 ソフトボール 福岡県立三潴高校→日本体育大学体育学部体育学科

松永共広 レスリング男子フリースタイル55kg級 飛龍高校→日本体育大学体育学部体育学科

竹屋美紀子 カヌー女子カヤックペア500m・カヤックフォア500m 山形県立谷地高校→日本体育大学体育学部体育学科

山田政晴 ウエイトリフティング男子56kg級 前橋育英高校→日本体育大学体育学部体育学科

池松和彦 レスリング男子フリースタイル66kg級 福岡県立三井高校→日本体育大学→日本体育大学大学院

舛田圭太 バドミントン男子ダブルス 金沢市立工業高校→日本体育大学体育学部体育学科

山本隆弘 バレーボール 鳥取県立鳥取商業高校→日本体育大学体育学部体育学科

大束忠司 バドミントン男子ダブルス 熊本県立八代東高校→日本体育大学体育学部体育学科

松本慎吾 レスリング男子グレコローマンスタイル84kg級 愛媛県立津島高校→日本体育大学→日本体育大学大学院

笹本睦 レスリング男子グレコローマンスタイル60kg級 向上高校→日本体育大学体育学部体育学科

村上佳宏 近代五種男子個人 沼津学園高校(現飛龍高校)→日本体育大学体育学部体育学科

菅原智恵子 フェンシング女子フルーレ 宮城県鼎が浦高校(現宮城県気仙沼高校)→日本体育大学体育学部体育学科

齋藤信治 バレーボール 栃木県立宇都宮白楊高校→日本体育大学体育学部体育学科

【早稲田大学出身の北京オリンピック代表選手】

坪井保菜美 新体操 岐阜県私立済美高校→千葉県立千葉大宮高校に転校→早稲田大学スポ-ツ科学部

竹下百合子 カヌー女子スラロームカヤックシングル 桜華女学院高校→早稲田大学スポ-ツ科学部

福原愛 卓球 青森山田高校→早稲田大学スポーツ科学部

安田理大 サッカー 大阪府立吹田東高校→早稲田大学人間科学部通信教育課程

北川麻美 200m個人メドレー 春日部共栄高校→早稲田大学スポ-ツ科学部

竹澤健介 長距離走 報徳学園高校→早稲田大学スポーツ科学部

岸田真幸 100mバタフライ 桐蔭学園高校→早稲田大学中退→アリゾナ大学

藤井拓郎 100mバタフライ・200m個人メドレー 太成学院大学高校→早稲田大学スポーツ科学部

三田真希 競泳4×200mリレー 須磨学園高校→早稲田大学

熊倉美咲 ボート女子軽量級ダブルスカル 埼玉県立浦和第一女子高校→早稲田大学

青木宣親 野球 宮崎県立日向高校→早稲田大学人間科学部スポーツ科学科

和田毅 野球 島根県立浜田高校→早稲田大学人間科学部

岩本亜希子 ボート女子軽量級ダブルスカル 長野県岡谷南高校→早稲田大学→日本体育大学大学院

佐藤敦之 マラソン 福島県立会津高校→早稲田大学

石橋顕 セーリング49er級(スキッパー) 福岡県立修猷館高校→早稲田大学

岡本依子 テコンドー 四天王寺高校→早稲田大学人間科学部スポーツ科学科

【日本大学出身の北京オリンピック代表選手】

上田春佳 競泳4×200mリレー 武蔵野高校→日本大学経済学部経済学科

佐藤久佳 競泳4×100mメドレーリレー 日本大学豊山高校→日本大学文理学部体育学科

物延靖記 競泳4×200mリレー 飛龍高校→日本大学

伊藤華英 100m背泳ぎ・200m背泳ぎ 東京成徳大学高校→日本大学

松本尚人 競泳4×200mリレー 沼津学園高校(現飛龍高校)→日本大学文理学部体育学科

森田智己 100m背泳ぎ 東北高校→日本大学経済学部

福岡春菜 卓球 四天王寺高校→日本大学法学部政治経済学科

柴田隆一 200mバタフライ 日本大学豊山高校→日本大学文理学部体育学科

谷井孝行 競歩 高岡向陵高校→日本大学文理学部教育学科

原田早穂 シンクロナイズドスイミング(チーム・デュエット) 洗足学園高校→日本大学文理学部体育学科

鈴木絵美子 シンクロナイズドスイミング(チーム・デュエット) 淑徳巣鴨高校→日本大学経済学部産業経営学科

村田修一 野球 東福岡高校→日本大学

近藤愛 セーリング女子470級(スキッパー) 国立音楽大学附属高校→日本大学

澤野大地 棒高跳 成田高校→日本大学文理学部体育学科→日本大学大学院

村上幸史 やり投 今治明徳高校→日本大学文理学部体育学科

浦和重 ボート男子軽量級ダブルスカル 福岡舞鶴高校→日本大学

【筑波大学出身の北京オリンピック代表選手】

安孫子充宏 短距離走 筑波大学在学中

齋藤仁志 短距離走 筑波大学在学中

平岡拓晃 柔道男子60kg級 近畿大学附属福山高校→筑波大学

石島雄介 バレーボール 埼玉県立深谷高校→筑波大学

佐藤愛子 柔道女子57kg級 北海道旭川南高校→筑波大学

宮下純一 100m背泳ぎ 鹿児島県立甲南高校→筑波大学

安藤梢 サッカー 栃木県立宇都宮女子高校→筑波大学→筑波大学大学院人間総合科学研究科体育科学専攻

小西祥子 20km競歩 初芝高校→筑波大学

谷本歩実 柔道女子63kg級 桜丘高校→筑波大学体育専門学群

池田信太郎 バドミントン男子ダブルス 九州国際大学付属高校男子部→筑波大学

山村宏太 バレーボール 錦城高校→筑波大学

朝長孝介 バレーボール 長崎県立大村工業高校→筑波大学

小野卓志 柔道男子81kg級 桐蔭学園高校男子部→筑波大学

金丸雄介 柔道男子73kg級 石川県立津幡高校→筑波大学

坂本修一 バドミントン男子ダブルス 常総学院高校→筑波大学

成迫健児 400mハードル 大分県立佐伯鶴城高校→筑波大学

【法政大学出身の北京オリンピック代表選手】

内田翔 競泳4×200mリレー 群馬県立高崎商業高校→法政大学人間環境学部

金丸祐三 短距離走 大阪高校→法政大学現代福祉学部

三宅宏実 ウエイトリフティング女子48kg級 埼玉栄高校→法政大学キャリアデザイン学部

本田拓也 サッカー 桐光学園高校→法政大学現代福祉学部

末永雄太 100m平泳ぎ・200m平泳ぎ 神奈川県立弥栄東高校(現神奈川県立弥栄高校)→法政大学

中野高 200m背泳ぎ 八王子高校→法政大学

鎌田奈緒子 セーリング女子470級(クルー) 湘南白百合学園中学高校→法政大学経営学部

小川聡 フェンシング男子サーブル 埼玉栄高校保健体育科→法政大学経営学部

西田祥吾 フェンシング男子エペ 鹿児島県立鹿児島南高校→法政大学文学部

内藤真人 110mハードル 中京大学附属中京高校→法政大学

久枝円 フェンシング女子サーブル 熊本県立氷川高校→法政大学文学部

G.G.佐藤 野球 桐蔭学園高校男子部→法政大学

為末大 400mハードル 広島県立広島皆実高校→法政大学経済学部

朝日健太郎 ビーチバレー 鎮西高校→法政大学経営学部

稲葉篤紀 野球 中京高校(現中京大学附属中京高校)→法政大学

【天理大学出身の北京オリンピック代表選手】

小櫻千奈美 ホッケー 島根県立横田高校→天理大学体育学部体育学科

小野真由美 ホッケー 富山県立石動高校→天理大学体育学部体育学科

小森皆実 ホッケー 栃木県立今市高校→天理大学体育学部体育学科

駒澤李佳 ホッケー 羽衣学園高校→天理大学体育学部体育学科

森本さかえ ホッケー 天理高校→天理大学体育学部体育学科

岡村育子 ホッケー 埼玉県立飯能高校→天理大学体育学部体育学科

岩尾幸美 ホッケー 大分県立森高校→天理大学体育学部体育学科

筑井利江 ホッケー 栃木県立今市高校→天理大学体育学部体育学科

加藤明美 ホッケー 埼玉県立秩父東高校→天理大学体育学部体育学科

【東海大学出身の北京オリンピック代表選手】

金藤理絵 200m平泳ぎ 広島県立三次高校→東海大学体育学部

永里優季 サッカー 神奈川県立厚木東高校→東海大学体育学部

清水邦広 バレーボール 福井工業大学附属福井高校→東海大学体育学部

塚原直貴 短距離走 東海大学付属第三高校→東海大学体育学部

塚田真希 柔道女子78kg級 土浦日本大学高校→東海大学→東海大学大学院

醍醐直幸 走高跳 東京都立野津田高校→東海大学体育学部

末續慎吾 短距離走 九州学院高校→東海大学→東海大学大学院

宇佐美大輔 バレーボール 秋田県立雄物川高校→東海大学体育学部

白鳥勝浩 ビーチバレー 東亜学園高校→東海大学体育学部

【同志社大学出身の北京オリンピック代表選手】

太田雄貴 フェンシング男子フルーレ 平安高校(現龍谷大学付属平安高校)→同志社大学商学部

林勇気 アーチェリー 兵庫県私立松蔭高校→同志社大学商学部

上野太郎 セーリング男子470級(クルー) 西南学院高校→同志社大学商学部

松永鉄也 セーリング男子470級(スキッパー) 清風高校→同志社大学商学部

早狩実紀 3000m障害 京都府立京都八幡高校→同志社大学商学部

朝原宣治 短距離走 兵庫県立夢野台高校→同志社大学商学部

宮本慎也 野球 PL学園高校→同志社大学商学部

【順天堂大学出身の北京オリンピック代表選手】

坂本功貴 体操 埼玉栄高校→順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科

森岡紘一朗 競歩 順天堂大学卒業

高平慎士 短距離走 旭川大学高校→順天堂大学

山崎勇喜 競歩 富山県立富山商業高校→順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツマネジメント学科

冨田洋之 体操 洛南高校→順天堂大学→順天堂大学大学院

鹿島丈博 体操 清風高校→順天堂大学→順天堂大学大学院

岩水嘉孝 3000m障害 豊川高校→順天堂大学

【近畿大学出身の北京オリンピック代表選手】

入江陵介 200m背泳ぎ 近畿大学附属高校→近畿大学

山口美咲 競泳4×200mリレー 近畿大学附属高校→近畿大学

守屋龍一 アーチェリー 岸和田市立産業高校→近畿大学経営学部

古川高晴 アーチェリー 青森県立青森東高校→近畿大学経営学部

奥村幸大 競泳4×200mリレー 近畿大学附属高校→近畿大学

中西悠子 100mバタフライ・200mバタフライ 大阪成蹊女子高校→近畿大学

北畠紗代子 アーチェリー 福岡県立折尾高校→近畿大学商経学部

【中央大学出身の北京オリンピック代表選手】

福澤達哉 バレーボール 洛南高校→中央大学法学部

千田健太 フェンシング男子フルーレ 宮城県気仙沼高校→中央大学

松本慶彦 バレーボール 長野県岡谷工業高校→中央大学

阿部慎之助 野球 安田学園高校→中央大学中退

山下敏和 ライフル射撃10mエアライフル男子60発競技・50mライフル3姿勢男子120発競技・50mライフル伏射男子60発競技徳島県立小松島高校→中央大学

飯島誠 自転車トラック中距離 東京都立八王子工業高校→中央大学

【中京大学出身の北京オリンピック代表選手】

黒田真由 体操 名古屋経済大学市邨高校→中京大学体育学部

和田見里美 自転車トラック中距離 鳥取県立倉吉東高校→中京大学体育学部

松田丈志 400m自由形・200mバタフライ 中京大学体育学部→中京大学大学院体育学研究科

松村亜矢子 シンクロナイズドスイミング(チーム) 春日丘高校→中京大学経営学部

伊藤幸子 ソフトボール 愛知淑徳高校→中京大学体育学部

室伏広治 ハンマー投 成田高校→中京大学体育学部→中京大学大学院体育学研究科

【福島大学出身の北京オリンピック代表選手】

青木沙弥佳 短距離 岐阜県立岐阜商業高校→福島大学

丹野麻美 短距離 福島県立郡山東高校→福島大学教育学部

木田真有 短距離 北海道帯広南商業高校→福島大学

久保倉里美 短距離 北海道旭川北高校→福島大学

池田久美子 走幅跳 日本大学山形高校→仙台育英学園高校に転校→福島大学

【明治大学出身の北京オリンピック代表選手】

水谷隼 卓球 青森山田高校→明治大学政治経済学部

長友佑都 サッカー 東福岡高校→明治大学政治経済学部

泉浩 柔道男子90kg級 世田谷学園高校→明治大学経営学部

大岩義明 馬術 名古屋高校→明治大学商学部

川上憲伸 野球 徳島県立徳島商業高校→明治大学商学部

【東京女子体育大学出身の北京オリンピック代表選手】

三澤樹知 新体操 山形県立山形北高校→東京女子体育大学体育学部

原千華 新体操 星野高校→千葉県立千葉大宮高校通信制課程に転校→東京女子体育大学体育学部

佐藤理恵 ソフトボール 星野高校→東京女子体育大学

原田めぐみ フェンシング女子エペ 山形県立米沢興譲館高校→東京女子体育大学→筑波大学大学院

加藤與恵 サッカー 東京都立武蔵野北高校→東京女子体育大学

【山梨学院大学出身の北京オリンピック代表選手】

加藤ゆか 100mバタフライ 桜丘高校→山梨学院大学商学部商学科

吉川由華 ホッケー 富山県立石動高校→山梨学院大学

千葉香織 ホッケー 山梨県立巨摩高校→山梨学院大学

大崎悟史 マラソン 清風高校→山梨学院大学

尾方剛 マラソン 広島県立熊野高校→山梨学院大学

【鹿屋体育大学出身の北京オリンピック代表選手】

高鍋絵美 競泳4×200mリレー 福岡県立嘉穂高校→鹿屋体育大学

高桑健 200m個人メドレー 日本大学三島高校→鹿屋体育大学

柴田亜衣 800m自由形 徳島県立穴吹高校→鹿屋体育大学→鹿屋体育大学大学院

津曲勝利 バレーボール 宮崎県立都城工業高校→鹿屋体育大学体育学部

【国士舘大学出身の北京オリンピック代表選手】

石井慧 柔道男子100kg超級 清風高校→国士舘高校に転校→国士舘大学体育学部

川嶋奈緒子 シンクロナイズドスイミング(チーム) 国士舘高校→国士舘大学→国士舘大学大学院スポーツ・システム研究科

鈴木桂治 柔道男子100kg級 国士舘高校→国士舘大学→国士舘大学大学院スポーツ・システム研究科

内柴正人 柔道男子66kg級 国士舘高校→国士舘大学

【帝京大学出身の北京オリンピック代表選手】

澤穂希 サッカー 東京都立南野高校→帝京大学文学部中退

里崎智也 野球 鳴門市立鳴門工業高校→帝京大学経済学部

谷亮子 柔道女子48kg級 福岡工業大学附属城東高校→帝京大学文学部→日本体育大学大学院

【関東学院大学出身の北京オリンピック代表選手】

富澤慎 セーリング男子RS:X級 新潟県立柏崎工業高校→関東学院大学人間環境学部人間環境デザイン学科

飯島洋一 セーリングレーザー級 湘南工科大学附属高校→関東学院大学経済学部経済学科

小菅寧子 セーリング女子RS:X級 関東学院六浦高校→関東学院大学文学部英米文学科

【大阪体育大学出身の北京オリンピック代表選手】

上山容弘 トランポリン 大阪府立日根野高校→大阪体育大学→大阪体育大学大学院

小村恵里佳 シンクロナイズドスイミング(チーム) 四天王寺高校→大阪体育大学

上原浩治 野球 東海大学付属仰星高校→大阪体育大学

【中京女子大学出身の北京オリンピック代表選手】

伊調馨 レスリング女子フリースタイル63kg級 至学館高校→中京女子大学健康科学部健康スポーツ科学科

吉田沙保里 レスリング女子フリースタイル55kg級 三重県立久居高校→中京女子大学健康科学部健康スポーツ科学科

伊調千春 レスリング女子フリースタイル48kg級 京都府立網野高校→東洋大学中退→中京女子大学健康科学部健康スポーツ科学科

【東海学院大学出身の北京オリンピック代表選手】

中川未由希 ホッケー 岐阜県立岐阜女子商業高校(現岐阜県立岐阜各務野高校)→東海学院大学総合福祉学部

山本由佳理 ホッケー 島根県立横田高校→東海女子大学(現東海学院大学)

三浦恵子 ホッケー 岐阜県立岐阜女子商業高校(現岐阜県立岐阜各務野高校)→東海女子大学(現東海学院大学)

【岡山大学出身の北京オリンピック代表選手】

小林祐梨子 長距離走 須磨学園高校→岡山大学

片山梨絵 自転車女子マウンテンバイク 大阪府立茨木高校→岡山大学理学部生物学科→岡山大学大学院自然科学研究科生物科学専攻

小林晋 ライフル射撃10mエアピストル男子60発競技・50mピストル男子60発競技 岡山県立岡山操山高校→岡山大学理学部地学科

【立命館大学出身の北京オリンピック代表選手】

齋藤里香 ウエイトリフティング女子69kg級 京都府立加悦谷高校→立命館大学産業社会学部

牧野幸雄 セーリング49er級(クルー) 愛知県立碧南高校→立命館大学経済学部

【武庫川女子大学出身の北京オリンピック代表選手】

北本忍 カヌー女子カヤックペア500m・カヤックフォア500m 兵庫県立川西北陵高校→武庫川女子大学文学部教育学科体育専攻

鈴木祐美子 カヌー女子カヤックフォア500m 大阪府立旭高校→武庫川女子大学文学部教育学科体育専攻

【慶應義塾大学出身の北京オリンピック代表選手】

八木三枝子 馬術 東洋英和女学院高等部→慶應義塾大学文学部

法華津寛 馬術 武蔵高校→慶應義塾大学→デューク大学大学院

【駒澤大学出身の北京オリンピック代表選手】

清水聡 ボクシングフェザー57kg級 関西高校→駒澤大学経営学部経営学科

新井貴浩 野球 広島県立広島工業高校→駒澤大学

【神奈川大学出身の北京オリンピック代表選手】

種田恵 100m平泳ぎ・200m平泳ぎ 札幌大谷高校→神奈川大学経済学部経済学科

矢野喬子 サッカー 湘南学院高校→神奈川大学

【東京学芸大学出身の北京オリンピック代表選手】

狩野美雪 バレーボール 八王子実践高校→東京学芸大学

楠原千秋 ビーチバレー 扇城高校(現東九州龍谷高校)→東京学芸大学

【日本女子体育大学出身の北京オリンピック代表選手】

稲垣早織 新体操 千葉県立千葉大宮高校→日本女子体育大学体育学部運動科学科スポーツ科学専攻

岩清水梓 サッカー 神奈川県立弥栄西高校(現神奈川県立弥栄高校)→日本女子体育大学体育学部運動科学科スポーツ科学専攻

【拓殖大学出身の北京オリンピック代表選手】

藤野舞子 競泳400m個人メドレー 武蔵野高校→拓殖大学

【愛媛大学出身の北京オリンピック代表選手】

武田大作 ボート男子軽量級ダブルスカル 愛媛大学農学部附属農業高校→愛媛大学農学部→愛媛大学大学院農学研究科

【大東文化大学出身の北京オリンピック代表選手】

加藤賢三 レスリング男子グレコローマンスタイル96kg級 星城高校→大東文化大学経済学科

【徳島文理大学出身の北京オリンピック代表選手】

長尾寛征 カヌー男子スラロームカナディアンペア 横浜市立横浜商業高校→徳島文理大学

【青山学院大学出身の北京オリンピック代表選手】

北井裕子 馬術 青山学院大学経営学部

【駿河台大学出身の北京オリンピック代表選手】

矢澤一輝 カヌー男子スラロームカヤックシングル 東野高校→駿河台大学文化情報学部

【東京富士大学出身の北京オリンピック代表選手】

佐藤翔治 バドミントン男子シングルス 関東第一高校→東京富士大学短期大学部

【北海商科大学出身の北京オリンピック代表選手】

佃咲江 自転車トラック短距離 北海道釧路星園高校→北海商科大学

【専修大学出身の北京オリンピック代表選手】

川内将嗣 ボクシングライトウェルター64kg級 佐賀龍谷高校→専修大学商学部

【立教女学院短期大学出身の北京オリンピック代表選手】

上村美揮 体操 藤村女子高校→立教女学院短期大学幼児教育科

【富士大学出身の北京オリンピック代表選手】

小沢みさき ホッケー 岩手県立沼宮内高校→富士大学→富士大学大学院

【桃山学院大学出身の北京オリンピック代表選手】

橘雅子 シンクロナイズドスイミング(チーム) 四天王寺高校→桃山学院大学社会学部社会学科

【東洋大学出身の北京オリンピック代表選手】

伊調千春 レスリング女子フリースタイル48kg級 京都府立網野高校→東洋大学中退→中京女子大学健康科学部健康スポーツ科学科

【愛知教育大学出身の北京オリンピック代表選手】

石黒由美子 シンクロナイズドスイミング(チーム) 愛知県立日進高校→愛知教育大学→愛知教育大学大学院保健体育専攻

【東北福祉大学出身の北京オリンピック代表選手】

矢野輝弘 野球 大阪市立桜宮高校→東北福祉大学

【明星大学出身の北京オリンピック代表選手】

大島杏子 体操 藤村女子高校→明星大学通信教育部人文学部心理・教育学科

【淑徳大学出身の北京オリンピック代表選手】

中澤さえ 柔道女子78kg級 淑徳高校→淑徳大学→淑徳大学大学院国際経営・文化研究科

【松山大学出身の北京オリンピック代表選手】

土佐礼子 マラソン 愛媛県立松山商業高校→松山大学人文学部英語英米文学科

【大阪商業大学出身の北京オリンピック代表選手】

新谷義人 ウエイトリフティング男子69kg級 福井県立小浜水産高校海洋科学科マリンバイオコース→大阪商業大学

【びわこ成蹊スポーツ大学出身の北京オリンピック代表選手】

青木愛 シンクロナイズドスイミング(チーム) 京都文教高校→びわこ成蹊スポーツ大学

【甲子園大学出身の北京オリンピック代表選手】

寺内健 3m飛板飛込み 此花学院高校→甲子園大学→甲子園大学大学院

【城西大学出身の北京オリンピック代表選手】

赤羽有紀子 長距離走 栃木県立真岡女子高校→城西大学経済学部

【玉川大学出身の北京オリンピック代表選手】

井出樹里 トライアスロン 東京都立松原高校→玉川大学文学部

【大阪市立大学出身の北京オリンピック代表選手】

小林寛美 シンクロナイズドスイミング(チーム) 大阪女学院高校→大阪市立大学経済学部

【阪南大学出身の北京オリンピック代表選手】

廣田遥 トランポリン 聖母被昇天学院高校→阪南大学国際コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科

【愛知大学出身の北京オリンピック代表選手】

岩瀬仁紀 野球 愛知県立西尾東高校→愛知大学

【金沢学院大学出身の北京オリンピック代表選手】

中川真依 高飛込み 小松市立高校→金沢学院大学経営情報学部スポーツビジネス学科

【流通経済大学出身の北京オリンピック代表選手】

田山寛豪 トライアスロン 茨城県立大洗高校→流通経済大学社会学部社会学科

【多摩大学出身の北京オリンピック代表選手】

原歩 サッカー 多摩大学卒業

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狼疾記(部分)  中島敦

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狼疾記  中島敦


2009-06-10 Wed 03:54


【検索の達人 ■■■】■■■に文字を記入!
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狼疾記
中島敦


[#ここから14字下げ、ページの左右中央に]
養其一指、而失其肩背、而不知也、則為狼疾人也。
[#ここで字下げ終わり]
[#地から4字上げ]――孟子――
[#改ページ]


       一

 スクリインの上では南洋土人の生活の実写がうつされていた。眼の細い・唇の厚い・鼻のつぶれた土人の女たちが、腰にちょっと布片を捲いただけで、乳房をぶらぶらさせながら、前に置いた皿のようなものの中から、何か頻《しき》りにつまんで喰べている。米の飯らしい。丸裸の男の児が駈けて来る。彼も急いでその米をつまんで口に入れる。口一杯頬張りながら眩《まぶ》しそうに此方へ向けた顔には、眼の上と口の周囲とに膿み爛《ただ》れた腫物が出来ている。男の児はまた向うをむいて喰べ始める。
 それが消えて、祭か何かの賑かな場面に代る。どんどんどんどんと太鼓の音が遠くなり近くなりして聞える。対《むか》い合った男女の列が一斉に尻を振りながら、それに合わせて動き出す。砂地に照りつける熱帯の陽の強さは、画面の光の白さで、それとはっきり[#「はっきり」に傍点]想像される。太鼓が響く。乱暴な男声の合唱がそれに交って聞えて来る。尻が揺れ、腰に纏《まと》った布片がざわざわ[#「ざわざわ」に傍点]と揺れる。踊《おどり》から少し離れた老人たちの中心に、酋長《しゅうちょう》らしい男が胡坐《あぐら》をかいている。痩《や》せた・顴骨《かんこつ》の出た老人で、頸《くび》に珠数のような飾を幾つも着けている。撮影されていることを意識してか、妙に落着の無い・蕃地での自信をすっかり[#「すっかり」に傍点]なくしてしまったような眼付をして、踊を眺めている。時々思い出したように乱暴な飛躍と喚声と太鼓の強打とを伴うほか、いつまで経っても同じような単調な踊を、しょぼしょぼした目でじっと見詰めている。

 見ている中に、三造は、久しく忘れていた或る奇妙な不安が、いつの間にかまた彼の中に忍び込んで来ているのを感じた。
 久しい以前のことである。その頃三造はこういうものを――原始的な蛮人の生活の記録を読んだり、その写真を見たりするたびに、自分も彼らの一人として生れてくることは出来なかったものだろうか、と考えたものであった。確かに、とその頃の彼は考えた。確かに自分も彼ら蛮人どもの一人として生れて来ることも出来たはずではないのか? そして輝かしい熱帯の太陽の下に、唯物論も維摩居士《ゆいまこじ》も無上命法も、ないしは人類の歴史も、太陽系の構造も、すべてを知らないで一生を終えることも出来たはずではないのか? この考え方は、運命の不確かさについて、妙に三造を不安にした。「同様に自分は」と、彼は考え続ける。「自分は、今の人間とは違った・更に高い存在――それは他の遊星の上に棲《す》むものであろうと、あるいは我々の眼に見えない存在であろうと、または、時代を異にした・人類の絶滅したあとの地球上に出て来るものであろうと、――に生れて来ることも可能だったのではないか? その正体が解らない故に我々が恐怖の感情を以て偶然[#「偶然」に丸傍点]と呼んでいるものが、ほんのちょっとその動き方を変えさえしたなら、そのような事が自分に起らなかったと誰が言えよう。そして、もしも自分がそのような存在に生れていたとすれば、今の自分には見ることも聞くことも、ないしは考えることも出来ないような・あらゆる事を見、聞き、考えることが出来たであろう。」こう考えるのは彼にとって堪えがたく恐ろしいことであった。と同時に、堪えがたくいらだたしい[#「いらだたしい」に傍点]ものでもあった。この世には自分に見ることも聞くことも考えることも(経験的にではなく能力上)出来ないものが有り得る。自分が違った存在であったら考えることが出来たであろうことを、自分が今の存在であるばかりに考えることも出来ぬ。こう考えて来ると、漠とした不安の中にありながら、なお当時の三造は、一種の屈辱に似たものを覚えるのであった。

 スクリインでは先刻の踊の場面が消えて密林の風景にかわっている。手と尾との長い真黒な猿が幾匹となく枝から枝へと跳渡っている。ひょいと[#「ひょいと」に傍点]立止って此方を見た・その猿の一匹は、眼の縁に白い輪がかかっていて、眼鏡をかけているように見える。嘴《くちばし》の二|呎《フィート》もありそうな鳥が厭な声を立てて枝から飛立つ。

 三造の考えは再び「存在の不確かさ」に戻って行く。
 彼が最初にこういう不安を感じ出したのは、まだ中学生の時分だった。ちょうど、字というものは、ヘンだ[#「ヘンだ」に傍点]と思い始めると、――その字を一部分一部分に分解しながら、一体この字はこれで正しいのかと考え出すと、次第にそれが怪しくなって来て、段々と、その必然性が失われて行くと感じられるように、彼の周囲のものは気を付けて見れば見るほど、不確かな存在に思われてならなかった。それが今ある如くあらねばならぬ理由が何処《どこ》にあるか? もっと遥かに違ったものであっていいはずだ。おまけに[#「おまけに」に傍点]、今ある通りのものは可能の中での最も醜悪なものではないのか? そうした気持が絶えず中学生の彼につき纏うのであった。自分の父について考えて見ても、あの眼とあの口と、(その眼や口や鼻を他と切離して一つ一つ熟視する時、特に奇異の感に打たれるのだったが)その他、あの通りの凡《すべ》てを備えた一人の男が、何故自分の父であり、自分とこの男との間に近い関係がなければならなかったのか、と愕然《がくぜん》として、父の顔を見直すことがその頃しばしばあった。何故あの通りでなければならなかったのか。他の男ではいけなかったのだろうか?……周囲の凡てに対し、三造は事ごとにこの不信を感じていた。自分を取囲んでいる・あらゆるものは、何と必然性に欠けていることだろう。世界は、まあ何という偶然的な仮象の集まりなのだろう! 彼はイライラ[#「イライラ」に傍点]していつもこのことばかり考えていた。時として何だか凡てが解りかけて来そうな気がすることもないではなかった。それは、つまりその場合その偶然が――何から何まで偶然だということが結局ただ一つの必然なのではないか、という・少年らしい曖昧な考え方であった。それで簡単に解答が与えられたような気がすることもあった。そうでない時もあった。そうでない時の方が遥かに多かった。幼い思索はいらいら[#「いらいら」に傍点]したはがゆさ[#「はがゆさ」に傍点]を感じながら、必然という言葉の周囲をどうどう[#「どうどう」に傍点]廻《めぐ》りしては再び引返して行った。

 映画は古風な河蒸気が岸の低い川を下って行くところをうつしていた。蕃地の探検を終えた白人の一行が引揚げて行く所なのであろう。
 それも消え、最後の字幕も消えると、パッと電燈が点《つ》いた。

 映画館を出ると、三造は、早目の晩食を認《したた》めるために、近処の洋食屋にはいった。
 料理を卓に置いて給仕が立去った時、二つ卓を隔てた向うに一人の男の食事をしているのが目に入った。その男の(彼は此方に左の横顔を見せていた。)頸《くび》のつけね[#「つけね」に傍点]の所に奇妙な赤っちゃけた色のものが盛上っている。余りに大きく、また余りに逞《たくま》しく光っているので、最初は錯覚かとよく見定めて見たが、確かに、それは大きな瘤《こぶ》に違いなかった。テラテラ光った拳大《こぶしだい》の肉塊が襟《カラー》と耳との間に盛上っている。この男の横顔や首のあたりの・赤黒く汚れて毛穴の見える皮膚とは、まるで違って、洗い立ての熟したトマトの皮のように張切った銅赤色の光である。この男の意志を蹂躪《じゅうりん》し、彼からは全然独立した・意地の悪い存在のように、その濃紺の背広の襟《カラー》と短く刈込んだ粗い頭髪との間に蟠踞《ばんきょ》した肉塊――宿主《やどぬし》の眠っている時でも、それだけは秘かに目覚めて哂《わら》っているような・醜い執拗な寄生者の姿が、何かしら三造に、希臘《ギリシヤ》悲劇に出て来る意地の悪い神々のことを考えさせた。こういう時、彼はいつも、会体の知れない不快と不安とを以て、人間の自由意志の働き得る範囲の狭さ(あるいは無さ[#「無さ」に傍点])を思わない訳に行かない。俺たちは、俺たちの意志でない或る何か訳の分らぬもののために生れて来る。俺たちはその同じ不可知なもののために死んで行く。げん[#「げん」に傍点]に俺たちは、毎晩、或る何ものかのために、俺たちの意志を超絶した睡眠[#「睡眠」に傍点]という不可思議極まる状態に陥る。……その時ひょいと、全然何の連絡もなしに、彼は羅馬《ローマ》皇帝ヴィテリウスの話を思出した。貪食家の皇帝は、満腹のために食事がそれ以上喰べられなくなるのを嘆いて、満腹すれば独得の方法で自《みずか》ら嘔吐し、胃の腑を空《から》にして再び食卓に向ったというのだ。何故こんな馬鹿げた話を思出したのだろう?
 料理店の白い壁には大きな電気時計が掛かっていて、黄色い長い秒針が電燈の光を反射させながら、無気味な生物のように廻転している。容赦なく生命を刻んで行く冷たさで、くるくると絶間なく動いている。その下では中年の瘤男がせっせと[#「せっせと」に傍点]口を動かし、それにつれて頸の肉塊も少しずつ動くような気がする。
 三造は、すっかり食慾をなくして、半分ほど残したまま、立上った。

 掘割|沿《ぞ》いの道をアパアトへ向って彼は帰って行く。家々にも街頭にも灯ははいり始めたが、まだ暮れ切らない空の向うを、教会の尖塔や風変りな破風《はふ》屋根をもった山手の高台のシルウェットが劃《かぎ》っている。上げ汐と見え、河岸に泊っている汚らしい船々の腹に塵芥がひたひたと寄せている。水の上には明暗の交ったうそ[#「うそ」に傍点]寒い光が漂っているようだ。仄かな陰翳《かげ》が其処《そこ》から立昇り、立昇っては声もなく消えて行くのである。
 気配は感じられても姿を現さない尾行者に蹤《つ》けられているような気持で、彼は独り河岸っぷちを歩いて行く。

 小学校の四年の時だったろうか。肺病やみ[#「やみ」に傍点]のように痩《や》せた・髪の長い・受持の教師が、或日何かの拍子で、地球の運命というものについて話したことがあった。如何《いか》にして地球が冷却し、人類が絶滅するか、我々の存在が如何に無意味であるかを、その教師は、意地の悪い執拗さを以て繰返し繰返し、幼い三造たちに説いたのだ。後《のち》に考えて見ても、それは明らかに、幼い心に恐怖を与えようとする嗜虐症《しぎゃくしょう》的な目的で、その毒液を、その後に何らの抵抗素も緩和剤をも補給することなしに、注射したものであった。三造は怖かった。恐らく蒼《あお》くなって聞いていたに違いない。地球が冷却するのや、人類が滅びるのは、まだしも我慢が出来た。ところが、そのあとでは太陽までも消えてしまうという。太陽も冷えて、消えて、真暗な空間をただぐるぐると誰にも見られずに黒い冷たい星どもが廻っているだけになってしまう。それを考えると彼は堪らなかった。それでは自分たちは何のために生きているんだ。自分は死んでも地球や宇宙はこのままに続くものとしてこそ安心して、人間の一人として死んで行ける。それが、今、先生の言うようでは、自分たちの生れて来たことも、人間というものも、宇宙というものも、何の意味もないではないか。本当に、何のために自分は生れて来たんだ? それからしばらく、彼は――十一歳の三造は、神経衰弱のようになってしまった。父にも、親戚の年上の学生にも、彼はこの事について真剣になって訊ねて見た。すると彼らはみんな笑いながら、しかし、理論的には、大体それを承認するではないか。どうして、それで怖くないんだろう? どうして笑ってなんかいられるんだろう? 五千年や一万年の中《うち》にそんな事は起りゃしないよ、などと言ってどうして安心していられるんだろう? 三造は不思議だった。彼にとって、これは自分一人の生死の問題ではなかった。人間や宇宙に対する信頼の問題だった。だから、何万年後のことだからとて、笑ってはいられなかったのだ。その頃彼は一匹の犬を可愛がっていた。地球が冷えてしまう時に、仮に自分が遭遇するものとすれば、最後に氷の張り詰めた大地に坑《あな》を掘って、その犬と一緒に其処にはいって抱合って死ぬことにするんだが、と、その有様を寝床へ入ってから、よく想像して見たりした。すると、不思議に恐怖が消えて、犬のいとしさ[#「いとしさ」に傍点]とその体温とが、ほのぼの[#「ほのぼの」に傍点]と思い浮べられるのであった。しかし大抵は、夜、床に就いてからじっ[#「じっ」に傍点]と眼を閉じて、人類が無くなったあとの・無意義な・真黒な・無限の時の流を想像して、恐ろしさに堪えられず、アッと大きな声を出して跳上ったりすることが多かった。そのために幾度も父に叱られたものである。夜、電車|通《どおり》を歩いていて、ひょいとこの恐怖が起って来る。すると、今まで聞えていた電車の響も聞えなくなり、すれちがう人波も目に入らなくなって、じいんと[#「じいんと」に傍点]静まり返った世界の真中に、たった一人でいるような気がして来る。その時、彼の踏んでいる大地は、いつもの平らな地面ではなく、人々の死に絶えてしまった・冷え切った円い遊星の表面なのだ。病弱な・ひねこびた・神経衰弱の・十一歳の少年は、「みんな亡びる、みんな冷える、みんな無意味だ」と考えながら、真実、恐ろしさに冷汗の出る思いで、しばらく其処に立停《たちどま》ってしまう。その中に、ひょいと気がつくと、自分の周囲にはやはり人々が往来し、電燈があかあかとつき、電車が動き、自動車が走っている。ああ、よかった、と彼はホッとするのであった。これがいつものことだった。(註1)(註2)
 子供の時に中毒《あた》ったことのある食物が一生嫌いになってしまうように、このような・人類や我々の遊星への単純な不信が、もはや観念としてではなく、感覚として、彼の肉体の中に住みついてしまったのではないか、と三造は思う。今でも、空気の湿った午後の昼寝から覚めた瞬間など、どうにもならない・訳の分らない・恐ろしさ、あじきなさ[#「あじきなさ」に傍点]に襲われる。そういう時、彼はいつも昔のひねこびた小学生の恐怖を思い出さずにはいられない。概念の青臭い殻が実生活の錯綜の中に多少は脱ぎ棄てられた(と思われた)後も、なお、かつての不安の気持だけが、それだけ切離されていつまでも残っている。南米の駱馬《ファナコ》は太古、地球の氷河時代に、危険に襲われた時も其処だけは安全な或る避難所をもっていた。地球が今の世代になって彼らを襲う危険の性質も異《ことな》って来、かつての避難所ももはや意味をもたなくなったにもかかわらず、現在新大陸にいる駱馬は、死や危険の予覚を得た際には、皆必ず昔の彼らの祖先の避難所のあった場所を指して逃れようとするという。三造の不安もあるいはこうした類の前代の残存物かも知れぬ。しかし、このどうにもならぬ漠然とした不安が、往々にして彼の生活の主調低音《グルンド・バス》になりかねない。人生のあらゆる事象の底にはこの目に見えぬ暗い流れが走り、それが生の行手を、前後左右を劃《かぎ》っていて、街の下を流れる下水の如くに、時々ほんのちょっとした隙から微《かす》かな虚《むな》しい響を聞かせるように三造には思われた。彼がまだ多少は健康で、肉体的な感覚に酔っていた時でも、今のような消極的な独り居の生活を営んでいる時でも、常に、この底流の小さな響がパスカル風な伴奏となって、何処からともなく聞えていたのである。これがほんの僅かでも聞えて来る限り、あらゆる幸福も名誉も制限付きの名誉・幸福でしかない。
 全く、この響を意識しまいとして、どんなに彼は努力したことであろう。心にもない説教を何度彼は自分に向って言い聞かせたことだろう。
「俺たちは最上の食物でなければ喰べないだろうか? 最上の衣服でなければ身に著けないだろうか? 最上の遊星でなければ棲《す》むに堪えぬと思うほどに俺たちが贅沢でないならば、今俺たちに与えられているものの中からも結構いい所が発見出来るのではないか……」云々《うんぬん》。
「簡単なオプティミズムへの途を教えてやろう。天才と才無き者、健康者と虚弱者、富豪と貧民との差といえども、生れて来た者と生を与えられざりし者との差には、比ぶべくもないではないか、という考え方はどうだ。」云々。
「この世において立派な生活を完全に生き切れば、神は次の世界を約束すべき義務を有《も》つ、と言った素晴らしい男を見るがいい。」……云々。
「汝は幸福ならざるべからず[#「汝は幸福ならざるべからず」に傍点]と誰が決めたか? 一切は、幸福への意志の廃棄[#「幸福への意志の廃棄」に傍点]と共に、始まるのだ。」云々。
 その他、ジイドの『地の糧』だの、チェスタアトンの楽天的エッセイなどが、何と弱々しい声々で彼を説得しようとしたことだろう。しかし、彼は、他人から教えられたり強いられたりしたのでない・自分自身の・心から納得の行く・「実在に対する評価」が有《も》ちたかったのだ。曲りくねった論理を辿って見て、はて、俺の存在は幸福なのだぞ、と、自分を説得して見ねばならぬ幸福などでは仕方がなかったのだ。
 時としてごく稀に、歓ばしい昂揚された瞬間が無いでもなかった。生とは、黒洞々たる無限の時間と空間との間を劈《つんざ》いて奔《はし》る閃光と思われ、周囲の闇が暗ければ暗いだけ、また閃《ひらめ》く瞬間が短かければ短かいだけ、その光の美しさ・貴さは加わるのだ、と真実そのように信じられることも、時としてある。しかし、変転しやすい彼の気持は次の瞬間にはたちまち苦い幻滅の底に落ち込み、ふだん[#「ふだん」に傍点]より一層惨めなあじきなさ[#「あじきなさ」に傍点]の中に自《みずか》らを見出すのが常である。だから、しまいには、そうした精神の昂揚の最中《もなか》に在ってすら、後の幻滅の苦々しさを警戒して、現在の快い歓びをも抑え殺そうと力《つと》めるようにさえなったのだ。

 ところで、今、河岸に沿うて歩きながら、珍しくも、三造の中にいる貧弱な常識家が、彼自身のこうした馬鹿馬鹿しい非常識を哂《わら》い、警《いまし》めている。「冗談じゃない。いい年をして、まだそんな下らない事を考えているのか。もっと重大な、もっと直接な問題が沢山あるじゃないか。何という非現実的な・取るに足らぬ・贅沢な愚かさに耽《ふけ》っているのだ。それは既に人々が夙《と》うの昔に卒業してしまった事柄――あるいは余り馬鹿げ切っているので、てんで初めから相手にしない事柄の一つではないか? 少しは恥ずかしく思うがいい。」「本当に人々はもはやこの問題を卒業しているのだろうか?」と彼の中にいる、もう一人が反問する。
「全然解決の見込のない問題を頭から相手にしないという一般の習慣はすこぶる都合の良いものだ。この習慣の恩恵に浴している人たちは仕合せである。全くの所、多くの人はこんな馬鹿げた不安や疑惑を感じはしない。それならばこうしたことを常に感ずるような人間は不具なのかも知れぬ。跛者が跛足を隠すように俺もまたこの精神的異常を隠すべきだろうか? ところで、一体、その正常とか異常とか真実とか虚偽とかいう奴は、何だ? 畢竟《ひっきょう》、統計上の問題に過ぎんじゃないか。いや、そんな事はどうでもいい。何より大事なことは、俺の性情にとって、幾ら他人《ひと》に嗤《わら》われようと、こうした一種の形而上学的といっていいような不安が他のあらゆる問題に先行するという事実だ。こればかりは、どうにも仕方がない。この点について釈然としない限り、俺にとって、あらゆる人間界の現象は制限付きの意味しか有《も》たないのだから。ところで、これについて古来提出された幾多の解答は、結局この解疑が不可能だということを余りにも明らかに証明している。して見れば、俺の魂の安静のための唯一の必要事は、『形而上学的迷蒙の形而上学的放棄』だということになる。それは俺も知り過ぎるほど知っている。それでも、どうにもならないのだ。俺がこうした莫迦《ばか》げた事柄への貪婪《どんらん》を以て(しかも哲学者的な冷徹な思索を欠いて)生れて来ているということこそ、唯一のかけがえ[#「かけがえ」に傍点]の無い所与なのだ。結局各人は各様にその素質を展開するより外に手はない。幼稚だといって嗤《わら》われることを気にしたり、自分に向って自己弁護をしたりすることの方がよほどおかしいのだ。女や酒に身を持ち崩す男があるように、形而上的|貪慾《どんよく》のために身を亡ぼす男もあろうではないか。女に迷って一生を棒にふる男と比べて数の上では比較にはなるまいが、認識論の入口で躓《つまず》いて動きが取れなくなってしまう男も、確かにあるのだ。前者は欣《よろこ》んで文学の素材とされるのに、何故後者は文学に取上げられないのか。異常だからだろうか。しかし、異常者カサノヴァはあれほどに読者を有《も》っているではないか。」
 しどろもどろの自己弁護の中に、ふと、彼はデュウラアの「メランコリヤ」という版画を――混乱の中に茫然と坐った天使の絶望を思い浮べた。既に四辺《あたり》は暗く、山手の教会堂の影も見分けが付かない。彼の歩いて行くすぐ傍を、和船が一艘、音も無く後から追抜いて行く。船尾の燈火が水に尾を曳《ひ》き、船は滑るように橋の下を左へ曲って行く。その動きに誘われるように、彼の考えの糸も、思わぬ脇道に外《そ》れ始める。
「畢竟、俺は俺の愚かさに殉ずる外に途は無いじゃないか。凡てが言われ、考えられた後に結局、人は己が性情の指さす所に従うのだ。その論議・思考と無関係に、である。そして爾後《じご》の努力は、凡て、その性情の為《な》した選択へのジャスティフィケイションにのみ注がれるであろう。考えようによれば、古往今来のあらゆる思想とは、各思想家がそれぞれ自己の性情に向って為したジャスティフィケイションに外ならぬではないか。……」
[#ここから2字下げ、折り返して3字下げ]
(註1) このひねこびた憐れな少年は、その後二つの異った希求に烈しく悩まされた。「あらゆる事柄[#「あらゆる事柄」に傍点](あるいは第一原理)を知り尽くしたい」という慾望と、「出来る限り多くの事物が(あるいはその事物の原因が)自分の理解を絶した彼方にあればいい」という前のとはまるで[#「まるで」に傍点]反対の奇体な願望とであった。前者は誰にでもある・成人《おとな》の言葉でいえば「自己を神にしたい」慾望だったが、後者は「この世界を絶対信頼に値する・確乎たるものと信じたい」という・その逆の――つまり、この世界の不確かさ・哀れさに対する恐怖から生れた強い希求だった。「自分のようなチッポケな存在から凡てが理解されてしまうような世界では、その中に棲《す》むことが何としても不安だ。自分などにはその一端すら理解できないような・大きな・確乎たる存在に身を任せたい」という・小さい者の恐怖から生れた・棄鉢《すてばち》的な強い願望だった。こうした願いにもかかわらず、彼は成長するにつれ、第一の望の実現はもとより、それより更に強い第二のそれの実現もまた望のないものであることをはっきり[#「はっきり」に傍点]と――余りにも恐ろしくはっきり[#「はっきり」に傍点]と知らされて来た。世界も、人間の営みも、この少年の望むほど、しかく確乎たるものではない。それは小学校の先生に聞かされた世界滅亡説を熱力学の第二法則という言葉に置換えて見ても同じことだし、そうした単純な科学による世界考察を無視した・全然別の側からの世界評価によってもまた同じことだと彼には思われた。即ち、頭の中だけで造り上げられた少年の虚無観に、今や、実際の身辺の観察から来た直接な無常観が加わって来たのだ。麾下《きか》数万の軍勢を見渡しながら、百年後にはこの中の一人も生残っていないであろうことを考えて涕泣《ていきゅう》したというペルシャの王様のように、この少年は、今や、自己の周囲の凡てに「限られたるもののしるし[#「しるし」に傍点]」を認めて胸をさされるのであった。物についてばかりではない。とりわけ、どのようなまことの愛情でも、それが他の極めて詰まらないものと同様に果敢《はか》なく消えて行くことに、彼は身を焼かれるような烈しい悲しさ寂しさを感じた。――(更に何年か経って、今度は、反対に、どのような愚劣|醜陋《しゅうろう》な事柄でも、崇高な事物と同様に、存在の権利を有ち、何らの醜い酬をも受けずに、美しいものと少しも変りなく、その存在を終えて行くことに、心の冷え行くようなむごたらしい[#「むごたらしい」に傍点]感動を覚えたのだが。)――
(註2) 不思議なことに、小学生の頃の彼は、全体的な人類の滅亡などという考えにばかり紛れて、個人としての自分の死というものについては、それほど直接な惧《おそ》れを感じなかった。それを感ずるようになったのは大分後のこと――中学生になってからのことだ。中学に入ってから目立って身体の弱くなった彼は、就寝後、眼をとじては、「死というもの」を――抽象的な死の概念ではなく、病弱な自分に遠からず訪れてくるに違いない、(本当にその頃彼は寿命の短いに違いないことを確信していた)直接的な死[#「死」に丸傍点]を考えた。自分の臨終の時の気持を考え、その瞬間から振返って見て感じるであろう・一生の時[#「時」に丸傍点]の短かさの感じ(それは二十年でも二百年でも同じ短かさに決っている)を彼は想像して見る。ああ、本統に、なんて短いんだろうと、誇示的にではなく、全くしみじみと、心からの頼り無さを以て、そう考えられるに違いない。自分も世俗の人々と同じく、その瞬間までは、無我夢中で、大きなものの中における自分の位置などは全然悟らずに、あくせく[#「あくせく」に傍点]と世事に心を煩わして過ごし、(いや、その途中で、一度か二度位は、雑鬧《ざっとう》の中で立止って思索する男のように、ひょいと自己の真の位置に気付くこともあるかも知れない。)さてその最後の瞬間に至って、始めてハッとするのだろう。ハッとして、さて、それから、どうなるのだ?……そんな事をあても無く想像して見るだけで、真正面からこれについて考える気力が無く、大掃除を一日延ばしにして怠けている安逸さで、一日一日、それとの直面を惧れ避けているのであった。(それでいて、彼は、「いまだ生を知らず。いずくんぞ死を知らん」などと言った男を憎んだ。「いまだ死を知らず。いずくんぞ生を知らん」と感ずるような素質を享《う》けた人間だってあるんだ、と考えたのである。)いわば、ちょうど小説を読む時に、途中の哀れな事件――主人公がいじめられたりするような――などは読むに堪えず、ドンドン飛ばして先を読もう、結末を知ろうとして、書物の終りの方の頁を繰って見る根気の無い読者のように、――そういう人々にとっては、経過とか経路とかいうものは、どうでもよい。ただ、結果だけが必要なのだが――彼もまた、途中の一切の思索とか試錬とか、そういうものを抜き[#「抜き」に傍点]にして――そんなものには、とても堪えられない。そんなものに真正面からぶつかって行く勇気も根気も無い――ただ結局の所、ぎりぎり結著《けっちゃく》の所だけを聞きたいと思うのであった。(誰に? 神に?)「一体私たちの魂は不滅なものですか? それとも、肉体と共に滅びてしまうものですか?」不滅だという答を得たところで救われるとは思わないが、(というより、死を厭う気持の中には、自我の滅亡への恐れということの外に、現在の我の存在形式への愛着が大いに含まれていると思われたが、それをはっきり見定めることは彼には出来なかった)何としても「我」が失くなるなどということは堪らないし、それに、(これは第二次的なことだが)人間の誰もが、こんな恐怖を味わわねばならぬように出来ていることが何としても不都合に思えたのである。「永遠に生きることの恐ろしさ」? それはまた、別の話だ。俺たちは今そんな事を考える必要はない。それに、それはいわば、金の使い途《みち》に頭を悩ます金満家の贅沢《ぜいたく》ではないか、と当時の三造は、そんな風に思った。
[#ここで字下げ終わり]


       二

 ポケットを探って取出した部屋の合鍵が、掌にひやりとした感触を与えるほどの時候になっていた。
 暗い部屋に入って電燈を点《つ》け、まず表に向った窓を明放って空気を換える。それから、隅に吊るした鸚鵡《おうむ》の籠をのぞいて餌の有無を見てから、衣服も換えずに、ベッドの上に仰向けに、両手の掌を頭の下に組合せて、ひっくりかえる。
 そう疲れるはずはないのに、ひどく疲れたような感じである。今日一日、何をしたか? 何もしはしない。朝遅く起き、朝昼兼帯の食事を階下の食堂で済ませてから、読みたくもない本を無理に辞書と首っぴきで十頁ほど読み、それに倦むと、親戚の子供の死んだのにくやみ[#「くやみ」に傍点]の手紙を出さなければならないことを思い出して、書こうとしたが、どうしても書けない。結局手紙はよして、表に飛出し、街へ行って映画館に入り、そうして帰って来ただけのことだ。何という下らない一日! 明日《あした》は? 明日は金曜と。勤めのある日だ。そう思うと、かえって何か助かったような気になるのが、自分でも忌々《いまいま》しかった。
 時勢に適応するには余りにのろま[#「のろま」に傍点]な・人と交際するには余りに臆病な・一介の貧書生。職業からいえば、一週二日出勤の・女学校の博物の講師。授業に余り熱心でもなく、さりとて、特に怠惰という訳でもない。教えることよりも、少女たちに接して、これに「心優しき軽蔑」を感じることに興味をもち、そうして秘かにスピノザに倣って、女学生の性行についての犬儒的《シニック》な定理とその系とを集めた幾何学書を作ろうか、などと考えている。(例えば、定理十八。女学生は公平を最も忌み嫌うものなり。証明。彼女らは常に己《おのれ》に有利なる不公平のみを愛すればなり。の如き。)結局、学校へ出る二日は自分の生活の中で余り重要なものでないと、この男は思い込みたがっているのだが、この頃では、それがなかなかそうではなく、時として、学校が、というよりも、少女たちが、自分の生活の中にかなり大きい場所を占めているらしいことに気付いて愕然とすることがある。

 学校を卒業して二年目、父の死によって全く係累のなくなった三造が、その時残された若干の資産を基《もと》に爾後《じご》の生活の設計を立てた。その設計に従ってその時自分がヌクヌクともぐり込もうとした坑《あな》の、何と、うじうじと、ふやけた、浅間しくもだらしないものだったか。今の三造には腹が立って腹が立って堪らないのである。
 その時、彼は自分に可能な道として二つの生き方を考えた。一つはいわゆる、出世――名声地位を得ることを一生の目的として奮闘する生き方である。もとより、実業家とか政治家とか、そういうものは、三造自身の性質からも、また彼の修めた学問の種類からいっても、問題にならない。結局は、学問の世界における名誉の獲得ということなのだが、それにしても、将来の或る目的(それに到達しない中に自分は死んでしまうかも知れない)のために、現在の一日一日の生活を犠牲にする生き方である点に、変りはない。もう一つの方は、名声の獲得とか仕事の成就とかいう事をまるで[#「まるで」に傍点]考えないで、一日一日の生活を、その時その時に充ち足りたものにして行こうという遣り方、但し、その黴《かび》の生えそうなほど陳腐な欧羅巴出来の享受主義に、若干の東洋文人風な拗《す》ねた侘《わ》びしさを加味した・極めて(今から考えれば)うじうじといじけた活《い》き方である。
 さて、三造は第二の生活を選んだ。今にして思えば、これを選ばせたものは、畢竟彼の身体の弱さであったろう。喘息と胃弱と蓄膿とに絶えず苦しまされている彼の身体が、自らの生命の短いであろうことを知って、第一の生き方の苦しさを忌避したのであろう。今に至るまで治りようもない・彼の「臆病な自尊心」もまた、この途を選ばせたものの一つに違いない。人中に出ることをひどく[#「ひどく」に傍点]恥ずかしがるくせに、自らを高しとする点では決して人後に落ちない彼の性癖が、才能の不足を他人の前にも自《みずか》らの前にも曝《さら》し出すかも知れない第一の生き方を自然に拒んだのでもあろう。とにかく、三造は第二の生き方を選んだ。そして、それから二年後の、今のこの生活はどうだ? この・乏しく飾られた独り住居の・秋の夜のあじきなさ[#「あじきなさ」に傍点]は? 壁に掛けられたあくどい色の複製どもも、今はもう見るのも厭だ。レコオド・ボックスにもベエトオベンの晩年のクヮルテットだけは揃えてあるのだが、今更かけて見よう気もしない。小笠原の旅から持帰った大海亀の甲羅ももはや旅への誘いを囁《ささや》かない。壁際の書棚には、彼の修めた学課とは大分系統違いのヴォルテエルやモンテエニュが空しく薄埃をかぶって並んでいる。鸚鵡《おうむ》や黄牡丹《きぼたん》いんこ[#「いんこ」に傍点]に餌をやるのさえ億劫《おっくう》だ。ベッドの上にひっくり返って三造はただ茫然としている。身体も心も心棒《しんぼう》が抜けてしまったような工合である。日々の生活の無内容さ[#「無内容さ」に丸傍点]が彼の中に洞穴をあけてしまったのか。それは先刻記憶から喚起した・あの底無しの不安とは全然違う。腑抜けとなり、不安も苦痛も感じなくなったような麻痺状態である。
 ぼやけた彼の意識の隅に、しかし、明日出勤する学校の少女たちの雰囲気が、それだけが彼の仮死的な生活の中で、唯一の生きたものであるかのように、明るく浮上って来た。一人一人に見れば、醜くもあり卑しくもあり愚かでもある少女たちが自分の生活の中で触れ得る唯一の生きた存在なのか? 豊かであるようにと予定したはずの日々が何と乏しく虚《むな》しいことか。人間は竟《つい》に、執着し・狂い・求める対象がなくては生きて行けないのだろうか。やっぱり、自分も、世間が――喝采し、憎悪し、嫉視し、阿諛《あゆ》する世間が、欲しいのだろうか。例えば、と彼は考えない訳に行かない。例えば、先週勤め先の学校で国漢の老教師が近作だという七言絶句を職員室の誰彼に朗読して聞かせていた時、父祖伝来の儒家に育った自分が冗談半分その韻をふんで咄嗟《とっさ》に酬いて見せた。その巧拙よりも、方面違いの若い博物の教師がそんな事をして見せたものだから、老先生はすっかり驚いて、人の良さそうな大袈裟な身振で讃め上げてくれたのだが、全く、その時、自分は――尊大なるべき俺の自尊心は――何と卑小な喜びにくすぐられたことだろう! 実際、その老教師が讃めた言葉の一句一句をさえハッキリ記憶しているほど、喜ばされたのではなかったか。ワイニンゲルによれば、女は、一生の間に自分に向って言われた讃辞《ほめことば》をことごとく覚えているものだそうだが、どうやらこれは女ばかりに限らないようだ。そういえば、俺はここ何年何箇月かの間、自分に向って発せられた一つの讃辞をも聞かなかった。自分の飢えていたのは、こんな詰まらないもの[#「もの」に傍点]に対してだったのか。それでは、それほどちっぽけ[#「ちっぽけ」に傍点]な虚栄心を充たしたがっているお前が、何故、こんな世間とかけ離れた生活を選んだのだ。オデュッセイアと、ルクレティウスと、毛詩|鄭箋《ていせん》と、それさえ消化《こな》しかねるほどの・文字通りの「スモオル・ラティン・アンド・レス・グリイク」と、それだけで生活は足りると思っていた俺は、何という人間知らず[#「人間知らず」に傍点]だったことであろう! 杜樊川《とはんせん》もセザアル・フランクもスピノザも填めることのできない孔竅《あな》が、一つの讃辞、一つの阿諛によってたちまち充たされるという・人間的な余りに人間的な事実に、(そして、自分のような生来の迂拙《うせつ》な書痴にもこの事実が適用されることに)三造は今更のように驚かされるのである。

 まだ寝るには早過ぎる。それに、どうせ床に入ったところで、いつものように二・三時間は眠れないに決っている。三造は何ということもなく、身を起して、ベッドの端に腰を下したまま、ぼんやり部屋の中《うち》を眺める。二・三日前、机の抽斗《ひきだし》を掻廻していたら、紙屑にまじって線香花火の袋が出て来た。夏の終に入れ忘れられたもので、まだ中に花火が少し残っていた。それをその時そのまま、また抽斗につっこんで置いたのを、今、彼はひょいと思い出した。彼は立上って抽斗からそれを取出す。花火を出して見ると、まだ、そんなに湿ってはいないらしい。彼は電燈を消して、マッチを擦《す》る。暗闇に、細い・硬い・輝きのない・光の線が奔《はし》って、松葉が、紅葉《もみじ》が、咲いて、すぐに、消える。火薬の匂が鼻に沁み、瞬間淀み切っていた彼の心は、季節|外《はず》れの・この繊細な美しさにいささかの感動を覚えていた。余りにも惨めな・いじけた・侘びしい感動を。

       三

 静かな博物標本室の中。アリゲエタアや大蝙蝠《おおこうもり》の剥製だの、かものはし[#「かものはし」に傍点]の模型だのの間で三造は独り本を読んでいる。卓子の上には次の鉱物の時間に使う標本や道具類が雑然と並んでいる。アルコオル・ランプ、乳鉢、坩堝《るつぼ》、試験管、――うす碧《あお》い蛍石、橄攬石《かんらんせき》、白い半透明の重晶石や方解石、端正な等軸結晶を見せた柘榴石《ざくろいし》、結晶面をギラギラ光らせている黄銅鉱……余り明るくない部屋で、天井の明り窓から射してくる外光が、端正な結晶体どもの上に落ち、久しく使わなかった標本のうす[#「うす」に傍点]埃をさえ浮かび上がらせている。それら無言の石どもの間に坐って、その美しい結晶や正しい劈開《へきかい》のあと[#「あと」に傍点]を見ていると、何か冷たい・透徹した・声のない・自然の意志、自然の智慧に触れる思いがするのである。かなり騒々しい職員室から、三造はいつも、この冷たい石たちと死んだ動物植物たちの中へ逃れて来て、勝手な読書に耽《ふけ》ることにしていた。
 今彼の読んでいるのは、フランツ・カフカという男の「窖《あな》」という小説である。小説とはいったが、しかし、何という奇妙な小説であろう。その主人公の俺[#「俺」に丸傍点]というのが、※[#「鼬」の「由」に代えて「晏」、第3水準1-94-84]鼠《もぐら》か鼬《いたち》か、とにかくそういう類のものには違いないが、それが結局最後まで明らかにされてはいない。その俺[#「俺」に丸傍点]が地下に、ありったけの智能を絞って自己の棲処《すみか》――窖を営む。想像され得る限りのあらゆる敵や災害に対して細心周到な注意が払われ安全が計られるのだが、しかもなお常に小心翼々として防備の不完全を惧《おそ》れていなければならない。殊に俺[#「俺」に丸傍点]を取囲む大きな「未知」の恐ろしさと、その前に立つ時の俺[#「俺」に丸傍点]自身の無力さとが、俺[#「俺」に丸傍点]を絶えざる脅迫観念に陥らせる。「俺[#「俺」に丸傍点]が脅されているのは、外からの敵ばかりではない。大地の底にも敵がいるのだ。俺[#「俺」に丸傍点]はその敵を見たことはないが、伝説《いいつたえ》はそれについて語っており、俺[#「俺」に丸傍点]も確かにその存在を信じる。彼らは土地の内部に深く棲むもの[#「もの」に傍点]である。伝説でさえも彼らの形状を画くことができない。彼らの犠牲に供せられるものたちも、ほとんど彼らを見ることなしに斃《たお》れるのだ。彼らは来る。彼らの爪の音を(その爪の音こそ彼らの本体なのだ)、君は、君の真下の大地の中に聞く。そしてその時には既に君は失われているのだ。自分の家にいるからとて安心している訳に行かない。むしろ、君は彼らの棲家にいるようなものだ。」ほとんど宿命論的な恐怖に俺[#「俺」に丸傍点]は追込まれている。熱病患者を襲う夢魔のようなものが、この窖に棲む小動物の恐怖不安を通してもやもやと漂《ただよ》っている。この作者はいつもこんな奇体な小説ばかり書く。読んで行くうちに、夢の中で正体の分らないもののために脅されているような気持がどうしても附纏《つきまと》ってくるのである。



[ 中略】




 気がつくと、三造は、何処かの店の飾窓《ショウ・ウィンドウ》の前のてすり[#「てすり」に傍点]につかまり、硝子《ガラス》に額を押付けて危く身体を支えながら、半分睡っていたらしい。飾窓の明るさに眼をしばだたいてよく見ると、それは頸飾や腕輪や、そういう真珠の製品ばかりを売る店である。おでん屋の前でM氏と別れ、それからぶらぶら[#「ぶらぶら」に傍点]といつの間にか、弁天通という・この港町特有の外人相手の商店街まで歩いて来ていたに違いない。振りかえって通りを見れば他の店は大抵しまって人通もなくひっそり[#「ひっそり」に傍点]しているのに、この店だけは、どうした訳か、まだあけているようだ。目の前の飾窓の中では、真珠たちが、黒い天鵞絨《ビロード》の艶やかな褥《しとね》の上に、ふかぶかと光を収めて静まっている。電燈の工合で、白い珠の一つ一つが、それぞれ乳色に鈍く艶を消したり、うす蒼く微かな翳《かげ》をもったりして、並んでいる。三造は酔ざめの眼で、驚き顔にそれをぼんやり[#「ぼんやり」に傍点]眺めた。それから窓際を離れ、しばらくの間M氏のことも先刻の自己苛責のことも忘れて、人通りの無い街を浮かれ歩いた。


底本:「山月記・李陵 他9篇」岩波文庫、岩波書店
   1994(平成6)年7月18日第1刷発行
底本の親本:「中島敦全集 第一巻」筑摩書房
   1976(昭和51)年3月15日
初出:「南島譚」今日の問題社
   1942(昭和17)年11月
入力:川向直樹
校正:浅原庸子
2004年8月10日作成
青空文庫作成ファイル:


【週刊朝日 全国トップ1600高校 6月19日号】

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【週刊朝日 全国トップ1600高校 6月19日号】 約 3650 件

2009-6-9 14:00

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Campus Navi Network ||| 主要マスコミ各社との主な共同編集・データ ...●'09入試 大学合格者高校別ランキング 慶應大、室蘭工大、東北学院. 4月19日号. ●全国2500高校 有名175大学合格者数. ●この10年で進学実績を大きく伸ばした高校 ..... 6月13日増大号. ●「実」合格者数総覧 都道府県別ランキング 全国トップ1600高校調査. ▼2008年5月. 5月23日号 ... 週刊朝日 進学MOOK. ▼2008年9月. 9月15日号 週刊朝日進学Mook 大学の選び方2009. ●(データ提供). 9月15日号 週刊朝日 ...
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雑誌詳細表示雑誌名, 週刊朝日. 出版地, 東京. 出版者, 朝日新聞社. 刊行頻度, 刊行頻度:週刊. 創刊年, 創刊年:1922年2月. 休廃刊区分, 継続 ... 1, 114巻25号, 通番:4948, 2009年6月5日, 麻生補正予算14.7兆円は究極の無駄遣い ...







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【情報の達人】は 【ランキング】⇒【検索の達人】から【検索の達人 筑波大学付属駒場】 約 3620 件 - 高大連携情報誌筑波大学附属駒場中学校 - にほんブログ村 ブログ記事検索 . ..... 部 集英社8 週刊大衆 21万0622部 双葉社9 週刊女性 19万5201部 主婦と生活社10 週刊朝日 17万9338部 朝日新聞出版 ...blog.goo.ne.jp/shirabemono2008?sess=a5816b8da0082cb5f2c9f88408b3d45a - キャッシュ - 類似ページ


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【検索の達人  直木賞】 約 1万5400 件  2009-4-21

①作家への道 【検索の達人 直木賞】 - 【検索・ランキング:①~⑩ ...大学入試の基礎知識 [▲▲▲]=穴埋め・正誤問題⇒小論述・中論述・大論述(1万字)
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②Google リーダー 逗子開成 - 【検索・ランキング:①~⑩】 論述 ...高校生新聞 『大学受験ニュース』(ブログ版)


【検索の達人 直木賞】 の検索結果 約 1万3900 件 2009-4-6 ... 【検索の達人 筑波大学付属駒場】 約 3620 件 - 高大連携情報誌筑波大学附属駒場中学校 - にほんブログ村 ブログ記事検






【 直木賞作家出身大学ランキング】

1位 早稲田大学 31人
2位 慶應義塾大学 ・ 東京大学 13人
4位 成蹊大学 ・ 山形大学 4人 6位 國學院大學 ・ 立教大学 ・ 九州大学 ・ 東北大学 ・ 大阪大学 ・ 中央大学 3人
12位 大阪府立大学 ・ 新潟大学 ・ 金沢大学 ・ 同志社大学 ・ 明治大学 ・ 一橋大学 ・ 東京電機大学 ・ 青山学院大学 ・ 東京女子大学 ・ 熊本大学 2人 22位 神奈川大学 ・ 東京外国語大学 ・ 立命館大学 ・ 拓殖大学 ・ 横浜国立大学 ・ 上智大学 ・ 日本女子大学 ・ 目白大学 ・ 日本大学 ・ 法政大学 ・ 成城大学 ・ 実践女子大学 ・ 京都女子大学 ・ ノートルダム清心女子大学 ・ 金沢学院大学 ・ 藤女子大学 ・ 鹿児島大学 ・ 奈良女子大学 ・ 北海道大学 ・ 大正大学 ・ 関西外国語大学 ・ 学習院大学 ・ 武蔵野美術大学 ・ 国際基督教大学 ・ 山口大学 ・ 京都大学 ・ 電気通信大学 ・ 埼玉大学 ・ 札幌医科大学 ・ 東京学芸大学 ・ 名古屋工業大学 1人


【芥川賞作家出身大学ランキング】
1位 早稲田大学 27人
2位 東京大学 20人 3位 慶應義塾大学 8人
4位 法政大学 6人 5位 明治大学 ・ 東京外国語大学 ・ 京都大学 4人
8位 九州大学 3人 9位 成城大学 ・ 武蔵野美術大学 ・ 上智大学 ・ お茶の水女子大学 ・ 東京女子大学 ・ 大阪府立大学 ・ 東京藝術大学 ・ 大阪大学 ・ 筑波大学 ・ 北海道教育大学 ・ 北海道大学 ・ 長崎大学 ・ 琉球大学 2人 22位 信州大学 ・ 國學院大學 ・ 東洋大学 ・ 福島大学 ・ 名古屋大学 ・ 東北大学 ・ 京都教育大学 ・ 日本大学 ・ 秋田大学 ・ 名古屋市立大学 ・ 福岡教育大学 ・ 跡見学園女子大学 ・ 金沢大学 ・ 国際基督教大学 ・ 高知大学 ・ 千葉大学 ・ 静岡大学 ・ 大阪樟蔭女子大学 ・ 大阪市立大学 ・ 立命館大学 ・ 熊本大学 ・ 津田塾大学 ・ 埼玉大学 ・ 新潟大学 ・ 成蹊大学 ・ 大阪芸術大学 ・ 一橋大学 ・ 追手門学院大学 ・ 学習院女子大学 1人






【追伸】


【実合格者】で見えてくる

高校の実力

1人の優秀な生徒が複数の大学に合格し、高校の合格実績を「水増し」していたーーー。2年前に発覚したこの問題を受け、本誌は昨年から、各高校が難関私立大に実数で何人合格しているのかを調べる「実合格者数調査」を独自に実施し、正確な情報提供に努めている。今年も全国トップ2054高校に調査し、1730高校から回答を得た。都道府県別の一覧表で高校別の「実合格者数」を掲載したので、各高校の実力をご覧いただきたい。

「73人合格」は1人の生徒の実績ーーー。2年前、大阪の私立高校が生徒の受験料を肩代わりして、有名私大を複数受験させ、合格者数を「水増し」していた問題が発覚した。

【中略】

【全国トップ2050高校を対象に調査し、1730高校から回答を得た(回答率84.2%)。4㌻からの一覧表には、難関13私大(早稲田大、慶応義塾大、上智大、東京理科大、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大、関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)の「実合格者数」と、参考に「のべ合格者数」(高校回答)も併記した。
また、参考値として東大、京大及び旧七帝大の合格者数の合計も加えた。
なお、実合格者数がすべてゼロと回答した高校や、未集計・非公開とした高校は表からはずしてため、1608高校のデータを掲載している。

【中略】

だが、大学受験の制度などに詳しい安田教育研究所代表の安田理さんは、こんな見方を述べる。
「センター試験を利用すれば、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【略】■■■■■■■■■■本当にやりたいことを見失ってしまいます」

【中略】

中学受験などにも詳しい森上教育研究所代表の森上展安さんは言う。
「合格者が量産されるようになったいま、『のべ合格者数』だけでは高校の実績はわからない。『実合格者数』を出して、さらにその進学先の文系、理系の割合も公表すれば、学校の持つ教育の質が見えてくる」

【中略】

前出の校長は、信頼回復の道筋について、こう話す。
「合格者は、のべ人数とと
もに、実合格者数と進学者
数を公表することを守って
いきます。授業の質を高め
ることで、大学進学実績が
ゆるやかにでも伸びている
ことを示すことで、理解を
得たい」


【本誌・坂田一裕、渡辺ゆき】

(77
78=【「実合格者数」で見えてくる高校の実力】
79=【同上】

80=【北海道】
81=【北海道・青森・岩手・宮城】
82=【宮城・秋田・山形・福島】
83=【福島・茨城・栃木】
84=【栃木・群馬】
85=【埼玉】
86=【千葉・東京】
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【93・94・95・96】=【■■】

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110
111=【長崎・熊本・大分・宮崎】
112=【宮崎・鹿児島・沖縄】【海外=早稲田渋谷シンガポール校】


【出典:週刊朝日】
【6月19日増大号】
【第114巻第27号通巻4950号】
【第3種郵便物認可】
【編集長・発行人】=【山口一臣】
【発行所】朝日新聞出版
【〒104-8011】
【東京都中央区築地5-3-2】
【03-5541-8767(編集)03-5540-7793(販売)】
【特別定価=380円】=【本体362円】
【雑誌20083-6/19】
【Printed in Japan】
【凸版印刷株式会社印刷】







【週刊朝日】

『週刊朝日』(しゅうかんあさひ)は、朝日新聞出版(2008年3月までは朝日新聞社)発行の週刊誌。1922年に創刊され、サンデー毎日と並ぶ、日本の老舗週刊誌。毎週火曜日発売。

目次 [非表示]
1 概要
2 主な企画、主催
3 話題になった記事、不祥事
4 過去の連載小説・エッセイ・漫画
5 参考文献
6 関連項目
7 脚注
8 外部リンク


概要 [編集]
1922年2月25日に大衆向け情報誌として創刊。創刊当初は旬刊(上・中・下旬刊行)で5・15・25日発売、誌名も『旬刊朝日』だったが、1月遅れで『サンデー毎日』も発刊され、4月2日発売分から週刊化、誌名は『週刊朝日』に変更された。当時は四六4倍判、36ページ、定価10銭。昭和15年から新体制規格としてB5判サイズになる。戦争で用紙が逼迫する頃までは、発行部数は35万部程度。終戦直後の時代には、ページ数は24ページ、発行部数は用紙割当て3万5千にヤミ紙を加えて9万5千部となる。

1946年からアメリカン・コミックス「ブロンディ」を日米対訳式で連載。1947年10月26日号から、文学者辰野隆による連載対談「忘れ得ぬことども」が好評となり、部数が伸び始める。1948年の太宰治と山崎富栄の情死の際は、7月4日号の誌面ほとんどを山崎富栄の日記全文で埋め、この号は当時の発行部数13万部が3時間で売り切れた。1950年4月2日号からは吉川英治『新・平家物語』連載が開始され、戦後の週刊誌小説最初のヒットとなる。連載対談のホストは高田保、浦松佐美太郎、獅子文六と続き、1951年から徳川夢声による「問答有用」が人気となった。

1953年には編集長の扇谷正造と編集部が、戦後第1回菊池寛賞を受賞。この頃は部数が30万部程度だった。この前後に『週刊サンケイ』『週刊読売』『週刊東京』の新聞社系週刊誌が創刊されるが、朝日と毎日がトップで競合し、『週刊朝日』は1954年9月に100万部を突破。1956年からは獅子文六『大番』連載開始。この頃は発行部数の約4割が宅配であり、家庭の主婦も大きな読者層と捉えた編集方針とし、社会的な難しい問題を分かりやすく提供する「シュガーコート作戦」と呼んだ編集方法で、1958年新年号は150万部に達した。

その後は『週刊新潮』など出版社系週刊誌が台頭し、1977年には48万部(日本ABC協会)、現在は319,562部(マガジンデータ2006による)。新聞社発行週刊誌の中ではトップだが、総合週刊誌としては中ほどの売れ行きである。1996年、素人の女子大生をモデルにするなどタレントへの登竜門として注目されていた篠山紀信撮影の表紙が終了し、リニューアルが行われた。


主な企画、主催 [編集]
1949年、懸賞小説「百万人の小説」を募集(発表は1950年)。特選は深安地平、他に優賞に五味川淳(五味川純平)、入選に南条道之介(南條範夫)、松本清張がいた。
1958-59年、推理小説誌『宝石』と共同で短編小説コンクールを開催。第2回までで佐野洋、黒岩重吾、笹沢佐保らが作家デビューした。
1964年、ソ連のガガーリンによる人類初の宇宙飛行の際に、臨時増刊で宇宙特集。星新一によるショートショート3編などを掲載。
1993年から将棋の棋戦「富士通杯達人戦」を主催。


過去の連載小説・エッセイ・漫画 [編集]
吉川英治「新・ 平家物語」1950-57年
獅子文六「大番」1956-58年
今東光「悪名」1960年
海音寺潮五郎「天と地と」1960-62年
水上勉「飢餓海峡」1952年
高木俊朗「知覧」1964-65年
山崎豊子「仮装集団」
サトウサンペイ「夕日くん」1968-85年
司馬遼太郎「街道をゆく」1971-96年
「デキゴトロジー」1978-
渡辺淳一「化粧」1979年-80年
村上春樹「週刊村上朝日堂」1985-86、95-96年
鴻上尚史「鴻上夕日堂の逆上」1987-88年、「鴻上の知恵」1991-92年
佐藤道夫「法律余談」1991-
高杉良「濁流」
ナンシー関「小耳にはさもう」1993-2002年
松本人志「オフオフ・ダウンタウン」1993-1995年
内田かずひろ「ロダンのココロ」2000-2002年

参考文献 [編集]
尾崎秀樹、宗武朝子『雑誌の時代 その興亡のドラマ』主婦の友社 1979年
高橋吾郎『週刊誌風雲録』文藝春秋 2006年

関連項目 [編集]
朝日新聞
朝日新聞社
朝日新聞出版

外部リンク [編集]
週刊朝日
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発行本社 東京本社(東京都中央区) | 大阪本社(大阪市北区) | 西部本社(北九州市小倉北区) | 名古屋本社(名古屋市中区)

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歴史 東京朝日新聞 | 村山事件 | 野球害毒論 | 伊藤律事件 | 赤報隊事件 | 珊瑚記事捏造事件 | 新党日本捏造事件 | 中国報道問題

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関連項目 ANN | 新s | ベルマーク運動 | サザエさん | フジ三太郎 | ペエスケ | ののちゃん | アサヒる問題 | アサピー

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カテゴリ: 日本の雑誌 | 週刊誌 | 朝日新聞出版 | 週刊朝日の連載小説


最終更新 2009年6月3日 (水)