20世紀文明論(7):生活革命②長寿社会・・❶ | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 1901年1月の『報知新聞』に掲載された「20世紀の予言」が触れていなのが、家族についての変化である。「予言」では、「運動術及び外科手術の効によりて人の身体は6尺(約1.8メートル)以上に達する」と述べられているが、家族構成の変化や人口という側面については考察されていない。

 20世紀における日本の家族像の変遷を辿ってみると、日本は、一方で世界一の長寿化を実現したが、他方で少子化や世帯構成家族数の減少などが進んでいる。

 まず長寿化については、1995年の平均寿命は男が76.38歳、女が82.85歳と、世界一の長寿国である。その20年前の1975年には、それぞれ71.73歳、76.89歳、30年前の1965年には、それぞれ67.74歳、72.92歳であった。

 第二次大戦直後の1947年には、それぞれ50.06歳、53.96歳、1935~1936年が、それぞれ46.92歳、49.63歳、1921~1925年が、それぞれ42.06歳、43.25歳である。つまり、第二次大戦前は、まさに「人生50年」だったのであり、戦後に急速に長寿化が進んでいる。

 21世紀になってもこの傾向は続き、2017年には、男が81.09 歳、女が87.26歳と、ともに80歳を超えている。

 江戸の昔から、そして明治、大正、昭和と70歳以上に長生きする人はたくさんいたのであり、戦後決定的に平均寿命を延ばした要因は乳児死亡率の減少である。乳児死亡率とは、出生数1000に対する0歳児死亡数の比率のことであるが、1950~1955年に51だったものが、1990~1995年には4に激減しており、この数字も世界一である。

 この乳児死亡率の代償が先進国と発展途上国を分ける指標と言ってもよく、戦後日本の保健衛生、医療の進歩にはめざましいものがある。因みに、日本の乳児死亡率は21世紀になっても減り続け、2017年には0.9人で世界一である。

この20年間デフレが続き、日本人は海外雄飛どころか、思考まで縮小傾向にあるが、世界一の長寿国ということにもっと誇りを持ってもよい。つまり、それは戦後の日本が世界一素晴らしい国を作ったということなのである。

 20世紀は、日本人の平均寿命をほぼ倍にした。その点でも「異常な世紀」である。

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