20世紀文明論(4):生活革命①「異常な世紀」・・❹ | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 ⑥電気の世界「薪炭石炭共に竭(つ)き電気之に代わりて燃料となるべし」

 今日、私たちは日常生活で薪や石炭を使うことはほとんどない。私が子どもの頃は、薪でご飯を炊き、石炭で風呂を沸かしていたが、家庭生活の電化が進み、今では炊事から冷暖房に至るまで電気を使うようになっている。

 20世紀の人類の生活を革命的に変えたのは電気である。電気を抜きに20世紀を語ることはできない。電気は、最初照明のために活用されたが、その後は動力源として、生産から消費まであらゆる分野で現在の私たちのとって不可欠なものとなっている。

 ⑦鉄道の速力「19世紀末に発明せられし葉巻煙草形の機関車は大成せられ列車は小家屋大にてあらゆる便利を備へ乗客をして旅中にあるの感無からしむべく啻(ただ)に冬期室内を暖むるのみならず暑中には之に冷気を催すの装置あるべく而して速力は通常1分時に2哩(マイル)急行ならば1時間150哩以上を進行し東京神戸間は2時間半を要しまた今日4日半を要する紐育桑港(サンフランシスコ)間は1昼夜にて通ずべしまた動力は勿論石炭を使用せざるを以て煤煙の汚水[「汚れ」の誤りか]無くまた給水の為に停車すること無かるべし」

 これは20世紀の鉄道の発達を見事に予測している。今日では、時速約300キロの新幹線が国民の足になっている。今日、「のぞみ」で東京・新神戸間は2時間半なので、まさに的中している。

 電車であるから、蒸気機関車のように煙は吐かないし、車内は冷暖房完備である。鉄道の利点は大量輸送にあり、庶民が遠く離れた地点まで迅速に移動することが可能になった。とくに、新幹線は鉄道の意味を根底から変えたのである。庶民の生活史を振り返ると、20世紀ほど、時間も距離も縮まった世紀はない。

 ⑧市街鉄道「馬車鉄道及鋼索鉄道の存在せしことは老人の昔話にのみ残り電気車及び圧搾空気車も大改良を加へられて車輪はゴム製となり且つ文明国の大都会にては街路上を去りて空中及び地中を走る」

 これまた的確な予言である。世界初の地下鉄は、1863年1月10日にロンドンで開業しているが、その後、パリ(1900年)、ベルリン(1902年)、ニューヨーク(1904年)と次々と広まっていった。

 日本では、1927(昭和2)年に浅草―上野間2.2キロが開通し、大阪では、1933(昭和8)年に大阪市交通局が梅田―心斎橋間の経営を始めた。ゴム製の車輪はパリの地下鉄がいち早く導入している。

 大都会の交通渋滞を解消する手段として、地下鉄やモノレールが活用されるようになったのも、やはり20世紀の特色と言ってよかろう。

 

 

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