20世紀文明論(5):生活革命①「異常な世紀」・・❺ | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 ⑨自動車の世「馬車は廃せられ之に代ふるに自動車(おうともびーる)は廉価に購(あがな)ふことを得べくまた軍用にも自転車及び自動車を以て馬に代ふることとなるべし従て馬なるものは僅かに好奇者によりて飼養せらるゝに至るべし」

 20世紀は自動車文明の世紀である。1908年にT型フォードが生産され、これが自動車の大衆化の幕開けとなった。今日、自動車は私たちの生活の一部に組み込まれており、高速道路の整備によって、自動車もまた私たちの移動する時間と距離を大幅に縮めた。

 排ガスが環境問題となり、今や電気自動車の時代となりつつあるし、自動運転技術も実用化されようとしている。さらには「空飛ぶ自動車」の構想も語られている。

 小学生の頃、車道を荷馬車が通っているのを見た記憶があるが、今では、北海道の牧場を訪ねるか、馬術競技場や競馬場に行かないと馬にはお目にかかれない。私も若い頃は、「好奇者」として馬術に興じたものである。

 ⑩幼稚園の廃止「人智は遺伝によりて大に発達し且つ家庭に無教育の人無きを以て幼稚園の用無く男女ともに大学を卒業せざれば一人前と見做(な)されざるにいたらむ」

 幼稚園については、その需要は無くなるどころか増しているが、高等教育の大衆化は20世紀の特色である。江戸時代の寺子屋における「読み書き算盤」が明治時代の義務教育へと受け継がれたが、20世紀、とくに第二次世界大戦後になって豊かな社会が実現し、それとともに爆発的に大学進学率が伸びた。

 しかし、大学の大衆化は教育の質の低下を招いている。さらには、少子化で学生数が減り、私学経営が難しくなっており、大学もまた淘汰される時代である。

 ⑪電気の輸送「日本は琵琶湖の水を用ひ米国はナイヤガラの瀑布によりて水力電気を起して各々其全国内に輸送することとなる」

 20世紀文明の基礎にある電気は、水力、火力、原子力、太陽光、風力などを動力源とする、そして、発電地から消費地まで送電線で送られている。水、太陽光、風、地熱、石炭、重油、ウラン燃料、プルトニウムと、人類は20世紀に数多くのエネルギー資源を開発し、使用するようになった。

 私が小学生の頃には、弥生時代と同じように薪でご飯を炊いたが、今では原子力発電によって生み出された電気の力を使う電気釜である。自分の一生の間に、古代の薪から一気にアトムの時代になってしまった。驚くべき変化である。

 

 

 

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