衆院選後の日本政治(5):11月13日〜11月20日 | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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11月16日:厚労大臣当時に私が医師不足問題に取り組んだことについて、上昌弘氏が雑誌「Aera」に寄稿しています。私は、10 年間で医学部定員を5割増やす方針を決め、医学部定員数が1万2000人になるまで、毎年400人ずつ定員を増やすことにしました。https://dot.asahi.com/dot/2017110800037.html

 

11月17日:私も参院の合区には反対。問題は、それを憲法改正で行う方法だ。自民党案のように47条と92条に条文追加するのもよいが、人口を基本とせずアメリカの上院のように、各州2人というような根本的改革をやる時期ではないか。道州制導入などで中央集権から地方分権へと「国のかたち」を変更する必要がある。

1117日:私は、NY Times, Le Monde, F T, AWJ, Die Zeitなどを読んでいるが、日本にはこの種のクオリティ・ペーパーがあまりない。タブロイドやそれに近い大衆紙が多い。そうしないと読者がつかないからだろう。鶏と卵。しかし、一流紙をめざして改革しないなら、日本も日本人も二流のままとなろう。

 

1118日:日本の新聞は、安倍政権機関紙、政権批判紙、反原発紙、極右紙、経済紙、地方紙などとそれぞれの特色は自由だが、調査もせずに嘘を垂れ流し、印象操作を目的とする記事がよくある。同時に掲載されている一流記事が気の毒だ。訂正謝罪もない。購読者減は当然。活字文化を守るためにも残念なことだ。

11月19日:今日から国会で代表質問が始まる。教育無償化など選挙目当ての公約の問題点も議論すべきだ。大衆迎合的なばらまき政策の財源はどうするのか。増税か借金(公債)しかない。それでよいのか。財政再建の視点のない代表質問は失格だ。

1120日:日馬富士の暴行事件。どのテレビ局も、こればかり。事件の真相は解明してほしいし、適切な対応をとって欲しいが、ほかに報道すべき大事な問題はないのか。NHKまでが国会論戦より、この問題を優先。ワイドショー化は、「パンとサーカス」を大衆に与え愚民化していく。