衆院選後の日本政治(4):11月13日〜11月15日 | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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11月13日:葛飾区議選、都民ファーストの会の候補5人中4人が落選。小池都知事が都政専任と言っても、葛飾区は都内にある。衆院選の応援に全国を駆け巡った党首が区議選の応援には行かないというのは、あまり説明ができないのではないか。メッキがはげた党首と見捨てられた候補たち。

 

11月14日:小池都知事が希望の党の代表を辞任する意向という。無責任極まりない。今後は院政をしくのか。創業者のあり方が問われる。小池人気にあやかろうと塾に入り、候補になり、カネも召し上げられ、人生を狂わせられた人もいる。一方で、都知事の職は安泰だ。自業自得とはいえ、落選候補者には切ない結末だ。

11月14日:船長(党首)が見捨てた船(党)は座礁するしかない。あとは船内に残された財宝(政党助成金)を分捕るだけだ。その分捕り合戦に船長まで参加するなら、もうブラックジョークだ。船の残骸に取り残される者、立憲、民進、自民など他の船に移る者、天下太平の日本。金正恩がほくそ笑んでいる。

11月14日:小池都知事の党首辞任に伴い、都議会公明党は与党の座を降りるという。小池人気絶頂のときには仲間を裏切って彼女に擦り寄り、人気がなくなると都政専任と帰還した彼女を捨てる。この都議会公明党のご都合主義が衆院選での公明凋落(700万票以下)の最大の原因。党の未来のためにきちんとした総括を。

 

11月15日:大衆は感情的に動いて一定の「世論」を形成するが、集票を目的に、主義主張、信条、政策をかなぐり捨てて、その大衆に阿る政党が出てくる。そのような政党をカメレオン政党と呼びたい。そのような政党の無節操な動きがまた、ポピュリズムを増幅させる。後で、ブログに詳しく書く。

11月15日:厚労大臣のとき、薬害肝炎被害者の救済に努力したが、救済法案の期限がもうすぐ切れる。まだ全員が救済されていないので、ぜひ国会で延期の改正をお願いしたい。議員立法で成立した法案なので、多くの議員の協力・賛同を期待する。