トランプのアメリカ(8):10月16日〜11月02日 | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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10月16日:旧友のヘリテージ財団Ed.フルナー理事長からトランプ大統領演説への誘いがきた。明日17日19時30分からワシントンDCの財団で行う。この財団は共和党系でトランプにも政策提言をしている。私が今ブログで書いているレーガン大統領暗殺未遂事件以来の友人。Edよ、大統領によい提言を!

 

10月18日:テロ組織、IS(イスラム国)の拠点、シリアのラッカをクルド人主体の勢力が制圧した。難民に象徴されるシリアの状況は悲しい。関係諸国の複雑なパワーゲームがまだ続く。アメリカが北朝鮮問題に忙殺されている間に、アサド政権を支援するロシアの影響力が強化。米国は世界の警察官ではもはやない。

 

1026日:10月21_22日付けのニューヨークタイムズ掲載のGoodwin教授の「ポピュリズムと欧州」という論文にも言及があるが、1960年代後半、私の世代が学生の頃は豊かな中産階級社会の到来で、政治的要求は非物質的。半世紀後の今日、無教養の貧困層がポピュリズムに。後でブログに書く。

10月26日:私が東大助教授のころ世界システム論が流行。世界の覇権国が19世紀パックス・ブリタニカ(英)、20世紀パックス・アメリカーナ(米)。当時は、Japan as №1などと自慢してパックス・ジャポニカ(日)という声も。私の予測では、今後はパックス・サイノ・アメリカーナ(米中)ヘ移行。

 

11月1日:5日、トランプ大統領が訪日する。大統領に選出されてから1年。トランプ現象の背後には豊かさから取り残された白人労働者たちがいる。また「キリスト教のアメリカ」の伝統が生きている。これまでブログで記してきたが、その他の論考も今日から少しずつまとめてブログにあげていく。参考になれば幸い。

 

11月2日:アメリカの保守系シンクタンク、ヘリテージ財団は、トランプ大統領のアジア歴訪について、この地域に対する米のコミットメントを再確認することが地域の安定に繋がり米の国益にもかなうと強調。アメリカについての本や論文の紹介、私のツイート発言などのまとめを、このあと、ブログにまとめる。

11月2日:トランプ大統領アジア歴訪の最大の課題は北朝鮮。金正恩の唯一絶対の安全保障政策は核とICBMの開発であり、制裁を受けてもそれを止めない。昨日のNYタイムズが指摘するように、核武装した北朝鮮が既成事実となれば、韓国や日本も核武装で対抗するという意見が国際社会で強まる。核拡散の時代か?

11月2日:トランプ大統領の長女イヴァンカさんが来日した。大統領も日曜日には到着。英語を読んだり、聞いたりする機会も増えるが、いつも理解できず困るのがスラング。Urban Dictionary を重宝している。大学院時代のアメリカ人の学友もこれを使っている。まさに言葉は生きている