10月7日:ノーベル平和賞がICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)に。核開発についてトランプ大統領はイランとの核合意枠組みに批判的だが、国際社会もティラーソン国務長官も大統領の強硬策には懐疑的。’moron’(うすのろ)発言で長官が辞めないことを望む。暴走トランプの大事なブレーキ役だからだ。
10月11日:ティラーソン国務長官がトランプ大統領を「moron(うすのろ馬鹿)」と呼んだというが、大統領は「IQテストで白黒をつけよう、どちらが勝つかはわかっている」と反論。まさに劇場型政治家の典型。金正恩との非難合戦も同様。内外のポピュリスト政治家には退陣してもらわないと、世界が破滅する。
10月12日:今日の『ソクラ』にも詳しく書いたが、アメリカ共和党内でも大統領への不満が高まりつつある。コーカー上院外交委員長は、ホワイトハウスを老人ホームに喩え、ケアが十分でないと皮肉。コーカーも国務長官候補だったが、トランプはチビは駄目と拒否。ポピュリストの手に人類の命運が。危機的状況だ。
10月12日:米ではトランプ大統領罷免論が与党の共和党内にも。失策続きで職場放棄の小池知事に対する都民の不満は高まり、リコールも囁かれている。都職員の怒りは頂点に達しつつあり、そのサボタージュで都政は機能不全に陥りそうである。首相への野心から都政を踏み台にしたつけは、本人のみならず都民にも。
10月13日:アメリカがユネスコから脱退。トランプ大統領の「アメリカ第一主義」の現れとも言えるが、問題はそう簡単ではない。まず教育科学文化機関であるのに、政治化しすぎている。次に一緒に仕事をすると痛感する国連職員の怠慢ぶり。国連全体の改革が急務。優秀な日本人、国連職員になって活躍して下さい。
10月13日:イスラエルも米国に続いてユネスコから脱退。国連改革は必要だが、トランプの親イスラエル路線、イランとの核合意への批判的姿勢は中東を不安定にする。イスラエルとイランは犬猿の仲だからだ。外交にはバランス感覚が必要。”moron”(うすのろ馬鹿)というティラーソン国務長官の評価は正しい。