解散総選挙に関する舛添発言(1):9月17日〜9月21日 | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

9月17日:今朝の新聞報道で、一気に衆議院の解散風が吹き始めた。臨時国会冒頭解散、10月に選挙という日程も安倍総理の念頭にあるという。問題は北朝鮮だ。つねに国民を守ることを第一にすべきだ。衆議院解散中に一朝有事になると、参議院の緊急集会で対応(憲法54条)せざるをえなくなる。

9月17日:民進党から離党者が出続いている。早く明解な政策を国民に提示すべきだ。コービン氏に率いられるイギリス労働党は、EUからの離脱、移民問題で曖昧で保守党との差が見えない。これがイギリス政治の混迷の原因(ニューヨークタイムズ、9_10日付け)。前原民進党の参考になる。

 

9月18日:解散総選挙へと一気に政局が動き始めた。青森4区、新潟5区、愛媛3区の補選が無くなれば、すべて新区割りでの選挙となる。候補者の立場で言えば、短期決戦は選挙費用が少なくて済む。焦点は東京。都議会選の余波がどれくらい国政に影響するか。手足の都会議員を失った自民党代議士には苦しい戦い。

 

9月19日:解散総選挙の争点に消費税の使い途が浮上してきた。スウェーデンは税率25%、医療費42兆円の日本は10%に上げても実は足りない。増税分は、医療・介護などの福祉、そして教育分野で将来不安を取り除くことに当てるべきだ。不安があると、お金が貯蓄にまわり消費が伸びず、経済は活性化しない。

919日:解散総選挙の争点に消費税の使い途が浮上してきた。スウェーデンは税率25%、医療費42兆円の日本は10%に上げても実は足りない。増税分は、医療・介護などの福祉、そして教育分野で将来不安を取り除くことに当てるべきだ。不安があると、お金が貯蓄にまわり消費が伸びず、経済は活性化しない。

 

920日:<選挙>:新党を作る苦労。政党要件を満たすため国会議員5人以上が必要。単なる数あわせだと、粗製濫造になるし、政策合意も困難になる。選挙資金はどうやって調達するか。良質な候補者を揃えるのは容易ではない。公募するには時間が必要。組織なしで選挙戦をどう戦うか。空中戦のみでは勝てない。

 

921日:<選挙>:スローガンが大事。2009年夏、麻生首相の解散総選挙。民主党の勝利で、自民党は政権を失った。民主党は「政権交代」を叫んで戦いに挑んだ。厚労大臣だった私は、青木幹雄氏とともに「この分かりやすいスローガンには勝てない」と嘆いたものだ。今回、どの党が秀逸な殺し文句を作るか?

921日:<選挙>:候補者は街頭に出よ。選挙は風向きで大きく変化。世に吹いている風を知るべき。順風か逆風かで選挙戦略も異なる。参院選で好調なときは150万票獲得した私も、年金記録問題で逆風の時は50万票で落選を心配。小選挙区制の衆院選は風で大きく変わる。マスコミが最高権力者たる所以である。