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神使については、こちらをご覧ください。
猿 十二支では申
ご利益は、山王への取り次ぎ、無病息災、厄除け、魔除け。
また、繁殖力が強く、お産が軽く、子供への愛情が深いことから、
夫婦円満、子授け、安産、子育て、家門繁栄のご利益もあるそうです。
古代では、猿は、田の神・山の神として信仰されていました。
山から、時に里に下りてくる猿は、
人々にとって、とても身近な動物の一つであり、
山の神が、里へ下りてきて田の神となり、
恵みをもたらせた後、また山へと帰っていく。
と考えられていたので、その構図にぴったりと当てはまったのでしょう。
やがて、『記紀神話』で、山の神が確立されると、
猿は、山の神の使いとなりました。
山王 = 山の神 系の神社では、
「神猿ーまさるー」
と呼ばれ、
「魔去る」
に繋がると考えられたことから、
平安京の魔除け、災難除けとして、都の表鬼門となった、
日吉大社系の神使ともなっています。
山の神と、日吉大社系という事で、主に、
大山咋神ーおおやまくいのかみーの神使となっていることが多いのですが、
日本の山の頂点と言えば、富士山なので、
勿論、浅間神社の木花之佐久夜毘売ーこのはなのさくやびめーの
神使にもなっています。
また、太陽が昇る前から、活動的になり騒ぎ出す猿は、
太陽を抑える力を持つと考えられていました。
その為、太陽神の使いとも考えられ、
『日本書紀』にも、伊勢大神の使いと記されています。
天照大御神の神使ともなれば、
「はいはい」
と、言う事を聞くだけでは、務まらないという事でしょうか?
神使に、文句を言われて渋い顔をしながら、
それでも命を下す天照大御神を想像してしまいました。
「そんなこと、一介の猿のおいらには、難しいのさ。
天照様は、いつも無茶ばかり言うのさ~」
「そこを何とかいたすのが神使の務めなのじゃ。
事は、急を要する。
さっさと取り掛かるのじゃ」
「はい。はい。はーい」
「返事は、一回言えばわかるのじゃ!」
とか怒ってそうです(笑)
話を戻して、
猿は、仏教とも繋がりが深く、
釈迦の前世として表される動物の一つでもあります。
猿の姿を借りた釈迦が、日吉の神として現れ、
吉凶を示したので、「示す申」と書いて、
「神」の字を当てるようになったという逸話もあります。
中国の道教では、
庚申ーかのえさるーの日の夜に、
人の身体に潜む三尸ーさんしーが抜け出してきて、
その人の所業を天帝に報告しに行くと考えられています。
天帝は、それを聞き、功徳や罪の如何によって、
賞罰を決めると言われていますが、
最も大きな影響を持つものが、寿命の伸縮でした。
しかし、庚申の日であっても、
三尸が体外へ出られるのは、人が眠り、
意識を無くしている間だけだったので、
人々は、庚申の日の夜に夜通し起きて、
話をしたり、宴を開くようになりました。
これが、日本に入ってきたのは、
飛鳥時代か、奈良時代とされ、はっきりとした年代はわかりませんが、
平安時代には、宮中で行われており、
やがて、貴族階級、そして、武士へと広がっていったようです。
ただ、民衆へと広まるのは、とても遅く、
室町時代ではないかと考えられているようです。
この時、密教僧や、修験行者によって、
民衆へと広まったのですが、
元々、庚申信仰には、信仰対象とする神仏はなく、
一般的には、浸透しにくいものでした。
そこで、自分達の宗派の布教も兼ねて、
仏教系では、
「青面金剛」※
が、
神道系では、
「猿田毘古神」
が、
それぞれ、礼拝対象として当てはめられました。
猿田毘古神は、
「猿」
は、
「申」
に通じていると考えられたことから、
庚申信仰に繋がったとされており、
同じ繋がりで、庚申様の神使も、猿になったと言われています。
馴染みが深いものとして、
「見ざる、聞かざる、言わざる」
の
「三猿」
がありますが、
これは、自分達の所業を、
「見たり聞いたり、天帝に報告しないで欲しい」
との願いが込められて作られています。
画像は、大豊神社の狛猿
※青面金剛ーしょうめんこんごうー
ヒンドゥー教の夜叉。
仏教では、天部に含まれる。
仏教に取り込まれ、帝釈天の使いとなった後、
毘沙門天の眷属となり、北方守護を任せられ、
護法善神になった。
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