登美能那賀須泥毘古 | あき&みっちゃんの好きなことを好きなように好きなだけ

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新地亜紀と同居人みっちゃんです。


いつもご訪問ありがとうございます。

 

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無事に明石海峡を抜けた伊波礼毘古命は、
難波の碕ーなにわのみさきーで、非常に速い潮流に遭い、
その地を「浪速ーなみはやー ( 難波 ) 」と名付け、一か月滞在しました。


大和周辺の下調べを終え、白い砂礫の崖が続く生駒山を目印に、
15km離れた白肩津へ上陸しようとした時、
伊波礼毘古命軍の動向を、見守っていた者達に襲撃されました。

その軍を率いていたのが、
登美能那賀須泥毘古ーとみのながすねびこー

別名 登美毘古ーとみひこー
『日本書紀』では、長髄彦ーながすねひこーと表記。
でした。



最初の戦いで、五瀬命に怪我を負わせ、
その怪我が元で、五瀬命は命を落としてしまいます。
神武東征における最強の敵とされ、
伊波礼毘古命からすれば、憎い兄の仇となります。

長く続く辛い戦いの最中、皆の士気を高めるために、
6首の久米歌ーくめうたーを詠んだ伊波礼毘古命ですが、
その内の3首を、那賀須泥毘古との戦いの前に詠んでいます。
余程の想いがあったのか、それ程手強い敵であったのか。
ただ、その歌だけが、今に残っています。



那賀須泥毘古は、
調べれば調べるほど、隠された部分の多い神で、
とても厄介な神の一柱だと言えるかもしれません。

多くの文献に共通している事は、
古来より大和の国を治めていた一族の長で、
後から大和の地へと入ってきた、邇芸速日命ーにぎはやひのみことーを天津神と認め、
妹の登美夜毘売ーとみやひめーを嫁がせ、仕えていたという事。

 


二度目の戦いでも、伊波礼毘古命を苦しめた那賀須泥毘古ですが、
『古事記』では、なかなか勝敗がつかず、皆が疲弊しきっていた時、
一転にわかにかき曇り、雹が降り出したかと思うと、金色の鵄ーとびー※が舞い降りて、
伊波礼毘古命の弓の先に止まると、雷光の様な、眩しく強い光を発しました。
すると、その威容に、那賀須泥毘古の軍は恐れをなして逃走してしまいました。
という内容で、終わっているようです。
その後、那賀須泥毘古が、どうなったのかはわかりません。



しかし、『日本書紀』では、逃走した那賀須泥毘古の軍を、
伊波礼毘古命の軍が追撃します。
追い詰められた那賀須泥毘古は、伊波礼毘古命に対して、
 

「この大和の地には、天の磐舟に乗って天降られた、
邇芸速日命という天津神がいらっしゃる。
その方が治める地に、このような大軍でいきなりやってきて、
土地を奪おうとするお前達は信用出来ない。
お前達も、天津神の末裔と言うが、
天津神の御子というものは、何人もいるものなのか ! 
お前達は、偽物ではないのか ! ! 」
 

そう言い放ちますが、
伊波礼毘古命に、


「天津神の御子は、数多くいる。お前達が仕えるものが、
本当に天津神ならば、その徴を持っている筈。それを見せよ」
 

と言われました。

邇芸速日命の持つ神器と、伊波礼毘古命が持つ神器をお互い見せあうと、
それが同じものだったので、
那賀須泥毘古は、伊波礼毘古命を天津神の御子だとは認めました。

しかし、それと土地の侵略とは別の話です。
主君 邇芸速日命の為にも、
何よりも、長年自分達の一族が守ってきた、大切な大和の地を、
奪われるわけにはいきません。

あくまで、戦いを続けようとする那賀須泥毘古でしたが、
伊波礼毘古命に土地を譲ろうとする邇芸速日命とも対立し、
邇芸速日命に刺し殺されてしまいました。
そして、残った一族は、邇芸速日命と共に、
伊波礼毘古命に仕える事となったのです。



一説には、邇芸速日命を祖神とする物部氏が滅んだ時、
物部守屋を射殺したのは、那賀須泥毘古の一族の末裔であったとか。
それは、一族の長を裏切った主君への復讐であったのでは?
とする説もあるようです。

葛城市の鍋塚古墳に眠っているとされる那賀須泥毘古ですが、
その心は、少しは安らかになっているのでしょうか。



ご神徳 残念ながら見つけられませんでした。



※金色の鵄 ( = 金鵄 )
この鳥を見た瞬間から、那賀須泥毘古が戦意を失っている事から、
那賀須泥毘古に、強力なメッセージを送れる人物の象徴だとする説もあるようです。
そして、それは、邇芸速日命の使者として立った、妹の登美夜毘売だとされています。



 

ここからは亜紀がお送りします。

登美能那賀須泥毘古・・・。

コンタクトを取ってみよう。

 

静止画。

動きがない。

マックス怒りのまま固まっているのか?

 

静止画でもないね。

叫んでいる?

でも、言葉というよりは音のような。

激しい呪いの言葉が放たれてるな・・・。

んんんんんんんん。

辛い。

 

饒速日命に殺された説を押すな。

この裏切られた感の半端なさは。

神様のプロフィールの中で一番辛いかもしれん。

 

血の涙を流し・・・呪いの言葉を吐き続ける・・・。

そうとう屈辱的で腹立たしかったんだろうな。

そしてそのままの状態で時間が止まる。

 

永遠の牢獄。

 

でも、少しずつでも動いているから、

いつか登美能那賀須泥毘古はこの時間枠から出ていく事が出来るんでしょう。

 

滅びゆく古い氏族、その最後の若き族長。

その誇りと一族存続の為に外敵を駆逐する為に戦った。
 

 

でももういいんだよ。

終わったんだよ。

遥か昔に。

 


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