沙本毘古王と沙本毘売命 | あき&みっちゃんの好きなことを好きなように好きなだけ

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沙本毘古王ーさほびこのみこー
『日本書紀』では、狭穂彦王と表記。
 ( 日下部連ーくさかべのむらじー、甲斐国造ーかいのくにのみやつこーの祖 )

 

沙本毘売命ーさほびめのみことー

『日本書紀』では、狭穂姫命と表記。

 

父 日子坐王
母 沙本之大闇見戸売ーさほのおおくらみとめー
  ( 春日野から佐保一帯の、大和北部に関係のある一族の出身だったと思われる )



沙本毘売命は、従兄妹の垂仁天皇の皇后となりました。
ある日、沙本毘売命は、兄の沙本毘古王に、
「兄と夫、どちらを愛おしく思うか? 」と問われ、
「兄様です」と答えました。
同母兄妹の二人は、当時でも禁断の恋に、身をやつしていたのです。

そこで兄は、妹に小刀を渡し、天皇を暗殺するよう言い含めました。
兄にとって、二人の恋路には、天皇は邪魔だった訳です。

沙本毘売命は、愛する兄の言う事を、必死で実行しようとします。
毘売の膝枕で眠っている天皇に、何度も小刀を振りかざしますが、
天皇の安心しきった寝顔を見ると、愛おしさが込みあげてきて、
どうしても殺すことが出来ず、ほろほろと涙を流しました。

毘売の頬を伝い、天皇の顔に落ちた涙で、天皇は目覚めます。
慌てて涙を拭い、平静を装う毘売でしたが、天皇の、
「不思議な夢を見たよ。佐保の方から夕立が降って来て、
錦色の小蛇が、私の首に巻き付くんだ。これは一体何の夢だろうね? 」
という言葉に、自分がしようとした事を全て告白します。

謀反を企てた沙本毘古王に、討伐の手を差し向ける天皇でしたが、
沙本毘古王も、稲束で急ごしらえの城を築き、その中に立てこもります。
そして、沙本毘売命も天皇の宮を抜け出し、兄と共に、稲城に立てこもったのです。



沙本毘売命を深く愛していた天皇は、攻撃の手を止め、
何か月も周囲を取り囲む事しか出来ませんでした。
しかし、いつまでも包囲するだけで済ます訳にはいきません。
反逆者の処罰は、断行せねばなりませんでした。
意を決した天皇は、稲城に火を掛ける事にしました。

その最中、沙本毘売命のお腹に宿っていた天皇の御子が、生まれ出でました。
天皇を殺そうとした自分は、天皇の元に戻る資格は無く、
兄と共に果てても構わないと決心していた毘売でしたが、
生まれてきたばかりの御子には、何の罪もなく。
天皇に、育ててくれるよう使いを出します。


これを、御子だけではなく、毘売を取り戻すための好機だと思った天皇は、
屈強な兵士を遣わし、御子と共に毘売を稲城から引っ張り出そうとしますが、
それを読んでいた毘売は、髪を剃りカツラにして、
腕輪や服にも、すぐ壊れるよう細工をしていました。



結局、御子は無事、天皇の元に届けられましたが、
毘売の奪還は叶いませんでした。
それでも、毘売の事を思いきれない天皇は、
御子の名前を付けるのは、母親の役目だと、毘売に迫ります。
すると、毘売は、
「火中で生まれたから、本牟都和気命ーほむつわけのみことーとして下さい」
と言いました。

まだ、毘売を諦めきれない天皇は、次に、
「あなたが結んでくれた下紐を、私は誰に解いてもらえばいいと言うのか  」
と訴えます。すると、
丹波比古多多須美知能宇斯王の娘達は、誠実で清らかな娘達だと言います。
その娘達を迎えてください」
と返事が返ってきました。

どうあっても、自分の元には帰ってこない毘売に、
天皇は、泣く泣く火責めを続け、沙本毘古王と沙本毘売命は、
手に手を取って、共に焼死してしまいました。



この話は、二人の男性の間で揺れ動いた毘売が、
夫には子供を贈り、兄には自らの命を捧げた物語として、
叙情的で、文学的完成度が高い説話として書かれています。

また、『古事記』では、沙本毘古王と沙本毘売命の間に恋愛感情はなく、
兄への敬愛の精神だけで、夫を殺そうとし、
でも、天皇への忠義と貞淑に挟まれると言う、
道徳的でありながらも、抑えがたい気持ちに揺れ動く様が書かれ、
『日本書紀』では、沙本毘古王は、
「お前が年を取って美しさが衰えたら、天皇は、見向きもしなくなるから、
兄が天皇になった方が、辛い思いをしないで済むぞ」

など、

人々の言う事が、理屈っぽいのが特徴のようです。

これは、『古事記』が国内向け、
『日本書紀』が、国外向けの違いなんでしょうか?
それとも、編纂した人の違いなんでしょうか?
調べてもわからなかったのですが、
こう言う違いが、記紀を比べる上で、面白いところですね。


ご神徳 佐波加刀神社などに祀られていましたが、
      ご神徳は、見つけられませんでした。



ここからは亜紀がお送りします。

 

ん~。

禁断の愛。

近親相姦・・・と書くとドロドロしすぎかな。

沙本毘古王と沙本毘売命。

 

早速コンタクトを取ってみよう。

 

禁断・・・もあったかもだけど、

沙本毘古王の方は皇位の簒奪は狙ってたんじゃないかな。

殺そうとするには動機がいるよね?

なんか、サイコパスっぽいのよね。

漂う雰囲気が。

妹の沙本毘売命は精神的にコントロールされてたんじゃ?

 

 

沙本毘売命は、

物語として美しく伝わっているので、

人の意識が創り出しているのか、

少し儚く美しい人に感じる。

火攻めにあっても投降しないのは、

かなり強情だと思うのだが・・・。

 

 

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