退院後、まるで何も無かったように元気を取り戻したポールは、翌週に迫ったサン・ディエゴへの出張のため、飛行機の予約をしていました。
私が内心、「うーん、でもまだ病み明けだし大丈夫かしら・・・」と思っているのを察した彼は「志野も一緒に来る?」と聞き、一つ返事で「Yes!」・・・家で彼を心配しているくらいなら、同行したほうが安心です
私はこれまでカリフォルニアのベイエリア(通称シリコンバレー)には計4年間住んだにも関わらず、サン・ディエゴを訪れたことはなく、、、ポールに滞在先が街のどの辺りかをたずねると、なんと海辺のリゾートホテル!出張なので、大都市内のビジネスホテルかと思いきや、「あ〜、これは彼の入院で大変な思いをした私に、神様からの癒しのギフトね〜」とニンマリ
突然の旅行プランにも関わらず、幸いナバホのカップルが留守中の牧場をケアしてくれることにもなり、出発前に来てくれた二人に動物達の世話を説明し、いざ空港へ!
私にとってはコロナ禍が始まって以来の初飛行、、、マスクも通常の不織布ではなく、保管しておいたN95仕様を持参して。
久々に訪れたアルバカーキ空港は相変わらず美しく・・・
天井の梁(はり)や、テラコッタ・タイルの床が個性的な空港内
赤い岩山を望むアリゾナのフェニックス空港で乗り継ぎ到着したサン・ディエゴには、辺り一面ヤシの木が生い茂り、懐かしいカリフォルニアの潮風を深呼吸
空港からホテルまでの道中には見渡す限りヨットハーバーが広がり、リゾート感満載!「合衆国」と言う名の通り、アメリカは州ごとにまるで異なる国のようです。
ホテルに着くや、ポールはカンファレンスが催されている会場へ。
船をモチーフにしたホテル内
私はホテルの周囲を散策したり、海辺のカフェで一息ついたり、部屋に戻ってくつろぎ、ブログを更新したりなど、久しぶりに一人時間を満喫
ランチやディナーには、内陸暮らしではありつけない新鮮なシーフードを美味しいワインや日本酒といただき、ボディ・マインド・スピリットともにすっかり満たされました
また、日頃は常に動物達に囲まれているため、ポールの空き時間には久しぶりに(!)手をつないで散歩をしたり、美しい夕陽を眺めつつ、改めて一緒に生きている今に感謝
今回の旅では、驚いたことに空港や機内を始め、どこに行ってもマスク着用者は1割にも満たず、すっかりパンデミックが終わったかのよう・・・このままコロナ禍が終息することを願い、サン・ディエゴに別れを告げるのでした。