「戦場のメリークリスマス」から時を経て・・・ | アメリカの聖地から愛と癒しをこめて、迷えるあなたを幸せに満ちた人生へと導きます ♡

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アメリカ・ニューメキシコ州のネイティブアメリカンの聖地に在るヒーリング・ランチ(癒しの牧場)にて、世界中の日本人に対する人生相談と野生馬の救済を行なっています。

心友の睦世(むつよ)さんの舞踏鑑賞のFacebook投稿で、

またもや彼女の玉手箱から、スペシャルな宝物が飛び出し驚く。

 

舞踏の主役の柴崎正道氏は、早稲田大学時代、

名画戦場のメリークリスマス」に日本兵の

エキストラとして出演されていたとのこと。

 

復興版ポスター

 

 

ロケ地の南太平洋ラロトンガ島での珠玉の逸話は、

同地に唯一のインタビュアーとして滞在許可された睦世さんから

たびたび伺っていたが、舞踏家の柴崎氏も同行していたとは初耳だ。

 

彼女によると、氏の舞踏は、主役の坂本龍一やデヴィッド・ボウイに大きな影響を与えたという。亡き二人のスーパースターもまた、

睦世さんの長年の親友だった。

 

そして柴崎氏の名前に、ふと遠い記憶が蘇る。

 

90年代、私は肉体による芸術表現に惹かれ、クラシックバレエ、舞踏、

コンテンポラリーダンスから演劇まで、あらゆる舞台を鑑賞していた。

次第に自分でも踊ってみたくなり、

山海塾のワークショップに何度か参加もした。

その流れで観たのが、柴崎氏の「はだしの王様」だった。

寺田倉庫での公演は鮮烈でカッコ良く、

波のようにうねる山海塾のスタイルとは異なり、

どこか武道を彷彿とさせた。

「もしブルース・リーが前衛音楽に合わせて舞踏をしたら、

こんな感じかもしれない!」と、震えるほど感動したことを覚えている。

 

 

そして30年以上経ち、柴崎氏の舞台写真が目の前に再現された。

私の人生は当時から大きく変化したが、

氏は今もなお、真摯に舞台表現を続けている。

 

私がかつて彼の舞踏を鑑賞した旨をコメントすると、

睦世さんは早速柴崎氏に伝え、彼自身からお礼の返事が届いた。

 

感慨深くなり、なぜ当時の私はあれほどまでに

舞台鑑賞にのめり込んでいたのかと、想いを馳せる。

そうだ、舞台だけでなく、映画や音楽、絵画といったアート全般を通し、

生きる意味や自分の存在意義を必死に探し求めていたんだ。

 

 

そして、その意味を見出した今は、

アメリカの大自然の躍動感と神秘、

動物達の生命力に包まれ、

ただ生きている。

 

地を踏みしめ、天を仰ぎ、

生を謳歌している。