BOXOUTの先生がオススメする５／１２の曲とコラム（食事の基本は「季節・風土・丸ごと」）

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本日のおススメ曲！

💓本日のコラム💓

内海聡先生から学ぶ♫と

題して、今回は、

食事の基本は

「季節・風土・丸ごと」

についてのお話をシェアします♫

食事で意識してほしい３点を紹介しましょう。

①季節に合ったものを食べること

「季節に合ったものを」と聞くと「旬のものは美味しいから」と考えるでしょうが、それ以上の意味があるのです。「滋味豊かな旬の料理」などという表現がありますが、滋味とは栄養豊富で美味しいという意味です。旬の季節に育った作物こそ栄養価は高いのです。東洋医学の観点からいっても、季節に合ったものを摂ることは自然の摂理に沿ったことになるのです。たとえば、今ではハウス栽培の進化で、真冬でもきゅうりやトマトがスーパーに並びますが、きゅうりやトマトはカラダを冷やす夏野菜です。真冬にわざわざ時季外れで割高な夏野菜を食べてカラダを冷やして、病氣を招く道理はどこにもありません。季節にあった作物を食べる。こうして自然の摂理に合わせることが、何よりも健康の秘訣です。

②日本の風土に合ったものを食べる

これは「身土不二（しんどふじ）」に基づいた考えで、「身（体）」と「土（土地）」は「不二（切り離せない関係）」という意味です。ただ、世界中の料理を食べるようになり、世界中の農作物が日本でもつくられるようになった現代の日本では、何が日本の風土に合ったものか非常にわかりにくくなっているのが現実でもあります。一方で、料理の世界では和の野菜を使う店が増えてきています。イタリアンやフレンチといったレストランでも、ごぼうやかぶ、大根といった和の野菜を使ったり、伝統野菜を農家と一緒になって復活させたりなど、良い傾向が出てきています。そういったレストランに習って、家庭でも和の野菜を積極的に取り入れてみてはどうでしょう。和野菜を洋風にアレンジすれば、飽きることなく日本の風土に合ったものを食べ続けることができますから。

③食べ物を丸ごと食べる

「一物全体」や「ホールフード」という言葉を聞いたことはないですか？東洋医学の思想で、たとえば、魚なら頭から尻尾まで、いもやにんじんは皮つき、葉付きのままで、米は玄米で食べようという考え方です。丸ごと食べる良さは、たとえば穀類や根菜類などは糖質が高いですが、丸ごと食べることによって食物繊維もとり、その食物繊維が糖質の吸収を緩やかにし、カラダに適した間接糖のかたちで取り入れることができます。精米した白米は米の栄養素をすべて除去した、ただの糖質の塊にしか過ぎませんから、玄米で食べることで外皮にあるビタミンやミネラルといった栄養素を摂取することができるのです。また、日本の和食文化で見逃せないのが発酵食品。味噌やしょうゆ、納豆、漬けものなど発酵食品も一物全体だといえます。なぜなら、発酵食品に含まれる乳酸菌や酵母菌など微生物もこれらの食物に含まれるものだからです。

＜あなたを殺す食事生かす食事より抜粋＞