はじめに
MSFC/MSCSは、相当昔に検証環境で構築した事があったのですが
はっきり言って、全く覚えていませんでした。
復習も含めて一度構築してみようと考えましたので
その時の手順を纏めておきたいと思います。
環境
以下の絵の通りに構築したいと思います。
サーバ:
OS:Windows Server 2016 x 3台
CPU:2コア
メモリ:16G
HDD:50G
仮想NIC:
・家庭内LAN
・HeartBeat用 (ADは除く)
役割:
・ActiveDirectory
・フェールオーバー #1
・フェールオーバー #2
True NAS x 1台
→iSCSI
・300G (共有用)
・2G (クォーラム用)
HeartBeat用標準スイッチ追加
イメージとしては、以下の通りにESXiに青色枠の標準スイッチを追加し
Cluster用サーバがHeartBeat用に足を出します。
1.ESXiにログイン後、左側にあるネットワークを選択し、右側の「標準スイッチ」タブを選択します。
2.標準仮想スイッチの追加で新規標準スイッチを作成します。
3.次に、「ポートグループ」タブを選択しポートグループの追加を行います。
※仮想マシン追加の時にNICx2選択し、一つは通常のVMNICを選択し、もう一つは、先ほど作成したVMNICを選択します。
仮想マシンの作成
1.MSFC用仮想マシンは、仮想NICを二つにします。
2.WindowsServerは、以下の通りにしました。(ADは単純に仮想NICは一つで後は一緒です。)
OSのインストール
1.Windows Server 2016 インストール
VirtualBoxでWindows Server 2016をインストールしていますが、OSのインストールは同じなので
参考程度に参照にして頂ければと思います。
2. True NASインストール
True NASの仮想マシン作成とOSインストールは、以前纏めましたので参考程度に参照して頂ければと思います。
補足:
Windows Server 2016を仮想マシン分OSをインストールするの時間がかかるため
一度、OSインストールしパッチ等当てたら仮想マシンを複製しました。その時の手順は以下を参考にして頂ければと思います。
TrueNASにてiSCSIを作成
TrueNASにiSCSIを作成した後、WindowsからiSCSIを接続する手順を纏めております。
Windows Server 2016 基本設定(AD)
1.サーバに管理者権限でログイン後、コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」を選択します。
また、以下の通りIPアドレスを付与します。
Ethernet0:192.168.0.108/24
GateWay:192.168.0.1
DNS1:192.168.0.1 (※自宅のLANなので)
2.コンピュータ名を変更します。
3.ファイアウォール無効
ActiveDirectory役割インストール
1.サーバマネージャを開き、役割と機能の追加ウィザードを開きます。
2.サーバの役割で「ActiveDirectoryドメインサービス」を選択します。
3.あとはデフォルト設定で進め、インストールを開始します。
4.インストールが完了したら初期セットアップを開始します。
「このサーバーをドメインコントローラーに昇格する」を選択します。
5.配置構成では、ドメイン環境が無いので新規フォレストを作成します。
6.任意のパスワードを入力します。
7.ここでは、デフォルトのままで次へ進みます。
8.NetBios名を入力します。(STUDY.LOCALなので、STUDYで登録)
9.ここでは、デフォルトのままで次へ進みます。
10.このまま次へで進みます。
11.インストールを開始します。
12.インストールが完了すると、OSの再起動をします。
そして、再度ログインしたらAD機能がインストールされている事が解ります。
ここまで読んでくださって有難う御座います。
お疲れさまでした。
次は、MSFC/MSCSなど行っていきたいと思います。