はじめに

vCenterさえあればGUIを使ってテンプレートの作成やクローンを簡単に作れますが
有償版のvCenterを個人で買うものではないのでvCenterなしでやってみようと思います。

※評価版をインストールしても良いのですが、いづれ評価版の期限が過ぎて
 使えなくなってしまうので。。。

 

作業の流れ
 datastore1にあるWindows Server 2016のクローンをdatastore2へ作成する。

 そして、Cloneで作成したWindows Server 2016を起動する。

ESXi7.0のSSHとESXi Shellサービス起動

①ESXiのWebUIへログイン

   http://[ ESXiサーバのIPアドレス or ホスト名 ]

 

②ログイン後、左側のナビゲータ欄にあるホスト▼を展開し、「管理」を選択。

 

③右側の「サービス」タブを押下。

 

④以下の名前のサービスを右クリックする。

 そして、右クリックメニューの「起動」を押下する事でサービスを起動させる。

  ・TSM (ESXi Shell)

  ・TSM SSH

Cloneデータ作成

①TeraTerm起動し、ESXiサーバのIPアドレスを入力。

  そして、「OK」ボタンを押下

②アカウントを入力。そして、キーボードインタラクティブ認証を使うを選択

 

③パスワードを入力し、「OK」ボタンを押下する。

 

④ログインに成功すると以下の画面の通りになる。


⑤Clone用のフォルダ作成

#mkdir /vmfs/volumes/datastore2/W2K16_CLONE


⑥以下の階層に移動

#cd /vmfs/volumes/datastore1


⑦仮想ディスクのコピー

#vmkfstools -i W2K16/W2K16.vmdk /vmfs/volumes/datastore2/W2K16_CLONE/W2K16_CLONE.vmdk -d thin


⑧仮想マシン構成ファイルを新規作成したフォルダにコピー

#cp -p W2K16/W2K16.vmx /vmfs/volumes/datastore2/W2K16_CLONE/W2K16_CLONE.vmx
#vi /vmfs/volumes/datastore2/W2K16_CLONE/W2K16_CLONE.vmx

以下、vi置換オプション

:%s/W2K16/W2K16_CLONE/g

 ==一斉に置換した際の変更箇所が以下 ===

nvram = "W2K16_CLONE.nvram"
scsi0:0.fileName = "W2K16_CLONE.vmdk"
displayName = "W2K16_CLONE"
sched.swap.derivedName = "/vmfs/volumes/5e5142a4-2f5b0226-31cd-6c2b59b7f117/W2K16_CLONE/W2K16_CLONE-6b2680fc.vswp"
migrate.hostlog = "./W2K16_CLONE-6b2680fc.hlog"

 

コピーしたCloneをWebUIにてインベントリの登録

①ESXiのWebUIにて先ほどコピーした仮想マシン構成ファイルをインベントリに登録を行うため

 ナビゲータ欄にあるストレージを選択、右側に「データストアブラウザ」のリンクを押下する。

 

②データストアブラウザが起動するので、Cloneを作成したdatastore2を選択

  Cloneディスクがある「W2K16_CLONE」の配下にあるW2K16_CLONE.vmxを右クリック。

  仮想マシンの登録を選択する。


③仮想マシンの起動を起動


④仮想マシン起動時に質問が聞かれるので「コピーした」と回答する。


⑤仮想マシンが起動します。
 ただ、気を付けなくてはいけないのは
  ・ホスト名がコピー元のまま
  ・IPアドレスがコピー元のまま
 など。あるので必要に応じて変更をしなくてはなりません。

 

 

ここまで読んでくださって有難う御座います。

お疲れさまでした。