ドラゴンボールといえば中年男からすれば昭和の時代から放映されて来たテレビアニメで,当時は男女問わず全員が当然の如くその内容を深く知っている状態であった.昭和61年(1986年)2月26日に第1話が放映された.

 

 

小学生時代にアニメドラゴンボールに没入していた子供達が現在50歳前後の父親母親として社会の中で生きている筈である.ドラゴンボールの世界観に子供時代に埋没していた私が今思うと,一体何の為の擦り込みであったのだろうか,と感じるのである.当時は今のようにインターネットが全く普及していない時代であったので,唯何となくテレビ放映を見て一切疑うことなく楽しんでいた.
 では先ず,この物語のあらすじを述べる.主人公の孫悟空が冒険をして仲間を増やして悪者をやっつける.西遊記に出て来る如意棒や筋斗雲がこのアニメでも多用されている.ドラゴンボールを7つ集めると神龍(シェンロン)が願いを一つ叶えてくれるというストーリーである.

  
  神龍(シェンロン),中国語のピンイン標記で「Shénlóng」

龍が俗人の願いを叶えるとは,また如何にも我欲を醸し出すストーリーではないか.テレビ局を支配する電通は世界権力金融○○○勢力の傘下にあるので,日本のアニメ制作のパワーを利用して子供達を洗脳するプロジェクトを立ち上げて,この「ドラゴンボールシリーズ」に取り組み始めたに違いない.
 ところで,以前,私はこのブログで龍神は欲を司る邪神であると述べた.

 

 

 

ま,そういうことだ.数千年の歴史ある龍神がこの日本を背後から支配しているのであるが,アニメを利用して1980年代から日本の子供達の心も完全に操作し始めたということである.なんと,あろうことか,40年程経って2024年秋にも飽きずにこのドラゴンボール新シリーズのアニメ放映を開始するらしい.日本を支配する現在の権力集団は「ドラゴンボール」を使って人々に自我と欲の振動波を出させ捲るという手口を現在でも執行中である.子供はしょうがないにしても大人が好き好んでこういったアニメを何の疑いも無しに子供と一緒になって見ている姿は実に残念でならない.
 それにしても,何故これほどまでに人気が継続するのだろうか?ドラゴンボールの新シリーズが出る度に一人一人魅力的なキャラクターが出て来るのが子供達には面白くて堪らないのだろうか.それに加えて次の点がサイ科学的に重要と思われる.

 

1. 人間の背後にオーラが描かれている. 
2. 「カメハメ波」など気功の技を使って相手をやっつける.
3. テレパシーが多用されている.
4. 宇宙船に乗って別の惑星に旅をする場面がある.
5. レベルが上がれば瞬間移動の術(テレポーテーション)ができる.
6. 霊界がある.死後に霊界で修業すれば,霊界での肉体である霊体が鍛えられる.そして,神龍へお願いすれば生き返ることも可能である.

このように何れも我々にとって是非とも修得したい能力ではある.唯この能力をこのアニメのように相手を打ち負かす為に利用したくはないが.
 サイ科学の基本についてはこれまで幾つか話題にして来た.

 

 

 

 

子供達にはこういった超常現象の側面に純粋に関心を持ってくれたらいいのだが….残念ながら,このアニメのほぼ全シーンを占める相手をやっつける場面は激烈な闘争心を煽る所為で子供達には頗る宜しくない.そして,戦闘がエスカレートして来ると,大地を破壊し,そこに生息している草木を平気で伐採絶滅させてしまうシーンは環境保護の観点から大変な問題映像であろう.こういった映像を見た子供達の中には平気で戦争を嗾けたり,森林に放火をする輩も将来的には出て来るのではなかろうか.
 以上述べたが,私はこのドラゴンボールは清濁併せ持ち,正邪織り交ぜて大変魅力的なアニメ作品であることは否めないと考える.こういった俗世間に普及している子供向けコンテンツを皮切りにして,サイ科学の入門を紹介することが少しでも出来るのではないかと感じている.テレビアニメ制作側の意図としては,サイ科学の知識の普及は全く念頭にないとは思うが.
 今回,ドラゴンボールの良い点と悪い点を述べた.我々が到達すべき目標は各自が超能力を修得することである.超能力は闘争心からは決して開顕され得ない.洗心と瞑想が最も重要である.このことを肝に銘じて,日本中の親達はこの人気アニメ「ドラゴンボールシリーズ」を上記のように色々と条件を言い聞かせながら子供に見せなければならない.