サイ科学についてはその入門として以前話題にした.

 

 

 人体と波動の関係についてはずっと以前から研究されて来ている.特に,サイ科学の分野では人体や動植物の周りにはある種のオーラが発生し作用しているといった研究が世界中で為されて来た.
 このほど,Twitterで新しいキルリアン写真の画像が公開された.

 


「全ては波動エネルギーである.キルリアン写真は高電圧の接触印刷写真です.キルリアン写真は1939年に高電圧写真で仕事を始めたセミョン・ダビドビッチ・キルリアンと彼の妻ヴァレンティーナに因んで名付けられました.キルリアンは彼の妻と協力して30年以上に亘り機材の開発と電子写真の研究に携わって来ました.キルリアンの作品は1970年にシェリア・オストランダーとリン・シュローダーによって出版された「鉄のカーテンの後ろの精神的発見」というタイトルの本によってこの国の一般大衆に最初に知られるようになりました.」

 この画像を見ると人体の手からある種の波動が発せられている様子が鮮明に見える.1939年にキルリアン氏が写真を撮ったということは,もうかなり前から人体には不可視の波動が取り巻いているという事実が一部の人々の間では認識されていたということである.この画像からは人体だけではなく植物にも同様に光が発せられて見える.私達は見えないというだけでそこには何もないと勝手に判断しがちであるが,こういった特殊な方法で以て撮影した映像を見ると,確実にある種の波動が生命には関係しているということが如実に示された訳である.御神示でも述べらているように,その波動は精神の状態に依って様々に変化する.怒りや不安,疑いなどネガティブな想念の場合は暗い色のオーラとなり,強く明るく感謝の想念の波動であれば,明るい色のオーラが示されるとのことである.
 ところで,サイ科学創刊号に日本サイ科学会会長関英男先生が次の訳文を載せて述べていらっしゃる.

イゲンベルグス博士:特別寄稿論文高電圧放電写真,サイ科学,16頁,1976年.

「…現在までの経験によれば,人間エネルギーはプラズマに関係がある.それにもかかわらず,そのエネルギーは食物だけから供給されるわけではなくて,主として呼吸を通して発生し,何か別のものと考えなければならない.すなわち,この人間エネルギーは重力・電気・原子力といった今まで既知のエネルギーに対応するものでない性質を持っている.これは疑いのない事であるが,しかし,他種のエネルギーを検討した時と同様に定性的定量的検討を加える必要に迫られている.…」


 要するに,キルリアン写真について従来の科学で用いられるプラズマ・重力・電気・原子力といった用語では説明しきれない何かがあるというふうに科学の第一人者であるイゲンベルグス博士が断言しておられるのである.これこそが上記で述べたような3次元世界では捉えることが困難なオーラであると考えられる.この事を1970年代にはまだ明確に述べる機運が高まってはいなかった所為で,この博士のような表現となってしまっているのである.
 我々は永年唯物科学の支配下で見えない波動については本当に見ないまま過ごして来た.しかし,ここらで愈々見えない波動,不可視の人体について本格的に議論すべき時に来ている.巷のスピリチュアル系情報発信者は地球が五次元世界に次元上昇するというふうに盛んに述べている.我々一人一人の想念波動がたった一人であっても周りに大きく影響することに多くの人々が気付く時がそろそろ訪れるだろう.
 一寸古いが上記に記載のあるシェリア・オストランダーとリン・シュローダーの2人の女性が書いたPSI(超常現象)HANDBOOKの邦訳版がAmazonで購入できる.

文献
S・オストランダー L・シュローダー:実験四次元科学(上),たま出版,(1976).