今回が漸くこの御神示「超能力の開顕(一)」の最終回となる.この御神示は(四)まであるので,御神示No.4としてはまだまだ続く.但し,一旦ここで(一)は終了となる.これまでの4回分を次に示しておく.

 

 

 

 


 では,早速前回からの続きを読んでみよう.

「超能力の開顕(一)」 (取次の神より) -最終回-

 汝等地球人は此の理*1を然と知るべし.故に精神感応能力を備えし者に有らざれば,真実の文明を築くこと能わず.亦,諒優良人間とは申せざるなりと申すなり.
 扨て,先に申せし如く,汝等地球人は速やかに此の人間本来与えられし超能力を再び獲得せざるべからず.此の再びと申すは,今生くる地球先進人類の殆どの者達は,嘗て超能力を身に付けし時有りたるを申すなり.速やかに此の能力を還元せざるべからず.是には先ず大神様が,地球全人類必須の行と仰せられし御教えを,然と守ること肝要たり.即ち,
    常の心として
「強く正しく明るく,我を折り,宜しからぬ欲を捨て,皆仲良く相和して,感謝の生活を為せ」
    御法度の心として
「憎しみ,嫉み,猜み,羨み,呪い,怒り,不平,不満,疑い,迷い,心配心,咎めの心,イライラする心,セカセカする心を起こしてはならぬ」
 此の超能力開顕の修行に就き,以下*2適宜申し伝えんも,先ず心の調整を図り,大神様の御諚を固く守り生き,同時に利他愛の心を起こすべし.前述せし如く,地球人が超能力を失いたる根本原因は「自他一体感」を喪失為したる処に有り.此の利他愛の心に付き何れ述べる機会得たきも,一人己耳この取次の神の言葉を聴きて自己満足に浸るは,利他愛の心に反すること申し措くなり.善を勧めんと為す神の言葉を頒かち合う者こそ利他愛の心の実践者なるを知るべし.
  昭和55年1月7日未明   神 示

*1 ことわり
*2 続きが(二)~(四)とあるという意味

<解説> (Shinmoedake2011による)
・我々地球人はこの事実を知るべきである.ゆえに,テレパシー能力を備えている者でないと真実の文明を築くことは出来ない.また,本当の優良人間とは言わない.
・先に述べたように,我々地球人は早急にこの人間本来与えられている超能力を再び獲得しなければならない.「再び」とは今生きている地球上の先進人類の殆どの者達はかつて超能力を身につけていた時があることを言っている.
・早急にこの能力を取り戻すべし.
・それには先ず大神様が地球全人類必須の行いと仰せられている御教えをしっかりと守る事が重要である.
・洗心については以前このブログで紹介した.

 


・この超能力を発現する為の修行について今後継続して適宜申し伝えるが,先ず,心の調整をして大神様の御諚を固く守り生きること,と同時に利他愛の心を保つこと.
・前にも述べたように地球人が超能力を失った根本原因は「自他一体感」を放棄したところにある.
・この利他愛の心についてはいずれ述べる機会を得たいが,一人自分だけこの取次の神の言葉を聴いて自己満足に浸るのは利他愛の心に反する.
・善を勧めようとする神の言葉を分かち合う者こそ利他愛の実践者であることを知るべきである.

 最後に「御神示を広く多くの人々に伝えよ」とある.私はこの月刊誌「宇宙の理」に出会って何年も自分だけのものとして他の人々に一切告げず,特に,御神示を何度も読んで自分で納得するだけに留めていた.しかし,この御神示の最後にあるように,「一人己耳この取次の神の言葉を聴きて自己満足に浸るは,利他愛の心に反する」,また,別の御神示には「徒に馬齢を重ねることなく,神の言葉を民に伝えよ」というふうなお言葉がある.だからこそ,私は一大決心して今こうやってブログで毎日のように綴っているのである.

引用=城戸 縁信:超能力の開顕(一),宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.112,(1982).