最近,巷ではキリスト教の一派がある種の騒動の渦中にある.そして,前回の御神示で遂にイエス・キリストが登場した.
宇宙学の別の通信にある通り,イエス・キリストは「私はキリスト教なる宗教団体を組織せよと指示した覚えはない.」という意味のことを明言している.即ち,宗教とは聖職者と呼ばれる欲に溺れた連中が後の世にその「教え」を偽造したものである.
この世で信じられることは極僅かであるが,この御神示は内容からして事実であると私は直観で判断している.では,また前回からの続きを読んでみよう.
「超能力の開顕(一)」 (取次の神より) -続き3-
汝等今地球地上に生くる者達は,再び此の超能力を擭得せざるべからず.度々申せし如く地球は西暦1960年より,従来に比べ一段と高き生命波動を親星なる太陽より送られ,日に日に高められつつ有り.故に本来なれば今日続々と超能力者の出現有りて然るべきなり.なれど地球全人類意識が余りにも低きが故に,未だ極めて稀にしか其の出現の兆候を見なきなり.
此の超能力は決して遺伝性の能力には非ざりて,其の個々人の努力に拠りて得る処の獲得性の能力なり.此の人間本来の超能力を備えし者にあらざれば諒*1優良人間とは申せざるなり.
爾れ神界の図らいにて,親星なる太陽より一段と高き生命波動を送りつつあるは,地球が優良星界に昇格すべく多次元的生命波動なるが,此の生命波動は悉ゆる面に変化を与える波動にして,生命進化促進の波動にても有るが,此れを受ける地球人類自らが高まらんと努力為さざれば,是如何とも為し難きなり.「汝等の学びたる丈のものが汝等のものとならん」と先に申せしなり.
扨て,此の超能力の失いたる間接的原因は言語や文字の発達に在り.是にて完全に超能力を喪失為したりと申しても決して過言には非ざるなり.汝等地球人は,此の約千数百年の間に,盛んに言語を作れり.言語は己が意志を完全に他に伝えることの不可能なる意味を知らんや.亦近年は言語に加え,愈々多くの文字を活用為し,此の言語と文字に拠りて欺瞞と不徳の文明を築きしなり.地球社会に散乱為す言葉には真なく善なく,美しさ*もなし.唯己耳を生かさんが為のものなり.亦,巷に氾濫為す文字を見よ.虚偽と策謀に充ち満ちたり.何れにか真実や非らん.
汝等心して聴け,若し汝等一人一人の人間が夫々完全なる精神感応能力を備え有りと為さば.其処には微塵も嘘,偽りの余地無きを知るべし.亦,霊界との交信も自在なり.況んや邪神邪霊に誑誘*3されん筈無きなりを.(続く)
*1 まこと 意味:本当の
*2 美しさとは古くは愛と美のことであった(縁信氏)
*3 きょうゆう 意味:たぶらかしてさそいこむ
<解説> (Shinmoedake2011による)
・我々地上に生きている者達は再びこの超能力を獲得しなければならない.
・これまでたびたび言ってきたことであるが,地球は1960年から従来に比べて一段と高い生命波動を親星の太陽から送られ,日に日に高められつつある.
・したがって,本来であれば現在続々と超能力者が出現して当然なのである.
・しかし,地球全人類の意識が余りにも低いので,まだ,極めて稀にしか其の出現の兆候を見ることは出来ない状態である.
・この超能力は決して遺伝性の能力ではなく,その個々人の努力によって得られる獲得性の能力である.
・この人間本来の超能力を備えた者でないと,本当の優良人間とは言わない.
・これは将に神々様の御計画で,親星の太陽から一段と高い生命波動を送りつつあるのは,地球を優良星界に昇格させる為の多次元的生命波動である.多次元的とは現世・霊界共にという意味である.
・この生命波動はあらゆる面に変化を与える波動であって,生命進化促進の波動でもある.
・但し,これを受ける地球人類自らが高まろうと努力しなければ,これはどうしようもないのである.
・「我々が学んだだけのものが我々のものとなる」と以前述べた.
・この超能力を失った間接的原因は言語や文字の発達によるものである.
・これによって完全に超能力を失ったと言っても決して過言ではない.
・我々地球人はこの約千数百年の間に盛んに言語を作った.ということは,2000年前には言語は殆どなかったということになる.
・即ち,神武天皇の時代は言語はなく,全てテレパシーでお互い意思疎通をしていた.この事は荒深道斉著の「神武太平記 道臣命在世記」に幾つか記述がある.
・言語は自分の意志を相手に完全に伝えることが不可能であることを意味する.
・近年は言語に加えて,ますます多くの文字を活用し,この言語と文字によって欺瞞と不徳の文明を築いている.
・地球社会に散乱している言葉には真実はなく,善意なく,美しさもない.ただ,己のみを生かそうとする為のものである.
・また,巷に氾濫している文字を見ても,虚偽と策謀に満ちている.どこに真実があるのか?
・心して聴け,もし一人一人の人間が夫々完全なテレパシーの能力を備えているとすれば,そこには少しも嘘や偽りの余地はないことを知らねばならない.
・また,霊界との通信も自由自在である.
・ましてや,邪神邪霊にたぶらかされたり,誘い込まれたりする筈等ないのである.
この御神示の途中に次のように故城戸縁信氏が注釈を挿入している.「実際『御神示』の通りである.新聞の中に毎日折り込まれてくる沢山の広告や,テレビコマーシャルや,また各種の報道なども,一体どこまでが真実なのか判らない.また個人・法人の税金の申告も怪しい.商談,外交,相場などみな真実がなくダマシ合いである.よく考えてみれば,実に可訝しな*4世の中である.」*4 おかしな
最近は英語も小学生から学習するということになってしまっている.多くの言葉を覚えれば,人間の進化に繋がるかというとそのようなことは一切ない.英語教育の弊害について唱える国際的な研究者が少なからずいる.
引用=城戸 縁信:超能力の開顕(一),宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.112,(1982).