金属疲労という現象がある.1995年に起こった高速増殖炉もんじゅの液体ナトリウム漏洩事故は金属疲労が原因であった.

 

 

要するに,温度計の棒が冷却系配管にあって内部流体の温度を測っていたが,形状に不備があった所為で,金属疲労が生じて折れて,そこから外部に液体が漏れたということである.唯,このもんじゅ事故はおかしな点が多くあってテロだったのではないかという見方もある.実際記者会見をする予定であった当時動燃の西村某氏が前日に「自殺」ということで亡くなられた.不審な死因と警察の杜撰な捜査に対して異議を唱えた遺族の妻トシ子さんはあれから30年近く経った現在も法廷で戦って居られる.

 

 

マスコミが「自殺」とする事件は,まあ,往々にして他殺である.兎に角,日本にもんじゅのような有効なエネルギー発生施設を作って貰ったら困る石油資本利権勢力がこの事故と事件を起こしたのだろう.本当のことを喋られたら困るので西村さんは口封じをされたということで,いつもの手口である.この高速増殖炉が実用化していたなら,おそらく,現在のように石油ガソリン費高騰に人々が悩まされることはなかっただろう.
 扨て,本題に入る.金属疲労は何故起きるか?抑々,金属疲労の実体は微小き裂である.金属の棒や板に繰返しの荷重が作用すると,その金属の一番弱いところからき裂が発生して,軈て,大きく成長し破損に至るというものだ.鉄鋼の開発をしている製鉄会社は金属疲労が起きにくい強い材料の開発を只管やって来たし,世界中の大学や研究所でも技術開発が進められて来た.元々,19世紀にドイツのヴェーラーさんが鉄道技術研究所におられて,そこで金属疲労の実験器具を自作した.それが元になって金属疲労の実験装置が世界中で使用されるようになって,日本でもこの分野の研究が盛んに行われて来たのである.
 では,この現象をサイ科学的に捉えるとどうだろうか?鉱物が自ら生まれるという可能性についてはつい最近話題にした.

 

 

即ち,金属だけに留まらず全ての物質物体は受動的な意識と意志を有しているのである.能力の研ぎ澄まされた人間が働きかければ物質はある種の反応をする.サイ科学の分野の用語では「物体移動現象(テレキネシス現象・サイコキネシス現象)」というのがある.人間が念波を送れば物体が動くという現象である.超能力を身に付ければ,小さい物体ならば簡単にこの現象を再現出来るのだろう.
 だが,こんなエゴの文化の地球だからこそ鉱物は自ら生まれないし,況してや,UFOが自由自在に空を飛ぶといった現象を起こせないのである.優良宇宙人が住む調和のとれた惑星では金属疲労などという低級な現象は絶対に起こらない筈だ.金属は生きているのだから,荷重が部材に負荷され損傷が起こっても自ら修復する作用が働くに違いない.
 宇宙人ユミットからの手紙にUFOの外皮の絵図が描かれていた件についても以前述べた.

 

 

UFOがある種の生物なのであれば,もし,機体の一部に破損が生じたら我々人間の如く自然治癒力が作用するに違いない.自然治癒力とは「手術を施したり,人工的な薬物を投与したりしなくても治る機能」のことである.

 

 

嘗て,通信工学や情報科学が御専門であった故関英男先生が大学を退官後に宇宙人と通信し,「UFOの飛行の為のエネルギー源を教えて頂きたい」と願い出たところ,「人間の身体についてじっくり観察しなさい.そうすれば自然に分かるでしょう.」との回答であったらしい.そのときの宇宙人はおそらく金星人であろう.
 兎に角,世界中の鉱物の物性実験に勤しむ科学者や金属疲労の現象を未だに探っている大学教授関係者諸君に告ぐ.今直ぐサイ科学をお勉強しなさい.即ち,「万物に神は宿る」を真剣に模索してみよ.そして,足立育朗氏の「波動の法則」を何度も読んでみるべし.そうすると,今貴方が関わっているその物体に何故そういった現象が起きるかが自ずと分かって来る.物質は本来「意識」と「意志」を持っている.我々人間は精神性を高めて,物質・植物・動物と交流出来るようになるまで進化出来るのである.人間の進化が遅れていることの反省の為に,その物体鉱物が目の前にあるのであって,実験の為と称して金属に割れ目を入れるとか破断させるとかいうふうに,いつまでも幼稚な事ばかりするのはもうやめよ.そして,次の御神示をよく読んで地球科学の稚拙さと誤りを思い知れよ.

 

 

 

 

文献
1) 関英男:サイ科学の全貌,p.253,工作舎,(1981).