地球の文化では科学というものは揺るぎない世界的な権威に基づいたものだとして多くの人々が認識している．「科学的に」というふうに専門家先生が所説を述べると，何も知らない一般大衆はその方の話を信じ込んで疑わない．科学の在り方についてはこのブログの初期に述べた．
特に，ここ数年のコロナ騒ぎでワクチン接種を急ぐように一部の科学者連中がテレビに出て焚き付けた所為で，高齢者をはじめとする情報弱者が我先にと毒ワクチンを接種してしまった．このワクチンの成分が何であるかについて自分で殆ど調べようともせずにである．これは本当に困った問題である．世界権力の連中がこのワクチンで何を目論んでいたかについては以前話題にした．
今回の御神示はこの地球文明がこの数百年で築き上げた「科学」を真っ向から否定するものである．私のように地球の科学文明の在り方に疑問を抱く極少数の者達にとってこの御神示は実に論旨が明快で誠に痛快である．では，早速学んでみよう．
御神示No.28 「地球学の誤謬」 取次の神より
凡そ人類生存の目的は至高なる叡智的存在に向いて進化為すに有り．人間進化は其の精神が統一的，創造的，理念を以て為さざるべからず．一切の事物が存在に入る*1時，他の事物との関連に於て，人類に対して貢献為すべく存在理由を有するなり．人類は存在に入りたる悉ゆる*2事物を至高なる叡智者よりの贈物として受け止め，感謝と伴に在るとき其処に人類に対する事物の真の存在意義を発見為すなり．
全てが一なる無限者*3より発したる存在なれば，其の物の資質が創造的なり．人類も亦一なる創造者より生ぜしむるものなれば創造的，発展的天性を有せん．宇宙の法則は秩序の法則なり．一なる至高者より発せられし法則は理念*4と伴に在り．理念なき処に秩序無きなり．人間は理念の実現者なり．地球地上にて未だ秩序の実現を見なきは是理念の欠如なり．
偖て，今日の地球人類は大いなる史的誤謬を踏襲為し来りて未だ是に気付かざる者多きなり．地球地上にて発達為し来たる学問は地球全人類に精神的倒錯を生ぜしむるの結果を齎せしなり．是，人間理念の欠如を齎す誤りたる学問の発達に因るなり．
古来，特に哲学者と称する者達は，極く少数の者達を除きて，其の悉くが邪神の支配下に措かれ，人間精神より理念の喪失を企みしものなり．故に哲学者の主張為す処の論旨各々異りて秩序無きなり．是，実に数千年間に及ぶなり．此の者達唯言語を弄ぶ耳*5にて人類に一片の幸福をも与えざりしなり．今日の地球地上各地の学問に分割，差別，不平等等を与えたるは，古来よりの哲学者に発端し，様々なる分野を造りし後世の学問者にして，彼等の殆どが邪神の傀儡となりて為なさしめしものなり．(続く)
*1 「存在に入る」とは自分達が既に利用しているものとか森羅万象悉くということ (故縁信氏)
*2 あらゆる
*3 「無限者」とか「叡智者」とは宇宙創造の大神様のことである．神には御名ははない．その時々の場面に応じて最も我々によく理解できるような表現をされているのである．(故縁信氏)
*4 「理念」とは知性によって到達する最高の概念のこと．宇宙創造神より発せられた法則の中に既に神の叡智が備わっているという意味 (故縁信氏)
*5 のみ
<解説> (Shinmoedake2011による)
・大体のところ，人類生存の目的は至高の叡智的存在に向かって進化することである．即ち，いずれは神になれるよう努力することである．
・人間進化はその精神が統一的で創造的な理念に基づいて為されなければならない．
・一切の事物が存在に入る時，他の事物との関連に於て，人類に対して貢献するようにして存在理由を有しているのである．
・人類は存在に入るあらゆる事物を至高の叡智者からの贈物として受け止め，感謝と共に在るとき，そこに人類に対する事物の真の存在意義を発見するようになるのだ．
・全てが一なる無限者から発せられる存在であるのだから，その物の資質が創造的なのである．
・人類もまた宇宙創造の大神様から生じたものなので，創造的で発展的な天性を有している筈だ．
・宇宙の法則は秩序の法則である．
・一なる至高者より発せられた法則は理念と共に在る．
・理念の無いところに秩序は無いのである．
・人間は理念の実現者である．
・地球地上で未だ秩序の実現を達成出来ていないのは，理念の欠如が原因である．
・現在の地球人類は大いなる歴史的誤りを踏襲して来た所為で，未だこのことに気付いていない者が実に多い．
・地球地上で発達して来た学問は地球全人類に精神的倒錯を生じさせる結果を齎して来た．倒錯とは本能や感情・徳性の異常により社会や道徳に背く行動をすることである．
・これは，人間の理念の欠如を齎して来た誤った「学問」の発達に起因しているのである．
・古来から，特に哲学者と称する者達は，極く少数の者達を除いて，その全てが邪神の支配下に措かれ，人間精神から理念の喪失を企んで来たのである．
・故に，哲学者の主張するところの論旨が各々異っており，秩序が全く無い．
・これは，実に数千年間に及んでいるのだ．
・この者達は唯単に言語を弄ぶだけであって，人類に対してほんの僅かな幸福をも与えないではないか．
・現在の地球地上各地の学問に分割，差別，不平等等を与えて来たのは，古来からの哲学者に発端し，また後世において様々な分野を捏造して来た邪な学者連中である．
・彼等の殆どが邪神の傀儡となっててこの悪事に躍起になって取り組んで来たのである．
今回の御神示はこれまでの御神示の中で最上位にランク付けされるほど難解で崇高なものであると私自身は認識している．地球の科学文明における学問というものを一通りある程度のレベルまで学んで来た者でないと，その矛盾や非効率性は実感できないだろう．そして，この御神示が2023年のこの時期に知識人が読むべき最も重要な文章だと私は考える．要するに，学問とは全ての分野が統一されねばならないのである．このことに逸早く気付いていた我が国が誇る天才科学者が故関英男先生であった．私設団体「統合科学大学」なるものを立ち上げて多分野に亘る科学を統一的に捉えようという試みに挑戦しておられた．
ところで，邪神については以前話題にした．
邪神は2023年現在においても確実に我々の見えない次元で存在しているだろう．欧米や日本韓国などを支配するおかしな権力者達の振る舞いを見ていれば一目瞭然である．世界の霊位高き知識人に告ぐ．この御神示を何度も読み，科学の発展や教育の在り方について早急に建設的な議論を始めよ．
引用=城戸 縁信：地球学の誤謬，宇宙の理，ザ・コスモロジー，No.109，(1982)．