外力を利用せよ | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方をレベルアップさせる秘訣を公開しています。

美しい姿勢、変幻自在な動き、対人関係におけるベストな「間」、疲れにくい体質の構築など、身体を「思い通り」にデザインする方法、整体施術をレベルアップさせる方法についてお伝えします。



● 外力を利用せよ

こんにちは、山崎です。


2013年に入り、新しく何かを始められる方も多いと思いますが、何に対して『慣性』を働かせておられるでしょうか?

石ころであれば、何の外力も働かせなければ、その場に留まってしまいますが、何かの外力を働かせると石ころは動きます。

これを自分自身に置き換えてみると、何の外力も働かせなければ、そのまま現状維持で2013年以降も、何も変わらない人になってしまうので注意が必要です。

1月の“1”は「始まり」を意味しており、外力を働かせるキッカケにしやすいと思うので、特にこの時期はご自身にも『慣性』を働かせて、変化し続けることをお勧めしておきます。



ドッグイヤー、マウスイヤーとも呼ばれるほど、時代はめまぐるしく変化しており、「私はガラパゴス携帯で良い」と思っていても、スマートフォンに変わっていくのは必然であり、自然の法則に従っていると言えます。

テレビも地デジ化したように、消費税もおそらく増税が降りかかってくるように、我々が好む好まざるに関わらず、時代の変化についていけないと、社会と関係することは難しいと言えるでしょう。

健康体を獲得するにしても、夏の暑さには耐えられるけど、冬の寒さには耐えられないのであれば、弱い身体だと言えます。

身体を安定させるということは、春や秋ぐらいの気温だけ耐えられるという意味合いではなく、夏の暑さや冬の寒さにも耐えられるような、揺れ幅の広い身体を獲得することであり、不安定であることが真に安定した身体なのです。

ホメオスタシスや中庸という言葉は、ここに書いたような意味合いだと捉えてください。



最近、流行っているコアトレーニングでは、「安定化させる」という表現を使われているみたいですが、安定化とは「インナーの筋肉を鍛えれば良い」という固定的な発想で、真にコアが「安定する」とは言えません。

揺れ幅が大きく、変化に対応できるコアを作ることが、真に安定したコアと言えるのです。

片手片足を伸ばして数十秒間維持するようなトレーニングは、身体を固定化させてしまうことになり、揺れ幅の少ない身体になってしまうということです。

※もちろん、コアトレーニングだけでなく、筋トレ全般が身体を固定化させることになります。

筋トレとかはほとんどしていないです。筋肉は体操だけで自然につきました。(内村航平)



最初に『慣性』について書きましたが、何らかの外力が働いて「ただ単に流されているだけ」の惰性で生きることは好ましくありません。

何らかの外力(志や使命感など)をキッカケにすることは良いけれども、自分の人生は自分自身でコントロールしていくべきだと思うので、外力を利用できる側の立場になってもらいたいのです。





2013年、実りある年にしたい方は、僕からも外力としてのセミナーを提供しますので、これで慣性を働かせていただき、あとはご自身で自分の身体をコントロールしていただければと思います。

2月11日(月祝)セミナーのお知らせはこちらから