● 人前に立って身体で表現をすること
パーソナルトレーナーの山崎です。
我々には五感が備わっているので、日常を過ごす上で不自由になることはあまりありませんね。
でも、特殊な感覚を持ったプロがいることも事実です。
シェフやソムリエの舌、音楽家の耳、宮大工や彫刻家の手人間の感覚は高めることが出来ると証明されていますが、我々の体感覚はこれらのレベルと同等の感覚を持っているかというと、答えは否であり、まだまだ一般人レベルの感覚しか備わっていないと言えます。
では、具体的にカラダの感覚を磨く方法はあるのかと問われると、「ある」とお答えしておきます。
とはいえ、僕レベルでの感覚であり、達人や名人の感覚とはレベルが違うことを予めご了承くださいね。
ここ３週間ほど、ショルダーシミーに取り組んでいますが、MAYUKOさんにも確認させてもらったところ、やはり胸の感覚が大切とのことでした。
胸を強調する運動が起こっていますが、ただの運動では観客は全く感動を伴いません。
「なんか動いてるな」ぐらいの感想、もしくは「すごく動いてるな」という、体操レベルでの感動しかありませんね。
そこに“美”はないということです。
僕も最初は訳が分からなかったんですけど、分からない理由は「胸が全く感覚していなかったから」です。
今までの経験上、胸の感覚が必要なのだろうと“思って”いましたが、自分の感覚として芽生えてくるまで確信はありませんでした。
それが、ようやく左側の胸の感覚が芽生え始めたので、ちょっとは“魅せる”に値するレベルに近付いてきたと思います。
舞台で、体操や学芸会レベルの表現を見せられても仕方がないので、舞台に立つには舞台に立つための身体である必要があります。
作品をカラダで表現するわけですから、カラダの感覚が備わっており、それをコントロールできるレベルが求められるでしょうね。
「じゃあ、お前がやってみろよ」
となるので、そのレベルに到達するために、日常からカラダを感覚するトレーニングを行っているところです。
感じている人とは、作品として誰の見る目から見ても明らかなので、抽象的なことではないんですね。
抽象的にしか感覚されていないと、抽象的な動きに見えてしまいます。
プロレベルで活躍されたい方は、一般レベルの抽象的な感覚トレーニングではなく、超具体的なトレーニングを行って、是非自分の身体を感覚として明確にしていただきたいと思います。
ワークショップは残り３名の方にご参加いただけますので、是非お越しくださいね。
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