● 西欧と日本の美意識の違い
パーソナルトレーナーの山崎です。
美意識について考えてみましょう。
＜Wikipediaより引用＞==============================
美意識とは、人が美しいと感じる心の動き。
美しいと感じる対象は個体差が大きく、時代、地域、社会、集団、環境などによっても大きく異なる。例えば、整然と並ぶものに美を感じるものもいれば、ランダムに並ぶさまに美を感じるものもいる。左右対称を美しいと感じるもものいれば非対称に美を見出すものもいる。無調を心地よいと感じるか否かなども美意識に関連している場合がある。
西欧では豪華な装飾や対象の美しさを核とした人工の美を美意識の中心においているが、日本人の美意識はむしろ自然と対立せず、寺社、庭園に見るように、自然に溶け込むこと、朽ちては再生するプロセスそのものへの馴染み、死をも敵対するものとしては捉えず、侘（わび）、寂（さび）に見るように朽ち果てゆくものへの素朴な同調などが基調になっている。
==============================<引用終了＞
ここで取り上げたいのは、諸外国も注目している日本人特有の美意識です。
寂（さび）の特徴として、
＜Wikipediaより引用＞==============================
古いものの内側からにじみ出てくるような、外装などに関係しない美しさのことだという。具体的な例で挙げられるのは、コケの生えた石がある。誰も動かさない石は、日本の風土の中では表面にコケが生え、緑色になる。日本人はこれを、石の内部から出てくるものに見立てた。
このように古びたものに美を見出す態度であるため、骨董趣味と関連が深い。たとえば、イギリスなどの骨董（アンティーク）とは、異なる点はあるものの、共通する面もあるといえる。寂はより自然そのものの作用に重点がある一方で、西洋の骨董では歴史面に重点があると考えられている。
==============================<引用終了＞
骨格的に美しい、脚が細い、柔軟性があるなど、西欧的な美意識に気を遣っている人は、同じような美意識を持った人が近付いてくると思います。
一方、日本人的な美意識とは、何かを背負っていると勝手に内面から“美”が滲み出てくるので、同じような美意識を持っている人が近付いてくると思います。
「歪みなく左右対称にしましょう」的な肉体的トレーニングで、日本人特有の“美”を培うことはできませんね。
何かを背負った時でも、ストレスに負けない柔らかい身体を身に付けてもらえるよう、ストレスに対しても対立的ではない、同調など基盤とした身体を培うトレーニング法をお伝えしていきたいと思います。
言葉にすると小難しいですが、簡単に言うと「気持ち良く動く」ということです。
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