今年度に入って、望月夜様の寄稿コラムを毎週火曜日にお届できるようにっております!!!
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noteにて、「経済学・経済論」執筆中!
また、「望月夜の経済学・経済論 第一巻」(11記事¥3800)も発売中!
などなど……
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マネタリーベース、銀行、信用創造に関する望月夜と桂木さんの議論 https://togetter.com/li/1170164
元教授のおかしな銀行決済仕訳→銀行を中心とした金融システムの概説 https://togetter.com/li/1171671
上記2つのtogetterは、先週も話題にさせていただいた桂木さんとの新しい議論をまとめたものである。
今回は、主に信用創造のシステムについて、その際の銀行における実際の仕訳や、そこにおけるマネタリーベースの意味(ないし無意味)について論じた。
またしても大変長いまとめとなっているので、要点をまとめたものを以下に記す。もし通読なさる機会あれば、ご参考にしていただけるとありがたい。
・マネタリーベースは信用創造(銀行融資によるマネーサプライ創造)それ自体においては必要にならない。
・MSは、貸出の際に「銀行による無からの記帳」という形で作られる。
・MBは、MSの発生後に事後的に発生するMB需要(引出需要、銀行間交換尻決済、法定準備、納税…)に際して受動的に必要になるに過ぎない。
(また、そうしたMB需要の規模は相対的に小さく、1000兆のMSの循環に際して、1000兆のMBが必要となったりはしない)
・MBは、MS創造の"制約"にはなる(MSの"上限値"を設定する)が、「MBを増やせばMSが増える」といった関係は持たない。
・もし仮に、法定準備制度のもとで、MSの循環に際して必ず同額のMBの調達が必要であると仮定すると、引出、振替、返済がいずれも不可能になる。
・銀行間決済における相殺取引によって、MSの循環量よりはるかに少ないMBの調達で円滑に決済される。信用創造においても(相殺によって)MBの調達は不要。
また、この問題に関して資料を元にまとめた上で、修正された信用創造理解によるマクロ経済理解の"刷新"について論じたnoteを最近執筆したので、関心あれば是非お読み願いたい↓
「信用創造」(銀行融資による通貨創造)に関する誤解とその修正 https://note.mu/motidukinoyoru/n/n8da84f548dcd
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