宮部みゆき「よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続」読みましたか ☆☆☆(3.0) | 親愛なる人に-読書の薦め

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よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 [ 宮部 みゆき ]

宮部みゆき「よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 」

☆☆☆(3.0)
2022年7月27日 初版発行 講談社 523p 学芸通信社の配信により、高知新聞、神戸新聞、熊本日日新聞、秋田魁新報、北國新聞、中国新聞、信濃毎日新聞 の各紙に2020年7月~2022年2月の期間、順次掲載されたものを加筆修正。

○宮部みゆき「よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続」読みました

 

語り手一人に聞き手一人の百物語を行っている、袋物屋の三島屋の物語。聞き手も六之続から、主人伊兵衛の次男坊に変わり、それでも、百物語は続いて八之続となりました。

 

奇妙な怖い話が今回は3作収録されています。112523

「第一話 賽子(さいころ)と虻」
餅太郎の村は、賭け事の神様、ろくめん様を祭っています。ろくめん様が負けたのが虻の神様という言い伝えがあります。

餅太郎の姉は、見初められてよい縁談ができたのですが、誰かが頼んだ虻の神様に呪いをかけられてしまいました。日に日に衰弱死していく姉を助けようと、餅太郎は姉が見えるという虻を飲み込みます。

呪いは解けたのですが、餅太郎は神様が賭場するろくめん様の世界に連れ去られてしまいます。。。

「第二話 土鍋女房」
おとびは、兄の喜代丸が行っている粂川の渡し舟の仕事を手伝っています。兄は吃音があり寡黙ですが、悪い男ではないので、縁談話が次々に舞い込むのですが、次々と断っています。

あるとき、渡しの客が忘れたと思われる土鍋があり、おとびが持ち上げるとひどく重く感じましたが、次の瞬間軽くなったりして、兄に言うと、そこらに置いておけ、というのですが、いつの間にかなくなっていました。。。

「第三話 よって件のごとし」
立春の冷えた夜、真吾が普段は凍らない夜見ノ池が凍ったとのことで、様子を見に行き、棒で池をかき回すと、土左衛門が引っかかりました。しかし、その土左衛門は死んでいるのに動き出しました。。。

 

 

よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 [ 宮部 みゆき ]

よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 [ 宮部 みゆき ]

 

 

よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

 

 

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