☆☆☆
2021年2月 339ページ 文藝2014年春季号~2020年春季号 河出書房新社
○恩田陸「灰の劇場」読みましたか
主人公は作家です。彼女は1990年の初期のある新聞記事に最近、心が引っかかっています。それは、二人の女性の飛び込み自殺の記事でした。彼女は二人について調べますがあまり情報がありません。
彼女はT とM として小説を書き出しました。その小説を原作とした、舞台も上映されることになりましたが。。。
ということで、恩田陸「灰の劇場」読みました。物語が複層となって進んでいくという、ちょっと変わった構成になっている小説です。どの登場人物も妙にリアルです。
TとMの心情を綴ることは、作家の内面と向き合う作業にもなっているようでもあり、また作家のエッセイではないかと思えてしまうところもあり、読後、不思議な感覚に囚われました。42322
追記
「白の劇場」なるムック本もありました↓
作家別のインデックスはこちらです。☆つけて、一覧にしています。
20冊以上レビューした本を中心に整理してあります。
インデックス:伊坂幸太郎
インデックス:恩田陸
インデックス:貴志祐介
インデックス:司馬遼太郎
インデックス:東野圭吾
インデックス:村上春樹
インデックス:宮部みゆき