☆☆☆＋
東京創元社 360ページ 書き下ろし
○今村昌弘「兇人邸の殺人」読みましたか
大学のミステリー愛好会の葉村と剣崎は、1年以内に大きな二件の事件に巻き込まれています（「屍人荘の殺人」、「魔眼の匣の殺人」）。それは、すべて秘密の研究組織、斑目機関が関係している事件でした。
この事件のことは一般には伏せられているのですが、剣崎のところに、ある会社を経営する社長から、斑目機関の関係者が絡む、テーマパークの建物に、一緒に侵入してくれ、と依頼がありました。その建物は凶人邸と呼ばれており、経営者がどうやら斑目機関に属していた研究者のようなのです。
葉村と剣崎は社長らとその建物に侵入したのですが、その中には思いがけないものがいて、さらには剣崎と葉村らは、その建物の中に閉じ込められてしまいました。。。
ということで、今村昌弘「兇人邸の殺人」読みました。一作目の「屍人荘の殺人」のときは、その意外な展開に、ついていけない部分も無きにしも非ずでしたが、今回は違和感なく読めました。著者は突拍子もない雰囲気の作品を書くと、思っているせいかもしれません。
このシリーズ、３作目となります。この二人が主人公の、次回作も気になりますね。41722
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