解決志向ブリーフセラピー(4/4)【カウンセリング】 | ウェルビーイングのおすそわけ

ウェルビーイングのおすそわけ

心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

最後に
解決志向ブリーフセラピーの
手法(やり方)について
考えていきましょう。
 
 
解決志向ブリーフセラピー
代表的な手法としては、
以下のようなものが
挙げられます。
 
 
①リソース(資源/資質)探し
 
 ・“ないもの”ではなく”ある”ものに目を向ける
 ・内的リソースと外的リソースのたな卸しを行う
 ・”問題”の周囲に”能力”があると捉える
 
 
②例外探し
 
 困難の中にあっても、
 問題が起こらないですんだ時や、
 すこしでもうまくやれたこと、
 マシなことなどを探し、
 そこから解決の兆しを見出す
 
 
③成功の責任追及
 
②で見つけた”例外”に対して、
成功をしたことの責任を追求し、
それに対して自己評価を促し、
その良い状態が繰り返し
起こせるように支援する
 
 
④リソースの肯定的なフィードバック
 (コンプリメント)
 
うまくやれたことや、
リソースに焦点を合わせ、
それらに対して
労いと賞賛を表す。
 
 
⑤機能する目標づくり
 
機能する目標には、
以下の3つの条件があると
言われている。
 
 
■大きな目標ではなく、小さな目標
 
 
■抽象的ではなく、具体的なもの
 
 
■「〜しない」というような
 否定型ではなく、
 「〜する」というような
 肯定形で表現されるもの
 
 
⑥未来像・解決像の構築
 
・望む未来の姿や解決した状態、
 もっとも望んでいること
 (Best Hope)を尋ねる。
 
 
・リソースを確認し、
 具体的でスモールステップの
 目標を見出す 
 
 
・代表的な質問技法としては、
「ミラクル・クエスチョン」、
「ベストホープ・クエスチョン」、
「タイムマシン・クエスチョン」、
「スケーリング・クエスチョン」などがある。
 


 
解決志向ブリーフセラピーは、
内発的動機付けを大事にし、
自己決定と自己選択を尊重し、
その人の意味づけを
重視した手法です。
 
 
こうしたことから
内的コントロール心理学の
視点に立った心理療法と
いうことができるでしょう。

参考文献
 
 
□□■□□■■□□■□□■□□■■□
 

こちらのワークショップは、

現在お申込み受付中です。

      ↓
SmartLabo(通称スマラボ)
「ネガティビティを哲学する」
2017年3月25日(土)13:30 - 18:30
スマラボのfacebookページはこちら→Smart Labo

 

  -幸せに関する理論とエビデンスと方法を学ぶ-
【一般社団法人ウェルビーイングアカデミー】

□□■□□■■□□■□□■□□■■□
 

※震災の復興を心よりお祈りしています。
神栄カウンセリングセンター のHP