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Challenge to replace the diaphragm of C-451E / EB
あれから1か月たちました。
半信半疑、常識破りのリペアはその後どうでしょう・・・
記事2202、および2203で発表したC-451E/EBダイアフラム張替法は1か月のお試し期間を経てまいりました。
再現性も問題ない為これをもって「完成」とします。
比較音源公開しましたのでご視聴ください。
比較録音では薄目のウィンドスクリーン使用、口元より約20cmです。
もともと「吹かれ」に弱いマイクですので独特の「強い吹かれ」が、1か所発生しました。それは純正のふるまいと同一レベル・同一音であり、NGとせずあえてお聴かせすることにしました。
実際のトーク収音では純正のウィンドスクリーンまたはポップガードが必須です。
YOUTUBEにアップしましたのでまずは張替えから1か月経過した個体、その音をお聴きください。(比較オリジナルマイクは保管新品です)
♪YOUTUBE でこの比較音声をお聴きいただけます。
(必ずヘッドホンでお聴きください)
いかがでしょう、私もここまでイケるとは夢々想像していませんでした。
オリジナルの構造から考えれば、金属蒸着膜のベース材の選択から蒸着技術、張りテンションや音づくりと相当なノウハウがあるはずです。
まさかのキッチンホイル(アルミ箔)でここまで行くはずはなく、「何かの間違いだろう・・・」と耳を疑ったが正夢とは、まさにこの事でした。
一つだけ見えるのはバックプレートの穴構造、背後の狭い空気室を含めたラビリンス構造によってほとんど音決めされていると私は感じます。
それ以上は張替実施した私にも分かりませんが結果だけはこの通り、きっとマイクの神様のしわざなのでしょう。
まず類を見ないこの張替法を「OK」として今回の「音源公開」に踏み切った次第です。
あくまでC-451E/EBが対象、他の機種でどうなるかはわかりませんが、
二匹目、三匹目のドジョウの存在は想像に難くないと思っています。
(張替実施には)
今一度このC-451E/EBのカプセル、CK-1のダイアフラム張替レシピは
こちら2つの記事をご参照ください。
(私の音決め)
この音決めに限らずShinの手法はあくまでも「耳」でおこないます。
(マイボイス・リアルタイムモニター法による)
音響の世界ではくれぐれも自分の聴感を徹底的に使うことだと思います。
「音」という超複合的アナログ概念、「音は耳で判断する」というあたりまえの鉄則です。
これは高級楽器作りにも似通った考え方、物理特性や数字はその結果についてくるので必要ならあとで測定確認すればいい補完的役割。
その考え方が逆ならばこの結果にたどりつくことは絶対にありません。
「音はとれても音楽はとれない」と海外から嘲笑されたかつての国産マイクロホンがそうであったように・・・。
最後に、この非正規なダイアフラム張替えをおこなったマイク、筆者は銀丸シールを貼っていますが、オリジナル品とはっきり区別して分かりやすいマーキングをしないと大混乱を招く恐れがあります。
それをやらないとSM-57にPDM-57が混ざった以上にやっかいです。
PDM-57がマガイモノであるのに対しこちらはあくまでもホンモノ、それがややこしさの元になります。
不明部分やご相談は記事末のメール窓よりShinまでご連絡ください。
以上
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おしらせ
fetⅡ、fetⅡi、fet3、LZⅡb など、読者のみなさまからのご注文により人気機種の製作領布を承っておりますのでお問い合わせください (いまや貴重品、秋月のパナソニック WM-61Aとオリジナル・パーツで製作します)
MEMSマイク使用、話題のProbeⅡおよびFetⅡmemsも同様にリリースしています。
モノ作り日本もっと元気出せ!
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