今週、6月17日はこの「このブログ」3歳の誕生日でした。
皆様にここまで育てていただき、毎日平均2,000アクセスを数えるという信じられないほど多く皆様のご訪問を頂くまでになりました。
皆様の空気か水のような存在であれば何よりです。
古い記事の検索は「ブログ内検索」
でこのブログ単独のキーワード検索が可能になり、思いがけない記事が出てきたりします。
自分の誕生日など、いまさら嬉しくないのになぜか「ShinさんのPA工作室」の誕生日には好きな泡盛「残波」で皆様へお礼の乾杯をしました。
ところで、どんな記事が多く読まれているか、皆様の興味はどんなところにあるのか、日々勉強させていただいております、しかしそれを先回りした新しい提案は、まだまだのようです。
特に記事はかなり「マイクロホン化」してまいりましたがこれもアリかなと。
総選挙 だ
(開票結果)
1位 (激安マイクの改造)
このブログが誕生した原点のテーマ、この記事を求める方がダントツ1位です。
クラシックプロのCM-5 ・カスタムトライ CM2000の改造?最初はまったく嘲笑されていましたが、今あらゆる現場で定番化しています。
(上から CM2000 SM58 CM5です)
58似マイク最底辺のボトムアップ・アイデアが広く静かに潜行・拡散している事に、やってきてよかったな、とつくづく感じます。
PDM-57、XM8500、最近ではC-1やベリンガーECM8000など実際に改造された方からは音源のご提供など、驚きの改造結果を報告いただいております。
しかし、やっていることはどれも「未完成マイク」や「誤設計マイク」を原理原則に基づいて完成させているだけのこと。
ビフォー・アフター
の落差を十分に味わってください。
2位 (パナ改マイク)
一世風靡したWM-60や61Aのソースフォロワ=LinkWitz-Mod=「パナ改」については大変優れた素性を持ち、多くのファンが居られる事を良く知っております。
システムとしては極めて優秀でありながら、いつか確実にトラブルに巻き込まれます。
まあ、振動で「バリッ」て云ったり右か左の音が出なくなったりしたらプラグをちょっといじってやるだけですけどね・・・「それまでの録音は?」
それは当然全部「パー」ですよ、ただそれだけの事ですから風流なものです・・・スリルのお好きな方は作れば良いって事です。
創始者であるLinkWitz氏は「そこまでは考えていなかったな」とおっしゃるかもしれません。
それはミニプラグ・ミニジャックに直流を重畳してマイク入力とするハードウェア構成、これは決定的な誤りだからです。
私の同、過去記事については必要に応じ「削除」それ以外は全て注意書きを添えて、必ず発生するトラブルの危険性を訴えております。
当初「全削除」を考えましたが、それでもWM-61Aに魅せられて「従来型パナ改」を楽しまれる方には関連データを残しつつ、誤り部分をあきらかにしてやむなく隔離を実行して様子を見ております。
※この従来型パナ改についてのご質問・お問い合わせには一切お答え出来ませんのであしからずご了解ください。 (Shin)
3位 (ファンタム式パナ改)
ここ1番、「アナログに名機あり」を目標にしたファンタム動作のコンデンサマイクです。
従来型パナ改の欠点は全部克服して業務ステージで次元の異なる方向へ更に進化を続けています。
fetⅡ・ fetⅡi ・ measurement-fetⅡ など極めて高品位のマイクロホンとして仕上がり、これまでにあらゆる現場で活躍するに至っております。
同じライン上にある「単一指向性マイク」として、山形県のフォーリーフ社 製ECMカプセル(UEB5361 ・5261)を使用したものは絶品マイクとして多くのファンがクラフトに挑戦されています。
大きな収穫としはミニプラグ・ミニジャックの呪縛から解き放たれた事によりコンデンサマイクとしての自由度が大きく広がったことです。
◎大きな課題
ここ8ヶ月間追求しているのは「極端な低インピーダンス平衡出力」に向けて、誰でも手を出せ、ベーシックとなり、応用の利く技術開発、いよいよ終点が見えてきたところです。
常識では考えられないアイテム、しかしあっさりと普通に使えるため多くの方が興味津々で見てくださっている。(「何だこりゃ、変なモノこしらえやがって・・・」)と、
実際に作った同業の方からは、そのフットワークの軽さゆえ「これはイイ」というメールを多数頂いております。
数セット作成して4chづつ小分けに持ち歩いている方も居られ、この方法はShinもお薦めです。
どんなに持ち歩いても”LANケーブル”ですから荷物になりません。
※「優れた音だ」という話は聞きませんが「問題ナイ」と皆さんおっしゃいます。
STPにこだわらずUTP(普通のLANケーブル)でも平気で製作されている様です。
ご自分のやり方で、たった4chの「LANマルチケーブル」があちこちで普通に使われていることをご報告いたします。
※ ファンタム供給はコネクタのGND部分の接触不良を意識してよほど注意しながら扱うか、安全の為やめたほうがいいです。
これは初心者の方の迷いが如実にわかります。
850円のGooD や八光舎ので十分なんです、というかこれで基本を学ばない限りいけません、自動温度管理機能などあるとかえって半田付けのノウハウを学べずコテやコテ先の基本的管理も出来ず、「半田付け」という奥の深い技術に触れることなく終わります。
気になるのは「ダイソー」の400円台のコテについて多くの方の興味の対象となっている事です、これにはShinはノーコメントとします。
あの重たい「CAD」を使うまでもなく、慣れればかなり複雑な回路図も描ける手法。
各シンボルを部品化して作り置きしておけばグループ化などでその使い勝手はすこぶる良いことに気付かされる。
ただし「パワポ」をかなり使いこなしてからでないと「自由自在」というわけには行かない、プレゼンなどで熟練しておくことは必須だ。
7位 (コンデンサマイク自作)
私の発表しているのはECMカプセルを使用したコンデンサマイク、「ピュア・コンデンサマイク」についてはカプセル入手の機会がないため「ECM」限定となっています。
しかし今のECMは良くなりましたね、ピュア・コンデンサマイクとあえて区別しなくても良い程になりました。
優れたカプセルをこの世で見つけ出せる可能性もこれまた楽しみです。
8位 (ダイレクトBOX自作)
これはパッシブ型(トランス式)が根強い人気と良いトランスを求めてどうも皆さん放浪していますね。
この記事を求めてご訪問いただく段階でアクティブ型を選択する方々とあきらかに層の違いを感じます。
音楽傾向が異なるのかサンスイ(橋本電気)ですら使いこなされている、行き着くところは、やはりランダールやジェンセンになっているようでタムラ人気はほとんど感じられないのが面白いところです。
9位 (単一指向性マイク自作)
マイクロホンクラフトをやってきた方が、無指向性の延長上で「単一指向性」マイクに手を出すとほぼ失敗する、なぜだろうか。
それは音響工学の基礎からの再構築が必要だからです。
理論に基づいて設計・製作された単一指向性マイクは手作りでも第1級の性能を見せる。
また、理論と徹底チューニングを以って名機の完成は約束される。
これは、Web情報ではなく歴史的な技術書から学び取ることがあまりにも多い。
10位 (ミニルーター)
Shinが使ってきたのはこれです
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10573757059.html
ずいぶん世話になって、次元の異なる工作を可能にして重宝してきましたがそろそろ後継を考えています。
ミニルーター選びの最重要ポイントは「力」です、小さくともムリの利く切削力こそが命でしょう、刃先の回転が頼りなく止まっていくのは見ていられません。
ミニルーターのチップはおおむね「砥石系」が多い中プロクソンのこのチップは「切削系」で、切れ味も抜群、お薦めです。
そんなこんな、やはり後任はドイツの元祖「プロクソン」 を選ぶことになります。
以上のことからもうお分かりだと思いますが、金属加工を行う限り数百円でも買える「電池式ミニ・ルーター」はまったく実用にならないことを申し上げねばなりません。
(おしらせ)
fetⅡ、fetⅡi、measurement-fetⅡほか、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください Shin
モノ作り日本もっと元気出せ! (Shin)
【おことわり】
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