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2009.8.2追記 8月1日実使用し、結果は良好でした
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10313566288.html
ただ1つ、ファンタムを送った場合GND(1)の48V電源とのアース接触はLANコネクタのアースバネのみですので接触抵抗の微量な変化でも接触不良雑音となります、ファンタム無使用ではなんら問題ナシ
20101.12追記
この突拍子もないシステムは進化しています、そしてメーカー製品もその後現れるようになりました。
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実はイーサネット・マルチ・システムではありません。
そうです、LANケーブル使用のアナログマルチなんです ^^;
LANケーブルは4対のツイストペア線によって成り立っていますね、おまけに平衡(バランス)伝送です。
ツイストも相当「密」ですので、悪くなさそうです。
そうですこのまま4chマルチケーブルになると思いませんか?
「まあそうかも知れないけど、 買った方がいいよそんなモン」
という方は読む必要はありません。
いままで実際にそんな変なモノこしらえる人はいなかったのですが、ご理解いただいた方は良くも悪くもノウハウを大いにパクって行って下さい、 (^o^)丿
そもそもが、「LANケーブルって何か使い道あるよなー」とお馬鹿なことを考えていたので実行してみました。 (ゲテモノ、ところによりお宝)
原点まで戻れば平衡伝送はブッチャケ、静電シールドまでは必要ナシという事になりますが、シールド付き(STPタイプ)のLANケーブルでは、ノイズ排除性能としては、2T2クラスのケーブル同等だと思って頂いて結構です。
4E6Sなどの磁気シールドタイプは別プロセス(外部電磁界に対する耐力向上)として有効、という位置付けであることを頭に入れ、一旦引いて考えていいと思います。
そう、LANケーブルって普通シールドナシですよね・・・それを「UTPタイプ」といいます。平衡伝送である「電話」なんかは昔からシールドナシ、それが「原点!」・・・しかしネー (^_^;)
そこでUTPではなくシールド付きの「STPタイプ」のケーブルを求めてネットをグルリと。
ない、ない、ナイ、無い! どっこにもない、3m、5mでベラ高の「カテゴリ7」ならあることはある。(アナログマルチの4対にきわめて似た構造)これでは意味がない。
「どこかで見たことがある」ってツチノコみたいな 「Cat-5のSTPケーブル」
Netじゃどうしようもない・・・んで無鉄砲Shinさんはもうアキバにいました。
メイドさんたちの「おいしくな~れ♪ 萌え萌えキュン! §^。^§ 」なんてやってるのを写メしてから・・・
歩き回る限り大型店も専門店もPC周辺機器やLANコーナーには「STPケーブル」はほぼナイ。せいぜいCat-7の短いのが、おしるし程度にあるだけです。(1.5m~5m、メチャ高)
有ったぞ!
あの事件現場のまん前の愛三電気」で見つけました。
カテゴリ5(Cat-5eのSTPケーブル)、15mで1,800円でした。
切り売りならもっと安いけどモジュラーコネクタ工具が必要だし、それにものすごく失敗が多いんです。「LANケーブルチェッカー」も必要かも・・・。加工済み品の15mでとりあえずチャレンジ。
この店、時間もらえば何mモノでも加工するって言ってました。
で・・・ こんなの出来ましたけど
かなりチープな感じだけど、まあ普通のLANだってほぼ同様ですからコネクタが抜けないように気をつけるだけでしょう。
使用ケースはタカチ電気の125mm×70mm×40mmです。
これ以上小さくはなりますけど、こういうモノってある程度の大きさ・重さって必要なんです。
この場合では片側170gですが、400~500gでウェルバランスだと感じます(重石入れちゃうカナ・・・)
受側LANコネクタ(モジュラー受け口)はSTPケーブル用のアース付です。(この形式の受け口を探してください)
LANコネクタの固定は「ホットメルトとかホットボンド」とか呼ぶ、いわゆるスティック状のプラスチックを専用工具(安物の半田ゴテのような、水鉄砲のような・・・そんな道具です)で溶かしながら充填していくアレです。
良質な絶縁材料ですし、想像以上にしっかり固定出来るのでこういう工作にはいいですよ。
※ここはゴム系ボンドで固定した場合、経時劣化と湿度で必ずトラブルを起こします。
(基本結線図)
特にGND系統にご注目ください、(プラスチックケース使用を前提にします)
LAN結線表です
ここでは「ストレート接続」で行きましょう
やはり心配ですよね、こんなので4chマルチって、ノイズは心配ないの?
結構です、見た通りですのでこれでも使い道のある方のみご参考くだされば。
外部誘導ノイズに対する耐力(排除能力)については2T2S並じゃないでしょうか?
LANケーブルはツイストペアケーブルそのものです、STPケーブルではそれを一括シールドした構造ですので4E6Sのような磁気シールド(ツイストペアをツイストさせて静電的シールドのみならず電磁的シールドグレードを効果的にUPさせた)ケーブルとは違い、特に弱いのは照明の入った現場です。
SCR調光ノイズまでは排除する構造ではありませんのでムリです、まあ2T2Sもそうですから。
それでも・・・それでも・・・使い道はありますので必要に応じて考えていただければ結構です。
<下の測定結果をご参考ください。>
(レベルメータの最小読取値は-60dbm)
≪測定結果です≫
1.カッド間で発生するクロストークは周波数が高くなるほど大きくなるが、問題になるレベルではない。
2.外部ノイズに対してはSTPが有効・安心だがUTPが特別極端に劣っているわけでもない(シールドナシでもチャレンジして見てください)
3.カッド別に、1.2の特性にバラツキが見られる
でも構造上そこまでは言えない
また「伝送特性」とは無関係です。
①カッド間のクロストークもラインレベル(+4dBm)を送った場合のデータですので、マイクとラインをとりまぜて送った場合、ラインの信号がモレるかどうかという測定結果です。
もちろんマイクレベル同士ではまったく問題ナシという事になります。
②外部誘導ノイズも測定上、特に欠点は見当たりません。
※使い道さえ限定すればUTPケーブルでもそこそこ使える事も併せておわかりいただけると思います。
またこの他「計装ケーブル」では使えそうなものがいっぱいあるんですがネ。
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