ShinさんのPA工作室

※ ないモノねだりこそ開発の原点だ ※ 

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【お役立ち記事へのショートカット集2】
(2013年9月~2015年8月)

お役立ち記事へのショートカット
(2009年6月開設~2013年8月)

ご注文により製作を承っているマイクロホンは次の通りです

fet fetⅡi fet3 (旧measurement-fetⅡ)fet V が対象、カプセルはいまや貴重品となった「WM-61A」を使用、違いのわかる方だけにお贈りするホンモノの「パナソニック」、詳細お問合せください。

⇒このブログは2016年4月12日、開始以来通算500万アクセスに達しました、読者の皆様に深く感謝申し上げます。


ファンタム式パナ改マイクは今やメジャーな現場でも高評価活躍中のハンドメイド業務用マイクです。

fet i はさんしん(沖縄三線)PA用として開発したクリップオン向け超小型マイクです。あらゆる楽器に適合、「生音がそのまま大きくなる」と皆さま言われPAを意識させないその音はめずらしいです。
ファンタム式パナ改マイクについては『1323 :ファンタム式パナ改マイクの魅力はこれだ(設計思想)』 『「1014:ファンタム式パナ改マイク」って何だ?その進化を追う』  又は『1048:Shinさんのマイクロホン開発挑戦記(第一編)』 でご確認下さい
2013年秋発見した某社の単一指向性カプセル はヨーロッパの名マイクに匹敵すると言われています。
名物の定番、マイクロホン改造:CM5PDM57XM8500ECM8000C-1、の改造チューニング法は「 1109 :禁断!「激安マイク CM5 の定番化改造」を材料費0円で」 「1042 :このブログを参考にマイクの改造をなさる方へ」 にて。リボン型 R144は前編  後編 で高級マイクに大変身。
★2,380円(アマゾン)の中華超激安マイクBM800、700、
簡単な改造で世界レベルのマイクに変身、ノイマンと真正面から対抗できるとんでもない実力を持ちます。
PA(SR): ビッグバンドJAZZ PAにこだわりあり。 一般PAの延長では自滅する。PAの原点から、最初から考え直しましょう。 「過ぎたるは及ばざるよりひどい」、オペできないなら生音で。

ハイビスカス(私のこと) 私がさんしん 沖縄 を始めたのは2010年夏「島唄ライブツアー」の音響きっかけ、唄者や沖縄のスタジオエンジニアの方にはいつもお世話になっています。fetⅡi はこの中から生まれました。 (Shin 


2016.6.11 巻頭文更新


テーマ:

知り合いの音響家の先輩から戴いた往年の名機 「RCA 77DX」の蘇生・復元記録です。




蘇生・復元を終えたRCA-77DXの勇姿


さすがに70年近い歳月を経たお宝は想像以上に疲れ果てた姿でした。



ヒビの入ったケーブルはかなり硬いが何とかこの状態で音出しに挑んだ。


出た! 「とにかく出てくれればなんとかなる」と思った。音は中域しか出ていないので磁極当たりであろう、軽傷だ。



案の定リボンはかなりノビて、やはり一部が磁極に触れているようだ。

リボンは1.8ミクロン、幅1.5mm、長さ20mm、リボン~磁極間のギャップは0.1mmにも満たない精密さ。


〈1ミクロン=1,000分の1mm、1.8ミクロンとは1,000分の1.8mm、正月の金箔入り清酒の金箔とほとんど同じだと思ってください)


(リボン調整)

作業にはマイナスドライバーが用いられますが、強力なマグネットに強く引かれたままリボンの真隣で使用しているの危険さを感じながらでないと簡単にリボンを突き破ります。



①コルゲーションの適正さを見る


②リボンの張りテンションが最重要課題。(張りすぎはナローレンジに、テンション不足は高域のないダラシナイ低音マイクになる)


③ワイドレンジかつレベルの高い一点を見つけ、適正と思われたところで仮止めし、指向性を切り替えた時できるかぎり音色変化の少ない良好状態、それを探り当てます。




(判断の天地を分けるプラス思考とマイナス思考

リボンが長手方向、固定金具直前で切れていても「リボン切れ」なんて言うな!


伸びたリボンを引き寄せればうまくいく、張れさえすればこっちのものだ。

張り替えを回避できるラッキーサインだと喜べ、あとは自分の技量のみ。


「ダメだ、切れている、残念だけどこれで何もかも終わりだ」 マイナス思考


(前面を下に向け背面からゆっくり息を当てれば切れたリボンは垂れ下がってくる。傷めないように慎重に竹串や爪楊枝でそっとたぐって電極に乗せればこっちのモノ、決して金物を使わないこと)



(変形修正)



お顔の凹みは球型の木型で整える。



出来た!!


とおもいきや、「なんだこれ、時々余韻が「ビリビリ」・・・次に「中域しか出なくなった」・・・・・リボンの磁極当たりか?

何と防塵布がリボンに触れていた。


リボン保護メッシュ裏の絹布。

ダルダルに垂れ下がっていたので数か所ポイント固定した。




いよいよ完成



70年近い歳月を経ていまその雄姿を現した。

音質は言う事なしのRCAサウンド。


(指向性切替構造)

GOOD 最重要ファクターはなんといってもリボン・テンションの適不適に尽きます。

不適の場合、双指向性では何とかOKでも単一、無指向で金切り音だったり、この部分は根気のいる見極めが大切です。


(発見)

(正面上下方向の指向性と表現)

正面方向トップ近くの20度~90の位置のBassに重心を置く独特の表現はWBにはもってこいだろう、A点~B点にかけてフラットな表現、オールマイティに使えるポジション。

ところがC点まで来ると、いきなり「よそよそしい」音に変わる。


トークスタジオなどの逆さ吊りでは自然にA点にアナウンサーの口位置が来るだろう。



【支度部屋】

1.ラッキーにもスタンドアームがある、左右のネジや金属部品はない。されば・・・


①5mm、φ6スペーサを両側に入れた。

②M6飾りねじ(メス)に1/4インチのタップで再ねじ切り。


2.ケーブルの交換、ロクショウやヒビの入ったRCA独特の「茶色」ケーブル、

ラッキーにもベルデン8402」という高~いケーブルが同一色で、やや細いものの完全互換できることが分かった。



ベルデン8402 :1m1160円(トモカにて)


3.(訓練)・・・結果的にこれが最重要でした。

私(Shin)の場合、今回RCA77DXの蘇生・復元にあたり、「音創り研究会」 の自作リボンマイクを使って1.8ミクロン、ほぼ同サイズのリボン張りを失敗を繰り返しながら安定的に「切り出し」「コルゲーション加工」ほかリボンマイク作りと修理に慣れてリボンマイクに対する恐怖感を取り除くと同時に独特のクセ習得訓練を1年間程度続けてまいりました。

この間にリボンマイク各コンデションによる音の違いの習得にあたりました。

リボンマイクのユニット(モーターと呼ぶ)の中にまず慣れておかないと非常に危険な感覚的な手先と耳の精密作業である為、まず一定の訓練が必須であることを申し上げておきます。

                       


(感想)

いかにもアメリカのリボンマイク、中域から高域にかけての張りはベイヤーとも異なり、国産Bベロなどとは対極的なヤンキーな音造り。

同じリボンマイクでも生産国によってこれほどまでに異なるのは、やはり言語の違いが大きな要素なのであろう。


                      以上




(お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3など、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (オリジナル・パーツで製作)  
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)



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【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。


★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。


★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリも結構です、Shinさん独特のこだわりと非常識を以て音響の世界を刺激してまいります。                   


                             
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ことしも八の字巻きの夏がやって来ました。


優勝賞金10万円は誰の手に?


2016選抜マイクケーブル8の字巻きコンテスト


選抜選手と予選を勝ち抜いた選手が決勝戦で2016年の日本一を競います。
優勝者に「マイクケーブル8の字巻匠」の称号と副賞¥100,000を贈り、準優秀者には「マイクケーブル8の字巻准匠」の称号を授与。会期中に一般予選・決勝を行いますので、奮ってご参加ください!


日時 : 2016年7月7日[木]
一般予選11:00~ 決勝14:00~

会場 : 展示会場内 特設ステージ


主催 :(一社)日本音響家協会 
特別協力 : リード エグジビション ジャパン(株)

協賛 :モガミ電線(株)/カナレ電気(株)/(株)パシフィックアートセンター/(株)マクロスジャパン/
ザ・ゴールドエンジン/ライブギア(株)/(株)エヌエスイー/オタリテック(株)/オフィス アール/ヒビノ(株)/
ベステックオーディオ(株)/ネットワーク(株)

●競技参加申込み先:
http://www.seas.or.jp/
● 問合せ先:(一社)日本音響家協会 事務局 honbu@seas.or.jp




昨年の動画です

https://www.youtube.com/watch?v=aPjSPNwhiqY



優勝者・湯浅俊幸さん(右)と準優勝者・阿部麻菜美さん

 



「八の字巻きって?」

http://www.seas.or.jp/hachinojimaki/hach.html





ことしの八の字巻きコンテストは第3回 ライブ&イベント産業展のイベントとして開催されます。

http://www.live-event.jp/seminar-event/Conference_Event06/



Shinさん、去年は審査員やっていましたが今年も会場のどこかにいます。






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【目的】あの名機に充実した低域の獲得と更なる本質的チューニング。


話題となって久しくすでに定番化が見られるAMAZONの超激安コンデンサマイク高級化改造。

皆様、無事に改造され、価格からは考えられないパフォーマンスに満足されている方、もっとやりたい方それぞれでしょう。


1609:総集編 http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12138466195.html でご案内の通り、改造パターン1~3までそれぞれ特徴・キャラクターがありますのでご自分にあった改造で良いと思います。

葉っぱ この改造には次の3種類があります。

タイプ数字1良質なコンデンサマイク 

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12115618790.html


タイプ数字2 海外高級コンデンサマイク

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12123022225.html


タイプ数字3 世界の名機と勝負できる最高クオリティのコンデンサマイク

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12125583894.html


多くの方のご意見は「素晴らしくいい音だ、低域不足を除けば・・・」に尽きるようです。


「ならば! 」・・・・と


1.普通にドレイン接地・ソースフォロワで

①カプセル受けFET ドレインから次段へ・・・ソース接地

②カプセル受けFETソースから次段へ・・・ソースフォロワ

この両者切替比較を簡単にできるようにドレイン負荷抵抗2.2kΩを残しておりました。


単純ですがソースフォロワでこのマイクを生かすかぎりドレイン側の2.2kΩは不要につき短絡します。

これによって約3dB以上ゲインがUPすると同時に低域も増強されます。


(回路図)



(実体写真)

この方法をお薦めします。





2.カプセルと結合デバイスの本質を探ってみた。

コアな研究がお好きな方以外にはお薦め出来ませんが・・・


重箱のスミを突き始めたところ、「ハッと」気がついたことがあります。

「直流バイアス・コンデンサ型」、「FET外付けエレクトレット・コンデンサ型」ともにインピーダンス変換デバイスとの接続法が2通りあることについてです。


カップリングコンデンサを使うものと直接接続するものが適時使用されていますが、この意味やいかに。


FETまたは真空管との直結は好ましくないだろう、という発想(成極電圧またはエレクトレットチャージ電圧によるゲート電圧の振られ?を心配)から強引にコンデンサによって「隔離」したが。

それが原因なのか違うのか、どちらにしても結果だけはハッキリ出ている。


BM800搭載カプセルのコンデンサとしての容量は、大きさ・形状のよく似たECM(UEM-16)にならって17PFと仮定し、結合容量はこの形式のマイクの平均値(470PF)をメドにした。


問題はこのコンデンサの種類による音質の適正な変化とその良し悪しです。




◎その結果やいかに


豊かな低域とさらに「ファット」な音質を獲得です。


今回のサンプルは「タイプ数字3の改造品」に手を加えました。

①ツェナーダイオード撤去、 ②ソースフォロワ出力、 ③耐震ジェル(エラストマー)、同軸ケーブル使用の防振。


上記の改造をおこなったBM800を使いました。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12125583894.html



【回路】

今回の改造は赤色部分です。


WIMA FKP-2 100V 470PFを追加した様子です。

各種コンデンサを変えてテストしまくった果てなので汚くなっていますが・・・


(ECM~FET間にカップリングコンデンサ挿入)



波形:«測定法が不適切なため波形は削除しました》


コンデンサはWIMA FKP-2 100V 470PF使用

ローがすっきり伸びました。




(ECM~FET間直結)=元のまま(タイプ数字3の改造品)の特性

波形:«測定法が不適切なため波形は削除しました》


200HZ以下が典型的にロールオフされています。



(コンデンサの選択)

(コンデンサ種類で激変するのだが・・・・・) 容量=470PF

① ニッセイフィルムコン @60円

子音が汚れ、高域にささくれ立つようなひずみ感あり


② 双信電機シルバードマイカ @300円(伝説の名コンデンサ)

中高域は透明感あり、硬めの音質、低域伸延はない。


③ 無名メーカー円板型セラコン@15円

出力レベルが下がり、やせた音、ホワイトノイズが激増。


④ WIMA FKP-2 (メタライズド・ポリプロピレン)@60円

低域が伸び一瞬「ハッ」とするファットな高音質。


ムラタ積層セラミック、Linkman MFコン、ポリエステルフィルム、FRAD-Erectronics フィルムコン、マルツのマイカコン、マイラコンなどについても音質評価を行いましたが好ましいものは皆無でした。



◎ここでもWIMAのコンデンサは絶対的に不動であった。


(コンデンサ追加で確実に音質変化は確認できるが、好ましい例はほとんどないようです)




なぜ どうしてこんな現象が起こるのでしょう?


ECMカプセルOUT~FET-G間にカップリングコンデンサを入れた回路


この解説らしきものはまず見当たらないが、Shinの察するところ下記のことが思い当たるが疑問も多い。


1.バックプレートにかかっている成極電圧がFETのゲートに加わり、ゲートリーク電流の不適切な変化によるFETの不適切動作を避けることが目的のDCカットに効果があった為か?

しかしECMではチャージ電荷は「分極電荷」なので外部回路には関係ないはずだが。


2.バックプレートからの出力信号がダンプされても超高抵抗(100MΩ~1GΩ以上)なので直結でも大きく特性を落とすことはないはずだが、この程度の「抵抗負荷」でもダイアフラムの振幅が抑制されるか・・・


Shinの考察では後者で何かが発生しているとしか考えにくいのですが、この実態をご存知の方、ぜひ教えてくださるようお願いします。



(結論)

単に低域を延ばすためには上記1.のドレイン抵抗2.2kΩ短絡が適切です。


カプセルと次段デバイスとの関係を探りながらの音づくり実験の向きには上記2.の方法を。

この場合繰り返しますが、10種類のコンデンサをテストしています、別なコンデンサで同じ結論を得るのは非常に難しい、ここが「音響チューニング」の妙味です。


                                  以上


(お知らせ)
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(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)



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