1110 :アースについてもう一度考えてみませんか (後編2) | ShinさんのPA工作室 (Shin's PA workshop)

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2024年1月追記

 

お役立ち度 ★★★★★

(関連ページ) 

アース信仰に意義アリ1 http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10388848836.html  

アース信仰に意義アリ2 http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10408600203.html

アースについてもう1度考えてみませんか前編  http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10740281590.html

アースについてもう1度考えてみませんか後編1 http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10731838014.html

 

? なぜ「アース」なの?


古典落語に「葛根湯」というのがある。

「お次の方、どうぞ。どうしたんですか」
「先生、頭が痛いんです」
「いけませんな、葛根湯を飲みなさい。お次の方、どうぞ。どうしたんですか」
「先生、私、お腹が痛いんです」
「いけませんな、葛根湯を飲みなさい。次の方、どうぞ。あなたは」
「私、あの男の連れなんです」
「いけませんな、お退屈でしょう、葛根湯を飲みなさい」・・・・・

                               こういうヤブ医者の話。

 

ノイズであろうがビリビリであろうが、ハウリングも、接続ミスもオペミスも「アース」して治しましょうかね、どうぞお大事に・・・・・次の方どうぞ ナース

 

地球生きた「星」としての諸活動エネルギーは太陽とは比較にならないが常に形を変えながらこの宇宙に影響を与えつつとどまろうとする。

 

地球上では太陽の光と水と空気、地中マグマの活動がある限りそれを源泉としたエネルギーは地球周辺の自然界で還流する。 エコマーク

 

太陽太陽によって水を水蒸気に変え、雨を降らせる。sei

 

植物は雨を受け太陽の光を受けて葉緑素を生成する。

そして葉緑素で光合成(炭酸同化作用)を促し、二酸化炭素を吸収して酸素を生成しながら生育する。若葉

われわれヒトや動物はその恩恵を受けて生きることが出来る。

気温と気圧の変化は風を作り自然を破壊するほどの嵐も作り出す、台風それが「自然」なのだ。

 

電解水は電気的良導体としても大地総体で生きた星のエネルギー不滅の法則にしたがい自然活動の源となる。

 

自律活動のなくなった星ではこの還流ループがどこかで切れている。

他の星での静電気発生(帯電)などは現在でも案外結論の見えない未知の研究領域だ。
 

地球上ではこの連鎖・還流ループにあるすべての物理現象は大地から始まり大地に戻る壮大な閉回路の中で起こり、必ず大地にて帰結する。

 

ところが、連鎖・還流ループにない「人工的」な諸活動によって得られたエネルギーは密室で誰かが「屁」をコイた以上にやっかいな跡処理を伴う。

 

反対に、自然エネルギーの還流は決して止まらないし止めてはならない、それが自然界の摂理と呼ばれるのだろう。

 

人工エネルギーは大地を起点とする閉回路が描けない為、浮遊・拡散し、宿命として大自然の中で矛盾なく完結する事は絶対にない、地球温暖化オゾン層の縮小はこれを代表する副作用だ。

 

風が吹けば桶屋が儲かる・・・と思ってもこれは無理でしょ。

そうです、これもアース信仰と同じレベルの寓話。

 

たとえば自然界最大の「ノイズ」である「落雷」は自然界の閉回路・還流ループ内に存在するエネルギーであるが、「核エネルギーの利用」は起点から終点までの還流回路を描くことすらできない、それは起点と同じ終点が存在しないからである。

それがどんなに危険な、矛盾に満ちたものかは誰にでもわかる事だ。

 

つまり人工エネルギーはゼロ(0)電位である起点・大地(アース)とは何の関係もなく存在する、ここが違うのだ。

したがって人工エネルギーによるノイズはどんな副作用や障害を起こそうが大地アースによって絶対に完結しない宿命を持つ。

 

 

 

(追記:2012.12.23)この記事を書いたのが2月26日、まったく偶然であるが2週間足らずの3月11日に未曾有の「東日本大震災」が発生し多くの尊い人命が失われた(合掌)

 

そして福島第一原発の憎むべき大事故に至ってしまった。

 

2年前にこの記事を書いたとおり原子力事故に「跡処理」の方法は一切ない。 これは「原理原則」でありイデオロギーの問題ではない。

 

 

 

 


【筐体構造】

機器にとっての「筐体」=外筐=ケース とはそれ自身「小さな地球=アース」=星そのものとして考えれば何をどうすべきなのか、自ずから答えが出る。

 

この最大テーマは「高周波的低インピーダンス構造」にある。

 

ファラデーシールドと高周波的低インピーダンス回路とが効率よく発揮する筐体構造なら、その構造体はより理想的な「星」となる。

理想的・普遍的な筐体構造とはこういうものになる。

 

これは宇宙船・衛星を想定すれば容易に理解でき、銀河の果てまで行っても通用する電気のイロハだ、この考え方の中にアース「大地接地」という選択肢はまったくない。

 

機器の動作にとってやむを得ず「大地接地のアース」を必要とするのは良導体としての地球の機能を窃用した事による副作用の毒消し、「保安用接地」と「自然帯電の電荷ヌキ」だけとなる。

 

【結論】

で、アース(大地と電気的接続)する行為は地球規模、そして宇宙をとりまく自然環境の中でその可否の回答は最初から用意されているのです

 

それでも電子機器には「アース」というなら飛行機や宇宙船はおろかクルマにもアース線が必要です。(大昔のタンクローリー車は除電の為、鉄のチェーンをチャラチャラさせながら走っていましたがこれはきちんと大地との閉回路が形成されます、大地が起点の帯電だから大地に戻してチャラだ。

だから走ると「チャラチャラ」音がしてたんだね、きっと・・・・・)

 

ナース 

さてお次の方どうぞ・・・「胸がキュンと・・・、いけませんな、アースしておきましょう お大事に・・・」  

 

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