京都の南禅寺の隣に琵琶湖疎水の京都側の蹴上インクラインと浄水場と発電所があるのは知っている。ここの発電所は京都市電などを動かしていたことは知っていた。
しかし、京都市電など既に廃止されており、この発電所は文化財と言うか遺跡くらいにしか認識されていない。まさか現役で稼働していたなんて、驚きです。
参考
① 水車発電機のオーバーホール、報道陣に公開 京都・蹴上発電所
京都新聞(2018.11.29、参考)
琵琶湖疏水を利用する水力発電所関西電力蹴上発電所(京都市左京区)の水車発電機で、20年に1度の大規模設備分解点検(オーバーホール)が行われている。28日はクレーンで水車をつり上げる工程が報道機関に公開された。
オーバーホールでは、発電機や水車を取り出し、回転により摩耗した部品の交換や清掃などを行う。10月24日から開始し、組み立てや調整を経て来年4月に完了する予定。
同発電所の水車発電機のうち、1号機は使用していないため、稼働する2号機で実施している。水車はステンレス製で、直径約2メートル、高さ約3メートル、重さ約3・5トン。発電時は1分間に257回転する。
作業は、水車と内壁の間隔が1・5ミリしかない部分もあるため、ぶつからないよう慎重に行われた。作業員がクレーンの操縦者に笛で合図を送り少しずつ引き上げ、脇に下ろした。
藤澤直運営・運転係長(50)は「安全第一に、着実に計画を進めたい」と話した。
② 明治24年から歴史刻む「蹴上発電所」を初公開 今も5千世帯分供給 京都
産経ニュース(2018.11.27、参考)
関西電力は27日、明治時代から運転を続ける日本初の事業用水力発電所「蹴上発電所」(京都市左京区)を3月から初めて一般公開するのを前に、施設内を報道陣に公開した。
蹴上発電所は、琵琶湖の水を京都に運ぶ琵琶湖疏水を利用した水路式の発電所で、1891(明治24)年に運転を開始。電気鉄道の開通など京都の近代化につながった歴史的な施設として知られる。現在、一般家庭約5千世帯分を発電し、近隣の家庭や施設に供給している。
見学会は3月2日から毎週金曜の午前10時と午後1時半に実施。定員は各回20人で無料。予約申し込みは見学会窓口、(電)075・205・5352。
④ 琵琶湖疎水