山口県の東部、柳井市に石城山に北九州と同一形式の神籠石系山城がある。
山麓の集落と水田を眺めると、乱雑な地割に思い思いの乱雑な集落があった。北九州から朝鮮半島に見られるまとまりの無いものであった。
すなわち、住民は呉系弥生人(O2b、物部氏)の末裔であり、北九州の住民と同族であった。神籠石系山城は籠城のための山城であり、瀬戸内海沿岸に見られる高地性集落と同じく争いを前提とした物であった。
茶臼山古墳、長さ約85mの前方後円墳で日本最大の大鏡が発掘された。すなわち、古墳時代、ヤマト政権に対抗出来る勢力となった。神籠石系山城と共に在地勢力の土木技術の高さが伺える。
参考
① 高地性集落について(参考)
② 神籠石系山城について(参考)
③ 環濠集落について(参考)