新型コロナウィルス感染症の感染者数が増加したことから、緊急事態宣言が発表されました。

 

そのため、新たな水際対策措置が決定されました。

 

 

 

先日、ご依頼を受けて在留資格「特定技能1号」の認定証明書を取得したベトナム国籍の方々が、1月9日に入国する予定でしたので、入国ができるか心配しておりました。

 

今回入国する方々は、レジデンストラックを利用して新規入国する非入国拒否対象国から入国する方々でしたので、検疫等で4時間くらいかかったものの無事に入国できたようでしたので、安心致しました。

 

通常、レジデンストラックの利用に際しては、誓約書を提出しますが、その誓約書中の記載で、入国までに民間医療保険(滞在期間中の医療費を補償する旅行保険を含む。)又は公的医療保険への加入が求められております。

 

この点、今回の受入機関では、民間医療保険の加入が間に合わなかったようで、公的医療保険の加入を1月9日付で行う手続きを来週中に行うということを検疫で約束して、入国が認められたようでしたので、少々時間がかかったようです。

 

レジデンストラックにおける保険加入の趣旨が、医療負担の軽減とのことですので、速やかに加入手続きがとられれば、問題がないと判断されたのだと思います。

 

いずれにしましても、これから14日間の隔離期間が始まりますので、しっかりと守っていただき、日本で活躍していただきたいと思っております。

 

入国に関する手続きや在留資格の手続きは、新型コロナウィルスの関係で非常に流動的で、煩雑となっております。

 

何かご不明な点等ございましたら、お気軽にご連絡ください。

 

・外務省、「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について」(令和3年1月8日)

 

 

本日は午前中に東京入管へ行ってきました。

 

昨年、技能実習終了後に本国へ帰国困難となってしまった在留資格「特定活動」の方々について、在留資格「特定技能1号(介護)」への変更許可申請を行っておりましたので、その審査結果の確認を行いました。

 

在留資格「特定技能1号」への在留資格変更許可申請は、通常、1カ月程度の審査期間が予定されておりますが、今回、申請から1週間で東京入管から審査結果のハガキが届いたため、とても驚いたと同時に当該審査結果を心配しておりました。

 

 

収入印紙を購入して、窓口にて審査結果を確認したところ、無事に変更が許可されたことを確認できました!

 

 

 

申請人である外国人の方々を採用した依頼人の介護事業者様は、速やかな許可取得をとても喜んでくださいましたし、申請人の外国人の方々もすぐに仕事をすることができて、とてもよい結果となったと感じております。

 

今回は、申請書に添付する書類の大切さを改めて認識致しました。

 

今後も速やかな許可取得のために、経験とノウハウを蓄積していきたいと思います。

 

特定技能申請において、お困りの方はお気軽にご連絡ください!

 

12月26日に新たな水際対策が発表されました。

 

 

先日、ご依頼を受けて、無事に認定証明書の交付を受けたベトナム国籍の方々が年明けに入国する予定でしたので、この発表には大変驚きました。

 

発表された内容をよく確認しておりましたところ、以下の文章が気になりました。

 

1.全ての国・地域からの新規入国の一時停止 「国際的な人の往来の再開」(第43回新型コロナウイルス感染症対策本部(令和2年9月25日)資料4の1(2))に基づき、本年10月1日から、防疫措置を確約できる受入企業・団体がいることを条件として、原則として全ての国・地域からの新規入国を許可しているところであるが、本年12月28日から令和3年1月末までの間、この仕組みによる全ての国・地域(英国及び南アフリカ共和国を除く)からの新規入国を拒否する。

 

(注2)この仕組みを使うことを前提とした発給済みの査証を所持する者については、原則として入国を認める。

 

この仕組みとは具体的に何を指しているのか不明確であったため、出入国在留管理庁審判課へ架電し、確認を行いました。

 

お電話で情報の詳細を確認したところ、今回の発表では、『グローバルレジデンスの仕組みで入国する方を一時停止する措置を行った』とのことでした。

 

つまり、防疫措置を確約できる受入企業・団体がいることを条件として、ビジネス上必要な人材等に加え、順次、留学、家族滞在等のその他の在留資格も対象とし、原則として全ての国・地域からの新規入国を許可するグローバルレジデンスの仕組みを停止し、レジデンストラックやビジネストラック等の二国間の取り決めで行っている入国の仕組みを利用して、入国する方々については、従前どおりの方法で入国することができるということのようです。

 

 

ちなみに、現時点でレジデンストラックやビジネストラックの対象国や地域や以下のとおりです。

  • タイ(7月29日から開始)(レジデンストラック)
  • マレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、及び台湾(9月8日から開始)(レジデンストラック)
  • シンガポール(ビジネストラック(9月18日から開始)、レジデンストラック(9月30日から開始))
  • ブルネイ(レジデンストラック(10月8日から開始))
  • 韓国(ビジネストラック及びレジデンストラック(10月8日から開始))
  • ベトナム(ビジネストラック(11月1日から開始)、レジデンストラック(7月29日から開始))
  • 中国(除く香港・マカオ)(ビジネストラック及びレジデンストラック(11月30日から開始))

 

新型コロナウィルスの変異型も現れ、ますます人の動きや生活に変化していくように思いますが、命を守ることと経済を回すことを同時に進めていくことは本当に難しいですね。

 

今後も自分のできるサポートを尽くしていきたいと思います。

 

外国人のビザ等の関係でお悩みの方はお気軽にご連絡ください。