《これまでのお話》

ヒプノセラピー:井上内親王4度目の登場①

 

インナーチャイルドのセッションを予定していましたが、前世に飛んでしまったので、

ここからは前世のセッションとして進行していきました。

 

前世の私は、白っぽい薄汚れた着物を着た女性でした。

足は裸足で、すごく汚れており、爪もボロボロになっていました。

 

自分が何歳ぐらいかはわかりませんでした。というのも、「もう死んでいる」という

感覚があったからです。

 

自分がいる場所は、窓も何もなかったので、最初は牢屋の中のように感じましたが、

次第に、「霊界にいるな」と理解していきました。

この時点で、井上内親王の再々々登場ではないかと思ってはいましたが、

確信が持てませんでした。あまりにも登場回数が多すぎるからです。

 

ここで、マリア先生の「井上さん、まだいたのね」という声が聞こえ、

やっぱりそうなのか・・・と思いました。

 

なぜ、ここにいるのかについては、「何もしていないのに、入れられてしまった」

「誰かに陥れられた」「どうしてこうなったのか、さっぱりわからない」と感じており、

非常に戸惑っていました。

 

そして、さっきまで、現世の息子が一緒にいたはずなのだけれど、どこに行って

しまったのだろう? どこに連れて行かれてしまったのだろう? と思いながら、

探そうとしていました。

 

セッション中、ものすごく気持ちが悪くて、ひどい吐き気がしていました。

死んだ原因は、毒殺か、餓死のように感じました。最後は毒殺されたにしても、

死に至るまでのかなり長い間、まともに食べていなかったような気がしました。

 

ここはどこなのかを聞かれて、「日本か、アジアか・・・」と答えながら、なんとなく

違う気がしました。井上内親王なら、没地は現在の五條市であり、肉体は五條市に

埋葬されているはずです。でも、このときのヒプノで自分(井上内親王)がいた場所は、

この世界のどこでもないように思えました。

 

霊界の、すごく深いところ・・・。

 

そう感じながらも、確信が持てず、

「私が井上内親王だとしたら、ここは山の中ではなく、すごく深い所」

とだけ答えたので、周囲の方々は、何のことかわからなかったかもしれません。

 

吐き気とともに、胸のあたりが押しつぶされるような重苦しさを感じました。

恐怖、悔しさ、無念などの思いとは別の、物理的な重さでした。

 

胸のあたりに、大きな石が乗っている・・・。

 

ここで、先程の「山の中ではなく」発言に続き、唐突に、

「重い石を乗せられている」と言ったので、周囲はますますわからなくなったのでは

ないかと思いますが、マリア先生がフォローしてくれました。

 

かつて、○○(←忘れてしまったけれど地域名)が外国から攻め込まれ、元から

その地域にいた人達が虐殺され、身体に石を乗せて、折り曲げて縄で縛って

埋められたらしい。それと同じようにされたんじゃないの? と。

 

このセッションのとき、受講生以外に、ビジョンが見える方がいらっしゃり、

その方も、屈葬にされたビジョンを見ていたようでした。

 

この話を聞きながら、やっぱりそうだったのか・・・と納得しました。

先月、井上内親王のことを調べていたときに、かつて「石抱葬」と呼ばれる埋葬方法が

あったという情報をやたらと目にしました。過去にヒプノを受けたときの感覚とあわせて、

井上内親王も石を抱かされて屈葬にされたのかもしれないと感じていたからです。

 

「生まれ変わらないように願われて、石を乗せられている」

「石をどけてほしい。縄も外してほしい」

 

そうお願いして、石を取ってもらい、縄も解いてもらいました。

それに伴い、吐き気と、胸のあたりの重苦しさが、薄れて行きました。

 

レイキの自己ヒーリングをしているときに、第一チャクラ、第二チャクラのつまりを

感じることがよくありますが、この他に、呼吸をしたときに、第四チャクラあたりに

苦しさを感じることもありました。「肺が膨らまなくて十分に息が吸えない!」という

感覚でした。肺の疾患はありません。

この感覚はもしかしたら、前世のこの石と関係があったのかもしれません。

 

ヒプノセラピー:井上内親王4度目の登場③