《目次》
インナーチャイルド8歳の私①-ヒプノセラピー編 ←閲覧注意
インナーチャイルド8歳の私②-ヒプノセラピー編
インナーチャイルド8歳の私③-振り返り編 ←閲覧注意
セッション時に思い出せたのは、トラウマになった出来事が起きた日のことだけでした。
そして、セッション後の数日で、あの日が一番ひどかったけれど、そういえば、あの日だけ
ではなく、わりと日常的にあったことだったと気付いたりしました。
気付いたことの中で、一番驚いたのは、前世とインナーチャイルドの関連でした。
縁側の女の子が、男の人に襲われたとき、「抵抗してはいけない」と感じましたが、
8歳の私もトラウマになった出来事の日、同じく、「抵抗してはいけない」と感じて、
反撃や抵抗をやめています。
そして、非常に不気味に感じたのは、縁側の女の子と8歳の私の叩かれた感じや、
反撃して抵抗した感じが酷似していたことでした。登場人物が違うだけで、起こっている
事柄が部分的には、ほぼ同じ感じなのです。当時は、どちらも私の頭の中にある記憶
だから、似た映像を作り出したのだろうかぐらいに思っていました。
ですが、今、振り返ってみると、周囲の状況、例えば部屋の感じなどは、二つのケースで
全く異なっていました。8歳の私がいたのは、当時住んでいた部屋でした。一方、
縁側の女の子がいたのは広い和室で、床の間に飾り棚があり、大きな壺が見えました。
このことからも、自分の記憶に基づいて、似た映像や状況を作り出したと考えるよりも、
前世とインナーチャイルドで別々に見た映像が、たまたま部分的に似ていた
と考える方がしっくりいくように思いました。
前世とインナーチャイルドが繋がっているとしたら、これはとても怖いことだと感じました。
そして、つい最近、マリア先生に尋ねてみましたら、やはり関連はあるみたいなのです。
私は、忘れていたというよりも、記憶に蓋をしてインナーチャイルドの傷を封印していた
ような気がします。封印していても、ンナーチャイルドの傷は、今の生き方にも多大な
影響を及ぼし、知らず知らずのうちに、言いたいことが言えなくなったり、自分の意見を
持てなくなっていったように思います。そして、そのインナーチャイルドの傷は、前世の
傷に引き寄せられてついてしまったものなのかもしれません。
本当にそうなのだとしたら、前世の傷を放っておくと、また、同じような傷を負う現実が
起きるかもしれないという、すごく怖い話になってしまいます。
私には妹がいるのですが、そういえば、妹が母に叩かれたところを見たことは一度も
ありません。実際、本当になかったと思いますし、厳しく叱られたということもなかった
ように思います。それに対して私の方はよく叱られ、その度に手が飛んできました。
上の子だったから、私に厳しかったのかもしれませんが、当時は「私が悪い子だから?」
と思いつつ、理不尽で不公平に思えて、悲しくて、疎外感を感じていました。
でも、前世が同じような傷を再現するのだとしたら、兄弟姉妹とは言え、前世はそれぞれ
違うでしょうから、引き寄せる現実に違いがあるのは、仕方のないことかもしれません。
一方で、頭では仕方ないと思っても、まだ、納得しきれない気持ちが残っているのか、
今でも、思い出すと辛く感じてしまうときがあるのも本音です。そして、ちゃんと母に
愛されていたんだと思うことに疑問符がついてしまい、そんな自分はおかしいんだろうか?
感謝するということができない人なのだろうか? と思って不安になるのも本音です。