これは2年前に高崎で勉強会の講師として、公務員のパラレルキャリアについてお話させていただいたときの、恐らくは最後のメッセージとしてお見せしたスライド。
当時、どんな気持ちでこのスライドを使ったのか、ブログでも書いていました。
本当は、やりたいこと、あるんでしょ?
社会に対して
「こうなったらいいのに」
っていう希望とかモヤモヤ、あるでしょ?
それが出来ないコトを、仕事とか家族のせいにしていませんか?
人参一本買うことだって、私たちは社会に対して影響を及ぼさずにはいられません。
地元の上尾の農家さんが作った人参を買うのか、それとも茨城の人参を買うのかで、私の払ったお金が誰の暮らしを支えるのかは異なります。
何もしないことは、社会に影響を及ぼさないこと、にはならない。
善くも悪くも。
それなのに
「仕事が忙しくて」とか
「子育て真っ最中で」とか
って逃げるのは、もう辞めたらいいと思うんです。
いや、「社会に影響を及ぼす」って言ったって、何も最初から「NPO活動を始めましょう」とか、「地域活動を始めましょう」とか言ってるわけではありません。
まずは、
あ、生きてるって、
社会に影響を及ぼすってことなんだな、
この本を商店街の書店で買うことも
隣の子どもに「おはよう」って言うことも
部下と1対1で話す時間を作ることも
子供服をリサイクルすることも
総て、社会に影響を及ぼす行動なんだな、
そう自覚することから始まるんだと思います。
自覚をしたら、次は、主体的に選ぶ。
この本を商店街の書店で買うことも
社会に影響を及ぼしているんだな
そう自覚をする段階から、
この本をネット通販ではなく商店街の書店で買うことは、この街に書店があるという未来に繋がるし、私はそんな未来を創たいから書店で本を買おう、と主体的に選択することで社会に影響を及ぼすという段階。
いずれにしてもやることになっている今日の自分の行為を、ただ無意識に行うのではなく、自分が創りたい社会のために選択できることなんだと自覚し、主体的に選択するということ。
自覚をする
主体的に選択をする
そして、それで足りなければ、更にやりたい何かが残されていれば、何か行動を起こすこともできるということ。
この街に書店があるという未来を創るために、自分が書店で本を買うという主体的な選択だけに留まらずに、書店とタイアップして読書会を実施してリアルな書店が持つ場のチカラでコミュニティを創り、文化を育ててみる。
この段階が、私が日頃語っている言葉で言うところの、自分のミッションを掲げて“2枚目の名刺”を持って活動するということ。
社会に影響を及ぼすことから もう、逃げるのはよそう
そのとおりだと思う。
でも、それが即ち、どんな立場でどんな環境にあっても2枚の目の名詞を持って社会的な活動をしたらいいじゃない、ということではありません。
それができる立場や環境にある人もいれば、もちろんそうではない人だって多くいるはず。
ただ、そんな風に2枚目の名刺を持つような立場や環境に“今は”無いという人であっても、社会に影響を及ぼすということにおいて、無力であることは不可能です。それは微力かもしれないけれど。
だから、自覚をしましょう、ということ。
そして、出来ることから主体的に選択しましょう、ということ。
その主体的な選択を重ねた先には、自分が在りたいと願う姿に近付いている社会があるかもしれませんし、いつか、本当にそんな社会を創るための“実行者”として2枚目の名刺を掲げる日が来るかもしれません。
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